サブスクリプションとは、英語で定期購読を意味する言葉であり、今世間に定着しつつあるビジネスモデルです。
従来までは商品やサービスを購入することに料金を支払う買い取り式が主流であったのですが、サブスクリプションはその商品やサービスを利用するための権利に対して一定額の料金を支払います。
月単位や年単位などの期間契約をすることが一般的であり、従来までの買い取り式よりもイニシャルコストが低いことが特徴でしょう。
サブスクリプションビジネスを行う上では、マーケティングリサーチを行うかと思いますが、最も一般的なマーケティングリサーチは「ネットリサーチ」でしょう。
そこで今回は、サブスクリプションビジネスでネットリサーチでのネットリサーチの流れと、ネットリサーチ企業の選び方について、詳しくお話させていただきたいと思います。
今後サブスクリプションビジネスでネットリサーチを活用しようと思われている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
ネットリサーチは、ビジネスにおいて必要になる情報をインターネット上でアンケート形式により得ていきます。
そしてネットリサーチサービス企業は、その代行として企業から依頼を受け、モニターにアンケートを行い、その結果を納品します。
ネットリサーチサービス企業によっては、アンケートに回答してもらうための専用のシステムを保有している場合があり、システムによってはモニターがアンケートに回答することで、謝礼としてポイントを得ることが出来る場合があり、このような特典を得るために、消費者が自らモニター登録を行うことが多いのです。
ネットリサーチを行う場合の基本的な流れは、「調査企画」「調査票の作成と実査」「データチェックと集計」「分析と報告」です。
調査企画は、リサーチが成功するか失敗するかがほぼ決まると言っても過言ではないほど重要な工程です。
調査企画の段階で、「調査目的」「調査項目」「サンプルサイズ」「コスト」「スケジュール」であり、これらを仮説をもとに調査に臨むことが重要です。
仮説があれば、その検証を行うことができますので、より効果的な調査を行うことができます。
そして、調査票の作成と実査は、上記で立てた仮説を検証することができるようなアンケート調査の項目を作成していきます。
スクリーニング調査を行い、作成した調査票をもとにアンケート回答用のWebページを作成し、インターネットを通じてアンケートを配信していきましょう。
データチェックと集計は、データの内容を確認し集計を行っていきます。
分析と報告は、予め立てていた仮説と結果を照らし合わせながら行い、調査目的に応じて統計的な分析を行い、ペルソナやカスタマージャーニーを作成します。
ネットリサーチサービス企業を選定する上では、まずセルフかオーダーメイドか大きく2つに分けていきます。
セルフ型ネットリサーチに関しては、自分自身でアンケートを作成し、配信、集計を行います。
セルフ型ネットリサーチのメリットは、全ての作業を自分自身で行いますので、コストを抑えることができることでしょう。
そしてデメリットは、ある程度のスキルと経験が無ければ運用は難しいこと、そして運用にかなりの手間がかかってしまうことでしょう。
オーダーメイド型ネットリサーチは、リサーチ企業が調査したいことをヒアリングするところから始まり、調査設計から一緒にすすめていきます。
その後はリサーチサービス企業が主導を握り、集計結果や分析レポートまでおおよその全てを担います。
このメリットは、自社にほとんど手間がかからない、ということと、課題解決に至りやすいことでしょう。
そしてデメリットは、セルフ型ネットリサーチと比較するとコストが高くなってしまうことです。
また、モニターの品質も、ネットリサーチサービス企業を選定する基準の一つです。
ネットリサーチにおいてはいかにデータが正確であるか、ということが重要なポイントですので、モニターの品質、モニター数なども確認しておかなければなりません。
そして、オーダーメイド型の場合であれば、真摯で丁寧に対応してもらうことができるか、ということも重要な選定ポイントです。
自社が求めるものを適切に提供してくれる企業を選びましょう。
以上、サブスクリプションビジネスでネットリサーチの流れとネットリサーチサービス企業の選び方についてお話させていただきました。
サブスクリプションビジネスをはじめとするEC市場の拡大により、ネットリサーチの重要性が増し、それに伴いネットリサーチサービス企業も多くなっています。
この機会にぜひネットリサーチについての知識を増やし、自社に合った適切な方法でサブスクリプションビジネスをすすめてくださいね。