サブスクリプションビジネスでインサイドセールス部門を立ち上げる方法

今、多くの業界で商品やサービスを一定期間ごとに一定期間の料金で提供する「サブスクリプションビジネス」が注目を集めています。

サブスクリプションサービスとして提供されるものは、商品やサービスそのものではなく、そのサービスを利用するための「権利」です。

つまり消費者は、対価を支払って商品やサービスを購入し、所有するのではなく、対価を支払い、商品やサービスを利用することができる権利を取得する、ということです。

顧客がサブスクリプションサービスを利用することで、コストを抑えながらも最新のサービスを享受できることや、自分自身が知らないものに出会えたり、購入やレンタルをする手間が省けるなどのメリットがあります。

また、企業としても従来までは得ることができなかった、継続的で安定的な収入を得ることができますので、サブスクリプションビジネスを行う企業がどんどん多くなっています。

サブスクリプションビジネスを行う上で、「インサイドセールス」に注目する企業も多いのではないでしょうか。

インサイドセールスは、見込み顧客に対し非対面で営業活動を行い、業務効率化と売上向上に期待されている手法です。

実際に企業内にインサイドセールス部門を立ち上げたいと考えられている方も増えてきていることでしょう。

そこで今回は、サブスクリプションビジネスでインサイドセールス部門を立ち上げる方法について、詳しくお話させて頂きたいと思います。

今後より効率よくサブスクリプションビジネスを行いたいと思われている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

インサイドセールス部門の立ち上げ方

担当業務を設定する

インサイドセールス部門を立ち上げる際、まずは今までの営業プロセスを全て洗い出してみましょう。

そしてそれらのプロセスを一度整理し、どこからどこまでをインサイドセールス部門が担当するのか、そしてそれ以外のどこまでをセールス部門とマーケティング部門が連携して行うのか、という担当業務を具体的に設定していきましょう。

適切な部署に設置する

企業内に新しくインサイドセールス部門を立ち上げる際、どの部署に設置するのか、ということを、企業の目的や状況に合わせて選定しなければなりません。

特に迷うことといえば、営業部に設置するか、もしくはマーケティング部門に設置するか、それとも独立部門として設置するか、ということではないでしょうか。

営業部門であれば、インサイドセールス担当者とフィールドセールス担当者のやり取りがスムーズになりますので、企業の方針に合わせてアプローチ方法を柔軟に変えることができます。

マーケティング部門であれば、マーケティング部内と連携することで、より効率よくイベントやセミナーなどの施策との連動、そしてリードの獲得をすることができるでしょう。

独立部門であれば、インサイドセールス内でスピード感を持って施策の実施を行うことができるでしょう。

人員を確保する

インサイドセールス部門内のスタッフは、企業内のスタッフで構成するのか、それとも外部へアウトソーシングするのか、ということは、企業の状況に合わせて選定しなければなりません。

企業内でインサイドセールス部門を構成することのメリットは、問い合わせ内容に応じて柔軟に対応することができるので、他の部署からのフィードバックが反映しやすいでしょう。

その一方で、企業内で行うからこそ、必要な設備や人員の採用、人員の育成に時間とコストがかかってしまいます。

そして、インサイドセールス部門をアウトソーシングした場合には、もう既に設備が備わっており、企業が人員を用意する必要もありませんので、繁閑時期によって容易に調整できることがメリットです。

ですが当然のことながら、アウトソーシングでありますので、企業内に経験やノウハウを蓄積することが難しいことがデメリットでしょう。

インサイドセールス部門をアウトソーシングすることは、質の高い営業活動の拡大に繋がり、生産性の向上にも期待できますので、もし自社がアウトソーシングができる余裕があるのであれば、インサイドセールス部門をアウトソーシングすることも検討してみてください。

まとめ

以上、サブスクリプションビジネスでインサイドセールス部門を立ち上げる方法について、詳しくお話させて頂きました。

インサイドセールス部門を立ち上げることによって、従来までと比較すると、業務効率化や顧客との関係強化など、さまざまなメリットに期待することができます。

限られたスタッフの中でも、効率よく質の高い営業活動を行うことで、より確実に売上に繋げていくこともできるでしょう。

今後さらにサブスクリプション事業を拡大させていきたいと思われている方は、ぜひこの記事を参考に、インサイドセールス部門を立ち上げてみてはいかがでしょうか。