サブスクリプションビジネスにおけるバックオフィス業務とは

ここ数年、サブスクリプションというビジネスモデルが脚光を浴びています。

商品を所有しなくても、その商品の利便性を享受することができることにより、サブスクリプションビジネスの注目度は非常に高くなっているのです。

顧客が商品やサービスを一定期間利用するための権利に対し、料金を支払うビジネスモデルですので、定額制サービスと同じものとして認識されます。

サブスクリプションビジネスが拡大し始めた当初は、音楽や動画、電子書籍が主流であったのですが、最近では音楽や車、家具家電、洋服の貸し出しなどにもサブスクリプションが活用されるようになってきました。

サブスクリプション市場が拡大する中で、サブスクリプションサービスを提供する企業の課題として上がることが「業務効率化」ではないでしょうか。

そこで今回は、サブスクリプションビジネスにおけるバックオフィス業務とは何か、詳しくお話させていただきたいと思います。

今後サブスクリプションビジネスをより成長させていきたいと思われている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

バックオフィス業務

営業やマーケティングなど、売上に直結するフロントオフィス業務を支援する業務のことがバックオフィス業務です。

主な業務内容としては、事務業務や管理業務内容であり、請求書の発行や契約内容の管理、従業員への給与計算などが一例でしょう。

いかに円滑に業務運営をするか、ということが非常に重要になってきます。

その一方でのフロントオフィス業務は営業やマーケティング、販売、コールセンター業務など、顧客に直接関わる業務のことであり、フロントオフィス業務は企業の業績に直結しますので、バックオフィス業務と同様に非常に重要な業務です。

ですが、ビジネスの拡大に応じて、従業員が自分がすべき本業務に集中することができる環境を作るためには、バックオフィス業務を効率化することが大切なのです。

もし今、自社サブスクリプションビジネスが効率よく進まない、無駄があると感じられるのであれば、まずは今現状の自社バックオフィス業務を見直すことから始めてみましょう。

経理・財務

経理や財務は、企業のお金に関わる非常に重要な業務であり、経営者の意思決定を助けるための重要な業務が含まれています。

企業のお金に関する重要な業務、そして経営者の意思決定を決める重要な業務は、経理と財務によって行われます。

金銭面より日々の経営活動の管理を経理が行い、企業の将来における経営活動は財務が支えています。

業務の例としては、日々の経費精算、月次・年次決算書の作成、年末調整・税務申告、資金調達、予算管理です。

経費精算は、業務効率化を進めやすい業務のひとつですので、業務効率化を行う際はまず、経費精算を確認していきましょう。

営業事務

営業事務は、営業担当者が営業活動に集中することができるための環境を作るべく、サポートのための業務を担います。

見積書作成や資料作成、社内申請事務、契約書登録などの事務作業、顧客からの問い合わせ対応が例として挙げられるでしょう。

業務効率化のため、業務事務支援を担ってくれる企業に業務をアウトソーシングし、営業事務の業務効率化に取り組む企業が多くなっています。

人事・労務

人事や労務は、企業の財産である人に関わる業務であり、採用活動や人事制度の作成や管理、給与計算や社会保険の手続きなどのペイロール、過重労働やハラスメント防止などの労務管理などが業務の一例です。

RPOという、採用代行を導入し、採用活動の一部を外部委託する企業も多くなってきました。

法務

法務は、企業活動にて生じた法務関連業務を一手に担いますので、契約書のリーガルチェックやコンプライアンスの周知徹底などの業務を行います。

企業によっては、法務部がない場合もありますので、弁護士や行政書士などに契約書のリーガルチェックや作成をアウトソーシングする場合もあるでしょう。

総務・庶務

総務や庶務は従業員をサポートし、円滑に企業活動を行えるような業務全般を担っています。

総務や庶務の業務は非常に多く、福利厚生関連の業務や、オフィス備品の管理、株主総会や取締役会の企画や運営、代表電話への対応などが挙げられます。

今はテレワークが普及していますので、代表電話への対応をアウトソーシングする企業も多くなっています。

まとめ

以上、サブスクリプションビジネスにおけるバックオフィス業務についてお話させていただきました。

サブスクリプションビジネスを効率よく進める上では、これらのバックオフィス業務をいかに効率化するか、ということが非常に重要です。

バックオフィス業務効率化を行うことで、企業にも従業員にも大きなメリットがありますので、ぜひこの機会に自社のバックオフィス業務を見直してみてくださいね。