近年非常に多くの注目を集めるビジネスモデル「サブスクリプションビジネス」。
大手企業をはじめ、続々とサブスクリプションの導入事例が多くなってきていますね。
従来までであれば、消費者は商品やサービスを購入する際、商品やサービスそのものに対して利用料金を支払っていたのですが、サブスクリプションでは商品やサービスを一定期間利用する料金を支払うという形態です。
消費者の価値観が、モノを「所有」するよりも「利用」を求めていることに変わってきていることこそ、サブスクリプションの拡大を後押ししているのでしょう。
新規事業としてサブスクリプションビジネスを開始するという事例も非常に多くなってきていますが、さまざまなマーケティング施策を図ることでしょう。
数あるマーケティング施策の中でも特に「メールマーケティング」は取り組みやすく、結果を出しやすいと考えられていますよね。
そこで今回は、サブスクリプションメールマーケティングを成功させる5つのポイントについて、詳しくお話していきたいと思います。
サブスクリプションビジネスにおいてのマーケティングの知識を増やしたい方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
メールに記載する要件は「1つ」であることが重要です。
基本的にユーザーはメールを読む時間を多くとらないと考えますので、長いメールを最後までしっかり読んですべてを理解するとは考えにくいでしょう。
たとえ1つのメール内に要件を3つ記載していたとしても、ユーザーの記憶に残るものは最初の1つだけで、残りの2つは読まれることがない、もしくは読まれても記憶に残っていないと考えるべきなのです。
メールにはテキスト形式とHTML形式の二種類があるのですが、HTMLメールを配信しましょう。
数年前までは、HTMLメールはウイルス感染のリスクが高いため、好まれないということがありましたが、最近ではウイルスに十分に対応するメールソフトがほとんどであり、特にスマートフォンではHTMLメールをフィルタリングする機能さえも無くなっています。
HTMLメールを配信することで、クリック率があがりますし、メール開封率などのデータをとることができます。
メール開封率はメールマーケティングを行う上でかなり重要な指標です。
メールマーケティングを行う上で、誰にどんな内容のメールを送るのか、どのようなツールを使うのか、どのような施策を実施するのか、いつまでにどれだけのメーリングリストを集めるのか、いつまでに何件のCV数を獲得するのか、という目的と計画を明確にすることが重要です。
失敗に終わるメールマーケティングの共通点は、目的と計画がはっきりしていないことであり、半年行ってみたものの効果が出なかった、リストが集まらなかったという状態になってしまうのです。
メールマガジンを配信するに当たり、配信回数は非常に重要なポイントです。
メールマガジンを配信するたびに配信解除をするユーザーも多くいるものの、配信することでさまざまな数値を計測することができますので、その数値を把握しスピーディに改善するためには、ある程度の配信数が必要です。
メールマーケティングを行う上で、数年前までであれば「量より質」と考えられていたことがあったのですが、ここ数年でその意識が変わっています。
多くの人は、ある程度メールが溜まったところでメールボックスを確認する傾向にありますので、毎日届くことが嫌だという理由でメールマガジンの配信を解除されることが少なくなっているのです。
つまり、メールマガジンの配信を解除されてしまう多くの理由は配信頻度の問題ではなく、「内容がつまらない」「自分には不要」などの場合なのです。
だからこそ、量を重視して多くのデータを得るほうが効率が良いのです。
最近のPCメールソフトは件名の表示幅によって50文字以上でもしっかり表示されていますが、スマートフォンなどの場合であれば20文字~30文字前後でありますので、一概に何文字までという指定はありませんが、長くても35文字以内、そして大切な情報は最初の15文字以内までに記載することがおすすめです。
以上、サブスクリプションメールマーケティングを成功させる5つのポイントについてお話させていただきました。
今はメールマーケティングに取り組んでいない企業のほうが少ないので、サブスクリプションビジネスを展開する上ではもはや必須であると考えられます。
もちろんこのほかにも、メールマーケティングを成功させるためのさまざまなポイントがありますが、まずはこの基本的なポイントをしっかり意識して実施することで、最初の成果が見えてきますので、ぜひ早速実施してくださいね。