サブスクリプションビジネスにリスティング広告を活用するメリットとデメリットと知っておくべき必要コスト

企業が顧客に対し、商品やサービスを一定期間提供し、その利用期間に応じて利用料金を支払う「サブスクリプションビジネス」が今、さまざまな業種で広がりを見せています。

従来までの消費者の価値は、モノの価値をも保有することだったのですが、今はモノの価値を気軽に利用することができるコトにシフトしており、それがさらに追い風となりサブスクリプションサービスの需要は年々高まってきているのです。

サブスクリプションビジネスの特徴は、先行投下したコストは、後々利益回収していくこと、多くの顧客が自社の１つのサービスを利用すること、継続的に売り上げが積み上がりますので、売り上げ予測が立てやすいことでしょう。

新規事業としてサブスクリプションビジネスを行う場合も多いかと思いますが、その際大きな課題となることは「集客」でしょう。

集客施策を考えた場合、検索したキーワードに関連している広告を、GoogleやYahoo!などの検索結果ページ内に表示させる「リスティング広告」を検討するでしょう。

リスティング広告は今、多くの企業で取り入れられていますので、自社も取り入れてみようか、と考えている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、サブスクリプションビジネスにリスティング広告を活用するメリットとデメリット、知っておくべき必要コストについてお話させていただきたいと思います

今後サブスクリプションビジネスにリスティング広告の活用を検討されている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

リスティング広告

リスティング広告は、ユーザーが検索したキーワードに連動し、検索エンジンの検索結果に掲載される広告であり、検索連動型広告やPPCとも呼ばれ、広告がクリックされると費用が発生します。

リスティング広告を掲載する媒体は、主に「Google」と「Yahoo!」であり、代表的でしょう。

日本でのシェアは、Googleの方が大きいので、Googleにリスティング広告を掲載する広告主が多いのですが、ターゲットユーザーが少し年齢が高い場合はYahoo!の方が好まれる傾向にありますので、自社が取り扱う商品やサービスにて、どちらのほうが良いのか考える必要があります。

リスティング広告を活用することで、パソコンやスマートフォンユーザーが商品を探し検索している時に、広告主のWebサイトへと誘導することができます。

メリットとデメリット

リスティング広告を活用するメリットは、手軽で扱いやすいということでしょう。

「〇〇が欲しい」と思ったユーザーに対し、その検索に合った商品やサービスが表示される広告でありますので、「今すぐ集客したい」「すぐにでも問い合わせが欲しい」「すぐに掲載をスタートしたい」という商品やサービスを取り扱っている場合には、非常に相性が良いと考えられるでしょう。

また企業の規模によっては、小さく始めることも大きく始めることもできますので、コストをそれほどかけずに、テスト間隔で始めることもできます。

そしてデメリットとしては、小さく始めることができる広告であるからこそ、さまざまな広告主が様々リスティング広告を行っていますので、競合他社との競争が激しくなってしまう可能性があります。

深く考えず、何もせずリスティング広告を配信しても、思った以上に効果を得ることができなかった、となる場合が多いのです。

ただ、他の企業がやっているから自社も始めよう、という何となくの気持ちで始めるのではなく、検索キーワードの選定や、広告の見出しの文章など、細かいところをしっかり整えてからリスティング広告を初め、ユーザーはどのようなキーワードで検索しているのか、と言うことを分析し、それをもとに徐々に広告文をブラッシュアップすると良いでしょう。

リスティング広告必要コスト

基本的にリスティング広告は、「1クリック〇〇円」という設定にされており、その値段は商品やサービスによって異なります。

基準としては、安い場合は1クリック数十円～、高い場合は千円を超える場合もありますので、自社の商品やサービスの特性に応じてコストを決めなければなりません。

この場合のコストの決め方は、まずテスト的に始めることが良いでしょう。

特にリスティング広告初心者の方であれば、あらかじめ、10万円などの予算を決めて、実際にリスティング広告を配信した場合にはどれだけ獲得が発生するのか、ということを検証していく、という方法をおすすめします。

この方法のメリットは、定められた予算内であっても、リスティング広告の特徴を知ることができますし、ある程度の動きを把握することができること、そして予算は自由に設定することができることでしょう。

ですがあくまでもテストでのスタートですので、費用対効果では満足のいく成果を出すことはできませんので、成果が悪かった場合には、どのが悪くでどのように改善すべきなのか、ということを分析していく必要があります。

まとめ

以上、サブスクリプションビジネスにリスティング広告を活用するメリットとデメリット、知っておくべき必要コストについてお話させていただきました。

どのようなビジネスにおいても、リスティング広告は非常に有効なツールであると考えられており、それはサブスクリプションビジネスにおいても同じことが言えます。

上手く活用することで、非常に効率良く集客をすることができますので、ぜひこの機会にリスティング広告とは何か、ということをしっかり理解し、サブスクリプションビジネスに活かしてくださいね。