サブスクリプションビジネスでインバウンド集客を成功させるポイント

サブスクリプション 2022年2月28日

近年大いに注目を集めているビジネスモデルといえば、「サブスクリプションビジネス」を思い浮かべることでしょう。

買い取り式のビジネスモデルを展開していた企業がどんどんサブスクリプションビジネスの展開を始めており、サブスクリプション市場はより拡大することが予想されています。

サブスクリプションビジネスは、指定の料金を支払うことで、特定のサービスを一定期間利用することができる権利を得る仕組みです。

従来までの買い取り式のビジネスモデルとは異なり、継続して安定的な売り上げに期待することができる、ということが特徴でしょう。

既存事業に導入したり、新規事業としてサブスクリプションビジネスを始めるかと思いますが、特に新規事業としてサブスクリプションビジネスを行う場合は「集客」に関する課題があるでしょう。

数年前までは大量生産が主流であったので、訪日外国人にターゲットをおき、ビジネスチャンスを掴んだ企業も多かったのですが、コロナウイルスの影響により、そのチャンスが無くなってしまった企業も多いことでしょう。

ですが、サブスクリプションビジネスでは適切な方法で、しっかり情報を発信し、拡散されれば、外国人の需要に繋げ、購入機会を大きく広げることができるのです。

そこで今回は、サブスクリプションビジネスでインバウンド集客を成功させるポイントについて、詳しくお話させていただきたいと思います。

今後サブスクリプションビジネスで、効率良く集客を行いたいと思われている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

Contents

インバウンド集客とは

インバウンド集客とは、リスティング広告やSEO対策を行い、自社Webサイトへの流入を狙う集客施策です。

アクセス数が増加する＝自社の集客や売り上げに繋がる、という考えのもと、リスティング広告やSEO対策を重視する企業が非常に多いのですが、これは必ずしも正しい考えとは言えません。

アクセス数が増加したから、売り上げが増加するという比例の関係ではなく、あくまでもアクセス数はWebサイトを訪れた数なのです。

実際に自社が発信する情報は、自社がターゲットとする外国人が求めている情報を発信することができているのか、自社のWebサイトを訪れた外国人の心を動かすことができているのか、ということが非常に重要であり、これこそ売り上げに繋がるものなのです。

・需要に繋がりやすい情報を提供する

実際に外国人はどのような情報を求めているのでしょうか。

サブスクリプションビジネスに問わず、大きな事例として「京都」を挙げてみましょう。

京都は日本でも有数の観光地であり、日本ならではを感じることができる観光スポットも非常に多く、外国人に非常に人気が高いですよね。

そして、外国人に向けた日本の観光Webサイトを見てみると、当然京都は大きく打ち出され、多くの特集が組まれ、大々的なプロモーションが行われており、細かく、魅力的に京都の観光スポットが紹介されているのです。

これは非常に重要なことなのですが、このようなことはもう既に企業が行っていることが多いですよね。

本当に大切なことは、現地の人しか知らないスポット、コアなファン作りのための情報、他のWebサイトとは一線を画す特別な情報、外国人が「日本」を体験することが出来る情報です。

つまり、サブスクリプションビジネスとして置き換えて考えてみると、日本が好きな外国人に向けた商品やサービスを展開するのであれば、他の企業とは異なる、自社の強み、自社しかアピールできない商品やサービスの良さをいかに魅力的に伝えることができるか、ということが重要になってくるのです。

どれだけ自社が考える、外国人にとって魅力的な商品やサービスを開発したとして、それをただ紹介するだけは、外国人を一気に魅了させることができません。

外国人が求めていることは、自社商品やサービスを利用することでの付加価値がいかに魅力的なのか、ということなのです。

・マーケティングリサーチを活用する

付加価値のための情報収集の際に重要であることは「リアル」であること、そして形式的な情報だけでなく、市場に寄り添った情報であるということが重要です。

本当の顧客ニーズに応えるには、情報源にこだわらなければなりません。

そこでマーケティングリサーチを活用し、市場調査を行い、細かく情報収集を行っていきます。

マーケティングリサーチを活用することで、コストや予想に基づいた漠然とした内容ではなく、実際の調査結果から導かれた情報を提示することができるようになります。

マーケティングリサーチによって得たデータは、SNSで運用していきましょう。

今SNSは、企業が自社、もしくは自社商品やサービスをアピールするためのツールとして必須になっていますので、よりニーズに沿った情報を提供し、ユーザー間での情報拡散を狙い、集客につなげていきましょう。

以上、サブスクリプションビジネスでインバウンド集客を成功させるポイントについてお話させていただきました。

インバウンド集客を成功させるためには、検索順位やアクセス数の増加を重視した内容ではなく、外国人の真のニーズに沿ったリアルな内容を提供する、ということにあるのです。

マーケティングリサーチによる市場の動向調査を行うことも、サブスクリプションビジネスには非常に重要ですので、インバウンド集客を行う際はぜひこれらのポイントを意識してくださいね。