サブスクリプションビジネスでSNS運用代行の選び方

ここ数年、ソフトウェア業界を中心として、サブスクリプションと呼ばれる新しいビジネスモデルが増加しています。

サブスクリプションは、従来までのように商品そのものを購入するのではなく、商品やサービスを一定期間利用するための権利を購入することが特徴です。

商品を独占するのではなく、シェアをする、という今の時代に合ったビジネスモデルだからこそ、今後もさらに市場が拡大することが予想されているのです。

サブスクリプションビジネスを展開し、認知度を向上させるためには、さまざまな施策を実行していきますが、中でも特に実施すべき施策は「SNS」でしょう。

個人だけでなく、企業が運用する事例も急増していますので、今の時代のビジネスには必須ツールとも言えます。

ですが、SNS運用を成功させるためには、適切な人員配置が重要なのですが、このスキルを持つ人材をどのように確保するか、ということが課題になることもあるでしょう。

このような状況の中で今注目を集めているものが「SNS運用代行」なのです。

そこで今回は、サブスクリプションビジネスでSNS運用代行の選び方について、詳しくお話させていただきたいと思います。

今後サブスクリプションビジネスでSNS運用代行を検討されている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

SNS運用代行とは

SNS運用代行とは、Social Media Marketing Agencyの頭文字を取った「SMMA」と呼ばれることもあり、企業のSNSアカウントでのSNS運用を外注し、運用の代行をするサービスです。

主に対象となるSNSは、FacebookとInstagram、Twitterであり、Youtubeなどの動画配信サービスはYoutube運用代行業として区別されています。

SNS運用代行のサービスは、SNS投稿業務、SNS投稿分析業務、ソーシャルリスニング、SNSマーケティングです。

企業とフリーランスのサービスの違い

SNS運用代行の事業者は、企業が行っている場合と個人であるフリーランスの場合があります。

一般的には企業に依頼するほうがサービスとサポートの品質が高く、コンサルティングを受けることができ、セキュリティ対策やコンプライアンスもしっかり行われており、緊急時インシデント対応もしっかりされているので安心できるので、ビジネスパートナーとしては非常に頼りになるのですが、フリーランスと比較するとどうしても費用が高くなってしまいます。

フリーランスでは、企業と比較すると、サービスやサポート品質が落ちてしまい、セキュリティ対策やコンプライアンスに関しても注意が必要ですが、比較的安価に依頼することができます。

SNS運用代行の選び方

SNSの運用代行を依頼する場合、まずは企業とフリーランスのどちらに委託するべきかを考えましょう。

それぞれの特徴の違いをしっかり理解し、どちらのほうが自社に向いているのか、ということを考えていきます。

本格的なSNSマーケティングを行い業務向上に繋げたい場合、SNSを通じて自社ブランドを確立したい場合、SNSによるコミュニケーションで潜在顧客にリーチしたい場合、顧客の個人情報を取り扱う場合、タイトな法令遵守が求められる場合、報道や出版、アパレルなどジェンだーやポリティカルコレクトネスに隣接する場合は、企業へ委託することが適しているでしょう。

そして、決められたテンプレートで定期的に投稿のみを行う運用方針の場合、形式的に運用されていれば良く、SNS運用からの業績への影響は考慮していない場合、もう既にSNS運用体制が整っており定型化された業務のみを依頼したい場合は、フリーランスを選択することも良いでしょう。

また、十分な実績があり、知見や経験を持っているか、という観点も非常に重要です。

実績を確認する場合は、具体性を重視し、受託先の実名や社名、アカウント名などを確認すると良いでしょう。

ですが、SNS運用代行企業には、コンフィデンシャルな情報も含まれていますので、全ての詳細は明かされることはないので、公開されている情報内で具体的な実績を確認しましょう。

正式な依頼の前にはしっかりミーティングを行い、信頼性を判断することが重要です。

また、SNS運用ではどこに強みを持っているのか、ということも重要です。

クロスメディア戦略や全体戦略、SNSマーケティング力や企画力、運用力、クリエイティブやコンテンツの制作などをしっかり確認しましょう。

そして、ブランドイメージを共有することができるか、ということも非常に重要です。

ブランドイメージを共有することができなければ、そもそもSNSでの発信は、芯をとらえたものにはなりません。

Webマーケティングなどの関連分野に強みがあるか、ということも重要です。

SNS運用は、Webマーケティングや広告戦略、消費者心理や行動モデルなど、関連する分野は多いので、このような関連分野に強みがある運用代行であれば、ビジネスをより大きく成長させることができるでしょう。

まとめ

以上、サブスクリプションビジネスでSNS運用代行の選び方についてお話させていただきました。

今の時代のSNSは非常にオープンな情報空間であるからこそ、ビジネスにおいてミスなく的確に有効活用したいですよね。

このようにSNSの運用を代行依頼することも主流になってきていますので、今回お話したことを基準に、ぜひこの機会に検討してみてくださいね。