美容室サブスクリプションで、今すぐできる顧客単価を上げる3つの方法

一定期間商品やサービスを利用したことに対し料金を支払う「サブスクリプション」が今非常に多くなってきています。

ユーザーにとってみると、料金を支払うことで好きなサービスを一定期間自由に利用することができますし、さらに企業としては継続利用を見込むことができますので、安定した顧客を確保することができるので、非常に魅力的なビジネスモデルです。

サブスクリプションビジネスが拡大当初、デジタル商材が多く取り扱われてたのですが、最近では飲食業界やアパレル業界、美容業界までもサブスクリプションビジネスが広がっています。

最近話題に上がるサブスクリプションと言えば、都心を中心に増えている美容室のサブスクリプションビジネスですよね。

美容室通い放題、シャンプーブロー定額制など、さまざまなサービスを提供している美容室が多くなっているので、さっそくサブスクリプションを導入した美容室も多いのではないでしょうか。

サブスクリプションビジネスを始めると、「顧客単価」に課題を持たれる方が多いのではないでしょうか。

そこで今回は、美容室サブスクリプションで、今すぐできる顧客単価を上げる3つの方法をお教えしたいと思います。

顧客単価がなかなか上がらない、と頭を抱えている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

方法1:鏡で見せる前にスマホで完成写真を撮影する

まず1つ目の方法は、すべての施術が終わった後、すぐに後のスタイルを鏡で見せる美容師さんが多いかと思いますが、まずは見せる前に写真を撮ることをおすすめします。
ポイントは、「鏡で見せる前」です。

最近のスマートフォンはカメラ機能の精度が各段にアップしていますので、実際より艶やかに撮れることも多いのです。

少しの差ではあるものの、スマートフォンで撮った写真を見せて、「だいぶ変わりましたね」と言われた後に鏡で見ると、完成のイメージが大きく変わります。

特にトリートメントをした後や、ヘアセットをした後では、顧客満足度はかなり向上するでしょう。

方法2:お洒落な玄関を作る

顧客単価を上げるため、顧客に満足してもらうために、今では多くの美上室がドリンクやお茶菓子が出されるようになっています。

これも顧客単価を増やすことの施策のひとつでしょう。

実際顧客として美容室を訪れた際、ドリンクがある美容室とない美容室では、満足度は大きく変わってくるでしょう。

ですがそれと同様に「玄関」も忘れてはいけません。

玄関は、お店の第一印象となるからこそ、より重視しなければならないポイントです。

たとえばビルの2階や3階に美容室を構えている場合、入口が狭くなってしまっていることが多く、内装はしっかりこだわってお洒落にしているのに、玄関は手つかず、ということも珍しくはありません。

ドア自体が綺麗にされているか、玄関からレジ裏やストック部分が見えていないか、玄関マットは綺麗であるか、ポスターが色褪せていないか、段ボールなどのゴミは置いていないか、などを確認しましょう。

人は第一印象で判断をすると言いますが、それはお店でも同じことです。

綺麗に整えられたお洒落な玄関を見ると、「相応の値段を支払っても良いお店」と安心感を持ってもらえることができるので、もし玄関を注視していなかった場合には、さっそく取り掛かってみましょう。

方法3:顧客のイベントを把握する

顧客のイベントとは、誕生日や発表会デート同窓会旅行給料日のことです。

どのようなビジネスにおいても、顧客の情報を得ることは非常に重要であるのですが、日々コミュニケーションを取ることができる「店舗」だからこそ、顧客のイベントはしっかり把握しておきましょう。

人は誰しも、お財布の紐が緩くなる時と固くなる時があり、たとえば緩くなるタイミングで、トリートメントを進められるとすると、反応が変わってくるでしょう。

しっかり売上を伸ばしている美容師さんの多くは、これらの情報を自然に聞き出し、そのイベントの前に美容室に来てもらうよう促しています。

商品の説明や販売者側の目線でなく、ユーザー目線に立って、自然におすすめをすることで、
顧客の意識に選択肢が1つ生まれるのです。

美容室側から商品の良さ、サービスの良さを伝えることはもちろん大切なのですが、それ以上にユーザーに、「新しいメニューを試してみようかな」「他のメニューを追加してみよう」と思ってもらえるようなきっかけを作ることが大切なのです。

まとめ

以上、美容室サブスクリプションで、今すぐできる顧客単価を上げる3つの方法についてお話させていただきました。

今回ご紹介した3つの方法はあくまでも一例に過ぎませんが、このように小さな工夫で顧客単価を上げることができるのです。

新規顧客獲得にはそれなりのコストがかかりますので、既存顧客の顧客単価を増やすことを第一に考え、まずはできることから始めてみてくださいね。