サブスクリプションビジネスでインフルエンサーマーケティングを行う際に、企業がすべきこと

ここ数年で、サブスクリプションというビジネスモデルが急激に広がりを見せており、私たちの生活に定着しつつあります。

サブスクリプションとは、「所有から利用へ」という価値観に合ったサービスであり、消費者がモノやサービスを利用した期間、もしくは量に対して対価を支払う、課金提供型のビジネスモデルです。

消費者の「所有から利用へ」という価値観と意識の変化が、サブスクリプションビジネスの人気の追い風になっていることでしょう。

インターネットが普及し、社会環境が変わった今だからこそ、今後もさらにサブスクリプション市場が拡大すると予想されています。

サブスクリプションビジネスを行う際、まずは新規顧客獲得のために集客を行いますよね。

今、SNSが非常に普及していますので、インフルエンサーマーケティングに注力している企業も多いことでしょう。

そこで今回は、サブスクリプションビジネスでインフルエンサーマーケティングを行う際に、企業がすべきことについて詳しくお話させていただきたいと思います。

今後サブスクリプションビジネスの展開を検討されている方、もしくはインフルエンサーマーケティングを行いたいと思われている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

インフルエンサーマーケティングとは

インフルエンサーマーケティングとは、SNSなどで大きな影響力を持つインフルエンサーと呼ばれるユーザーに、SNSを通じて宣伝をしてもらう手法のマーケティングです。

自社の認知の拡大や売り上げ、ロイヤルカスタマーの育成に繋げることができますので、今非常に注目されているマーケティング手法なのです。

インフルエンサーマーケティングを行う際に企業がすべきこと

適切な目的を設定する

まずは自社のターゲットユーザー層となる消費者の、購入熱量に応じて施策の内容を最適化しましょう

自社を認知し、購入するまでの購買フェーズにより、施策の目的が異なってきます。

たとえば、新規ビジネスとしてサブスクリプションを行う場合、自社商品やサービスの購入や利用を促すことを目的とするからこそ、マイクロインフルエンサーへの依頼では認知度の向上に期待することはできません。

この場合は、複数のマイクロインフルエンサーや、より多くの影響力を持つインフルエンサーに依頼し、自社商品やサービスをより多くの人に認知してもらうことを目的とすべきでしょう。

目的に合わせて適切なKPIを設定する

インフルエンサーマーケティングの目的に合わせ、その効果を計測しなければなりませんので、適切なKPIを設定しましょう。

たとえば、認知獲得のためには「リーチ数」「動画再生数」「UGC数」「CPM」など、

興味関心のためには「いいね数・率」「動画視聴完了数・率」「コメント数・質」「自社アカウントフォロワー数」「URLクリック数」「CPC・CPV」など、

検索や調査のためには「投稿保存数」「コメントの質」「SNS経由サイト滞在時間」「CPC・CPV」など、

購買のためにはSNS経由サイト遷移数」「購買・登録数」「CPA・CPI」など、

共有のためには「SOV」「ポジティブ・ネガティブコメント比」「UGC数」など、目的に沿ったKPIを設定していなければ、適切な効果の分析を行うことができませんので、誤った結果で判断してしまいます。

親和性の高いインフルエンサーを選定する

自社のターゲットとするユーザー層をより多く抱えているインフルエンサーを起用することは、インフルエンサーマーケティングにおいて最重要です。

たとえば、自社のターゲットユーザーが20代の女性の場合、若い世代の女性インフルエンサーを起用したとしても、そのインフルエンサーのフォロワーは30代の男性が多いという場合もあります。

過去にどのような商品やサービスをPRしているのかなどを、しっかり確認し、自社の施策を最大化することができるインフルエンサーを選定しましょう。

ステマ防止をする

スケジュールの管理や商品の発送は柔軟に行い、インフルエンサーが消費運やサービスをスムーズにPRできるようにしましょう。

予期せぬアクシデントもありますので、想定できるリスクをあらかじめ排除する必要があります。

インフルエンサーの投稿は下書きを確認し、自社の意向に沿っているか、ステマになってしまっていないか、ということも忘れずに確認しておきましょう。

まとめ

以上、サブスクリプションビジネスでインフルエンサーマーケティングを行う際に、企業がすべきことについて、詳しくお話させていただきました。

最近はインフルエンサーマーケティングが非常に注目されていますので、大手企業をはじめ、多くの企業やブランドが有効活用しているマーケティング手法です。

ぜひこの機会にインフルエンサーマーケティングに関する知識を深め、サブスクリプションビジネスに役立ててくださいね。