サブスクリプションビジネスに役に立つフレームワーク

昨今、非常に需要が高まってきているビジネスと言えば、「サブスクリプション」が挙げられるでしょう。

サブスクリプションとは、商品やサービスを一定期間ごとに、一定期間の金額で提供する仕組みであり、商品やサービスそのものではなく、それを利用することができる権利が販売されているのです。

従来までのように消費者が対価を支払って商品やサービスを購入し、自分の所有物にするのではなく、対価を支払って商品やサービスを利用する権利を取得し使うというものです。

顧客にとって、サブスクリプションサービスを利用することで、費用を抑えて最新のサービスを享受でき、自分が知らないものに出会えること、そして購入やレンタルする手間が省けることなど、大きなメリットがありますので、どんどんサブスクリプションサービスの需要が高まり、サブスクリプションサービスを導入する企業がどんどん多くなっています。

サブスクリプションビジネスを行う上では、マーケティングを行うことが必要不可欠なのですが、マーケティングにフレームワークを活用することで、より効率的に戦略を立てることができ、戦略自体のブラッシュアップにも繋がります。

そこで今回は、サブスクリプションビジネスに役に立つフレームワークについて、詳しくお話させて頂きたいと思います。

サブスクリプションビジネスをより確実に成功に近づけたいと思われている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

マーケティングでのフレームワークの重要性

メディアやネットサービスが新しくなっていることにより、今のマーケティング戦略は年々複雑化しているので、ただ社内でアイデアを出し合うだけでは最適なマーケティング戦略を考案することが難しくなっているのです。

だからこそ、フレームワークを活用することで、思考が整理され、明確な判断軸ができ、アイデアベースのものを形にしやすくなり、社内で戦略を共有しやすくなります。

ですが、フレームワークには非常に多くの種類がありますので、自社の目的や状況に合わせてうまく使い分けていかなければなりません。

分析のフレームワーク

より効果的なマーケティング戦略を打ち出すには、自社への理解を深めなければなりませんので、まずは市場分析や現状分析のためのフレームワークとして、「3C分析」「4C分析」「SWOT分析」を活用していきましょう。

3C分析は、自社と競合、顧客の3つの要素を整理し、自社の強みと弱み、市場でのポジションなどを分析し、商品やサービスのブラッシュアップに繋げていきます。

それぞれの要素を書き出す際は、客観的な事実にこだわって、主観的にならないように注意しましょう。

4C分析は、消費者の視点に立って、自社の強みや弱みを分析するフレームワークです。

顧客価値とコスト、利便性、コミュニケーションにわけて、自社商品の特徴を分析していきます。

他社製品に関する要素を書き出すことで、客観的な視点で競合分析も行えるでしょう。

SWOT分析は、内部要因や外部要因を同時に分析することができるフレームワークです。

強みと弱み、機会、脅威に分けて、自社の環境要因を内外から分析していきます。

これらに出てきた項目を組み合わせて、自社の強みをチャンスにできるような今後の戦略を考えていきましょう。

消費者理解のフレームワーク

あくまでも、企業のマーケティング戦略の土台となるものは、諸飛車ニーズや行動モデルです。

だからこそ、消費者理解のために「ロジックツリー」「DECAX」のフレームワークを活用していきます。

ロジックツリーは、自社が抱える問題をツリー状に分解し、より具体的な要因や課題を把握するフレームワークです。

分解すればするほど具体性が増していく、比較的シンプルなフレームワークではあるのですが、客観的な視点にこだわらなければなりませんので、常に消費者の立場に立って問題や課題を分析していきます。

そしてもし、SNSやネットサービスを活用していこうと考えているのであれば、DECAXを積極的に活用していきましょう。

DECAXはSNSなどでの消費者行動を予測して書き出し、最適なマーケティング手法を見極めるためのフレームワークです。

全体でひとつのサイクルになっているので、サイクルが上手く回るようにそれぞれの要素を改善し、修正していきます。

まとめ

以上、サブスクリプションビジネスに役に立つフレームワークについてお話させて頂きました。

サブスクリプションビジネスにおけるフレームワークは、さまざまな場面で非常に役に立つものではありますが、これはあくまでも戦略を立てる手段のひとつに過ぎないのです。

そして必ず正しい結果が出るとも限りませんので、さまざまな視点からブラッシュアップをしていくことが重要になるでしょう。

今回お話したフレームワークを複数組み合わせて活用することも非常に効果的ですので、しっかり考えながらマーケティング戦略の土台を構築してくださいね。