サブスクリプションビジネスにはなぜデジタルシフトが求められるのか

サブスクリプション 2022年4月13日

今多くの企業が導入を始めている「サブスクリプション」というビジネスモデル。

サブスクリプションの本来の意味は、「定期購読」や「予約購読」という意味であり、定期的に料金を支払うことで、特定の商品やサービスを自由に受けることができるという仕組みです。

従来までの買い切り型のビジネスモデルとは異なり、料金を支払っている限りは追加料金が発生することなく、常に最新のサービスを受けることができます。

消費者の意識が、モノを所有する時代から、モノを利用する時代へと移行している現代だからこそ、サブスクリプションのようなビジネスモデルが受け入れられやすくなっているのでしょう。

サブスクリプションビジネスのように、多くの企業がデジタルシフトに取り組んでいるのですが、なぜ今デジタルシフトが求められているのでしょうか。

そこで今回は、サブスクリプションビジネスにはなぜデジタルシフトが求められるのか、ということについて、詳しくお話させていただきたいと思います。

サブスクリプションビジネスにご興味を持たれている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

Contents

デジタルシフトとは

従来までアナログで行っていた業務や企業の活動を、デジタル技術を活かして、より効率的に業務を実施し、さらに便利でより快適にビジネスを進めることに変化させることを、デジタルシフトと言います。

デジタルシフトと似た言葉で、デジタルトランスフォーメーションというものがあるのですが、デジタルトランスフォーメーションは、デジタル技術により社会にもたらす「革新」を意味しています。

デジタルシフトよりもデジタルトランスフォーメーションは、より広い意味を含んでいることが特徴であり、デジタルトランスフォーメーションを実現するための要素の一つとして、デジタルシフトがあると考えられているのです。

新型コロナウイルスの影響により、顧客接点がオフラインからオンラインへと移行しており、オンラインで顧客とコミュニケーションを取る、という行動が加速しています。

対面販売よりもオンラインを活用して販売する動きが多くみられたり、商談などに関しても、オンラインシステムを活用した商談やオンラインセミナーなどを実施する企業も多くなっていますよね。

企業がデジタルシフトに適応することで、新しい顧客接点を創り出すことができるのです。

コロナ禍において、さまざまな業種が集客のためにサブスクリプションサービスの提供を始める事例も多くなっているからこそ、顧客接点の変化には柔軟に対応しなければなりません。

デジタルシフトは、業務効率化を後押しする働きがあります。

たとえば従来まではスタッフが行っていた定型業務を、デジタル技術を導入して自動化することで、人為的ミスを削減し、業務時間を大幅に短縮することができます。

AIなどを活用し、顧客データを抽出するなどが、良い例でしょう。

また業務を実施するだけでなく、業務プロセスの一部にデジタルシフトを取り入れることで、業務効率化に繋げることもできます。

業務を自動化した分、スタッフは他の業務に充てられる時間を増やすことができますので、業務効率化をしながら生産性の向上にも繋げることができるのです。

サブスクリプションビジネスの需要が高まる上では、いかに生産性を高めることができるか、ということは、企業の大きな課題になりますので、業務効率化は重要なポイントになるでしょう。

スタッフの満足度を高めるためにも、業務効率化はぜひ考えておいてください。

今、世帯の8割以上がスマートフォンを保有しており、スマートフォンからインターネットを利用する割合も非常に多くなっています。

顧客自身のデジタル活用も非常に進んでいますので、企業としても従来までの電話対応だけでなく、FAQサイトやチャットボットなどの顧客のチャネルを充実させ、顧客にとって最適なチャネルを選択することができる環境を整えることで、顧客体験向上に繋げることができます。

顧客体験向上は、顧客満足度の向上や、他社との差別化、収益拡大などの多くのメリットが期待されていますので、サブスクリプションビジネスにも非常に良い影響を与えるでしょう。

以上、サブスクリプションビジネスにはなぜデジタルシフトが求められるのか、ということについてお話させていただきました。

今さまざまな業種の企業がサブスクリプションビジネスの導入を始めており、今後もサブスクリプション市場はどんどん拡大することが予想されています。

サブスクリプションビジネスで顧客に満足してもらい、成功させるためには、デジタルシフトは欠かすことができませんので、ぜひこの機会に十分に知識を付けてくださいね。