2022年8月22日
サブスクリプションビジネス生産性向上に繋がる取り組み
継続課金や定期購入、もしくはシェアリングなど、サブスクリプションはさまざまな文脈で注目を集めています。
ビジネス視点からサブスクリプションを見ると、商品やサービスを定額で一定期間利用することができ、それに対して継続的な課金が発生する販売方法です。
サブスクリプションビジネスが注目され始めたのは、音楽や動画などのデジタルコンテンツが手ごろな価格帯で提供され始めたことがきっかけです。
特にスマートフォンが普及している今、手軽にデジタルコンテンツを楽しむことができたことは、サブスクリプションの利便性に気付かせる大きな一歩になったことでしょう。
この動きが他の業界にも大きく広がり、さらに企業にとって今まで得ることができなかった「継続して得られる一定の収益」も魅力となったことでしょう。
最近では、自動車や家具家電、カフェや会議室などのサブスクリプションサービスも登場しています。
サブスクリプション市場が拡大する今、企業としてはまずいかに生産性を向上させるか、ということを重視しなければなりません。
最近では生産性の向上を目的として積極的に取り組む企業が多くなっているのですが、どのような取り組みを重視すれば良いのでしょうか。
そこで今回は、サブスクリプションビジネス生産性向上に繋がる取り組みについて、詳しくお話させて頂きたいと思います。
今後サブスクリプションビジネスをより効率良く進めたいと思われている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
サブスクリプションビジネス生産性向上
少子高齢化の影響で労働力の不足が深刻化している今、特に生産性の向上には積極的に取り組んでいかなければなりません。
基本的に企業の経営資源は大きく6つに分けると、「人」「物」「お金」「情報」「時間」「知的財産」からなっており、これらの経営資源を活用しながら企業活動を行っています。
深刻化する労働力不足だからこそ、人の活用に注力している企業が多いことでしょう。
限られた従業員数の中で、いかに生産性を向上させることができるか、ということが大きな課題となっています。
生産性の中でも特に、労働生産性の視点から、付加価値の労働生産性をいかに高めるか、ということが重要視されています。
生産性向上に繋がる取り組み
・業務の棚卸し
生産性を向上させるためには、業務の棚卸しは必要不可欠です。
それぞれの従業員の業務内容や業務量、業務に対する難易度などのすべてを洗い出すことで、業務を可視化し、業務が属人化していないか、特定の従業員に業務が集中してしまっていないか、などの今現状を把握することができます。
現状をしっかり把握し、業務の優先順位をつけていきましょう。
非効率的な業務があれば、業務改善をすることができる余地がないか、などを見直していきます。
・業務の標準化
業務の棚卸しにより、従業員が独自の方法で業務を行っていることが分かる場合があります。
この場合は業務フローの独自性を無くし、業務マニュアルなどを作成し、より効率よく業務を行うことができるよう、手順を整え、生産性の向上に繋げていきましょう。
・業務の自動化とシステムの導入
AIやRPAなどを活用し、業務の自動化を行うことは、生産性の向上に大きく貢献します。
業務をロボットに任せ、自動化にすることで人為的なミスを無くし、正確性を保ちながらも短時間で業務を行うことができるという大きなメリットがあります。
これにより、従業員の業務量を削減し、それぞれのコアな業務に注力することができる環境に近づけることができるでしょう。
・タイムマネジメント
生産性を向上させるには、従業員のタイムマネジメントに取り組むことも重要です。
時間をいかに有効活用することができるか、という視点から、優先的にコア業務に取り組むことができるようにスケジュールを組み、常に目標を掲げながら業務を行っていきます。
スケジュールや目標をしっかり意識しながら取り組むことで、業務効率が向上し、生産性の向上にも繋がるでしょう。
・スキルアップ
それぞれの従業員の能力を最大限に発揮することが出来る環境を整えることも重要です。
関係者の間で協力体制をしっかり強化しながら、従業員一人一人の能力をしっかり高めていきましょう。
それぞれの従業員が個々に目標を持ち、スキルアップを目指すことは、企業全体の大きな付加価値を生み出すことに繋がります。
まとめ
以上、サブスクリプションビジネス生産性向上に繋がる取り組みについてお話させて頂きました。
従業員一人一人の生産性を向上させることは、企業全体の生産性にも大きく貢献しますので、自社の課題を振り返り、従業員がいかに能力を発揮することができる環境を整えるか、ということが重要なポイントになります。
今後さらに拡大するであろうサブスクリプション市場で、確実に勝ち抜いていくためには、このような考え方は必要不可欠ですので、ぜひこの機会に見直してみてくださいね。
