従来までのように、売り切り型のビジネスモデルではなく、商品やサービスを利用した期間、もしくは利用量に対して対価を支払う課金提供型のビジネスモデルです。
今までであれば、商品やサービスを一回ごとに売り切るというビジネスモデルが中心でしたが、それでは単発の売り上げは発生するものの、継続的な売り上げに繋げるには、営業努力が重要でした。
そこで今シェアを広げているのが、サブスクリプションビジネスなのです。
最近ではデジタルサービスだけでなく、非デジタル領域でもサブスクリプションビジネスが広がってきています。
サブスクリプション市場が拡大し、数多くの企業がサブスクリプションビジネスを導入する中で、より重要になってくることが「プロダクト」ですよね。
このプロダクトが重要になってくるのが、そのプロダクトのための「計画」なのです。
そこで今回は、サブスクリプションプロダクトの計画作りについて、詳しくお話させていただきたいと思います。
これからサブスクリプションプロダクトを制作しようと思われている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
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その企画の初期段階での見積の精度はかなりのブレが生じてしまい、実に60%から160%ものの誤差が生じるとも言われているのです。
これほどに見積は難しいものの、なぜそれでも計画や見積が重要なのでしょうか。
経営者の立場に立って考えてみると、いつ開発が終わるのかが分からないプロダクトに対し投資することはリスクでしかありませんし、このまま勢いに乗せてビジネスを進めてよいのか、それとも少しスピードを落とさなければならないのか、という意思決定を行うこともできません。
見積は経営者として、そのプロダクトの意思決定を支援するようなものです。
だからこそ、確実に実行に移すためにも、しっかりと計画することが非常に重要なのです。
計画はあくまでも計画であり、その計画通りにビジネスが進む、ということは非常に少ないのです。
計画をすればそれで終わりという認識や、計画を見直さないという考えは間違っているのです。
プロダクト開発においては、計画通りスムーズにいかないことを前提として、計画を見直すタイミングを予め決め、その都度計画を見直し、修正していくことが重要なのです。
常にビジネスサイドと計画を共有することも大切で、開発者だけ計画の進捗を把握していくことは、プロダクトの開発においてメリットがありません。
どれだけ事前に把握することができているか、ということで、プロダクトやビジネスにおいて取れる選択肢が大きく異なってきます。
計画を立てることは重要ですが、その計画の見直しを行うことはもっと重要であること、プロダクト開発は開発者だけではないので、ビジネスサイドと計画を共有することが重要であることをしっかり覚えておきましょう。
良いプロダクト計画はどのような計画なのか、それはプロダクトにおけるさまざまな判断をすることができる計画こそ、良い計画だと言えるでしょう。
プロダクトそのものはいつまでに完成するので、それまでにどのような販売戦略や価格設定を行わなければならないのか、ということを考え、それが実際に行動に移すことができるのか、マーケティングやキャンペーンの準備がどこまでできているのか、ということが分かればより良いでしょう。
これらを判断するためには、どれくらいの時期に何をリリースすることができるのか、ということを決められないことが非常に多いかと思います。
ずばり、良い計画とは意思決定を支援することができる計画です。
プロダクト開発のための初期段階においては、どうしても詳細なリリース日のようなものは出てこないので、はじめは四半期単位ずつ、そしてプロダクト開発が進むにつれてより正確なものになるにつれ、計画への反映を常に行い、共有うすることが大切です。
プロダクト開発の最初から終わりまで、状況があまり変化しないことは、ほとんどありません。
良い計画を考案するには、一度作って終わりというわけではなく、状況の変化を受け入れる準備をしていることが重要なのです。
ユーザーがストーリーを作成し、技術調査が必要な場合は調査を実施したりして、計画を作成し、それをビジネスサイドと共有するという仕組みを作ることで、運用していくことが非常に難しいと言えるでしょう。
しっかりチームでプロダクトを開発し、他のチームの良いところも積極的に取り入れていくことが重要なのです。
以上、サブスクリプションプロダクトの計画作りについて、詳しくお話させていただきました。
サブスクリプションのプロダクトの計画作りは、初期の予定通りにはほぼ上手くいくことはないこと、そして変化に柔軟に対応する計画をすることが大事であること、そして、定期的に見直すことが重要です。
これこそ、より良いサブスクリプションビジネス成功のための道筋であることをしっかり覚えておいてくださいね。