今、多くの企業から注目を集めている「サブスクリプションビジネス」。
サブスクリプションと聞くと、Netflixなどの音楽配信サービスやセールスフォースなどのクラウドビジネスが思い浮かぶかと思いますが、昨今では他業種でも広がりを見せており、注目度は年々高まっているのです。
従来までのビジネスはと言うと、モノに対して価格を付けていたのですが、サブスクリプションではあくまでもサービスを売るという考え方ですので、顧客との関係は「購入」から始まります。
商品中心から顧客中心へと移行し、商品の所有から利用へと転換することが、サブスクリプションビジネスだと言えるでしょう。
今の時代、ビジネスを行う上ではSNSの活用は必要不可欠であり、サブスクリプションビジネスでも必須ですよね。
ですが、サブスクリプションビジネス初心者の方であれば、そもそもSNS運用は何か、どうすれば有効活用することができるのか、十分に理解していない場合があるでしょう。
そこで今回は、サブスクリプションビジネスでのSNS運用の定義とは何か、詳しくお話させていただきたいと思います。
今後サブスクリプションビジネスでSNSを有効活用したいと思われている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
SNS運用は、社会的に確立した定義は存在していませんが、一般的なイメージとしては企業や法人が、何らかのビジネスの目的を持ってFacebookやInstagram、Twitter、LINEなどの各SNSを利用することです。
SNSはインターネット上で人と人、そして人と法人の関係を構築し、双方向のコミュニケーションを可能にするサービスです。
Facebookは、短い文章からやや長い文章のテキストや画像、動画などのコンテンツを投稿するSNSであり、利用者は実名登録が求められていることが特徴です。
利用者の年齢層は、比較的高い傾向にあり、ビジネスとしてアカウントを開設することができます。
Instagramは、画像や動画などを主体とするSNSであり、利用者の年齢層は20代から40代と比較的幅広い年齢層に利用されています。
視覚的コンテンツが主体とされていることが特徴で、利用者の感受性も非常に高く、投稿する画像や動画に関しては、見る人を惹きつけるような高いセンスが求められるでしょう。
Twitterは、短い文や画像、動画コンテンツを投稿するSNSであり、利用者は「フォロー」「フォロワー」という関係で繋がりを構築します。
さらに「いいね」「リツイート」「リプライ」などのアクションをすることによって、相互交流を行うことができ、個人や法人どちらでも利用することができます。
YouTubeは、Googleが参加している大手動画投稿サイトです。
ひとつひとつの動画にあるコメント欄やチャンネル登録を通じることで、利用者が相互交流を行うことができますので、SNSの一つと考えて良いでしょう。
自身が動画に出演し、配信を行う利用者は「YouTuber」「配信者」と呼ばれます。
LINEは数あるSNSの中でも非常に利用者が多いSNSなのですが、主に家族間や友人同士での通信手段として使われていますので、不特定多数との交流に使われるのは少ないでしょう。
ですが、ビジネスアカウントを開設することができますので、ユーザーに友だち追加をしてもらうことで、キャンペーンや新商品の案内などの販促活動を行うことができます。
SNSは個人が利用するサービスという印象が強いのですが、ビジネスシーンでの重要性も高まってきています。
企業がSNS運用を行うまず最初のメリットは「新規顧客の開拓」でしょう。
SNS利用者や利用率は、年々拡大傾向にあり、SNSユーザーは日々の情報収集や交流にSNSを用いることが一般化しています。
SNS市場で情報発信を行うことで、今までの媒体ではリーチすることが出来なかった新しい顧客層にアプローチをすることができるのです。
そして2つ目のメリットは「現代消費行動モデルに適合している」ということでしょう。
現代の消費行動は、従来までのAIDMAからAISASに変化していると言われており、「検索」と「共有」が重要なキーワードになっています。
現代の消費者の多くは、SNS上で「検索」と「共有」を用いていますので、事業者自らがSNS運用を行うことで、「共有」を促したり、顧客との直接的な交流を図ることもできるのです。
そして3つ目のメリットは「ブランドイメージの向上とファンの獲得」です。
SNSはブランドイメージ向上の場として注目すべき領域であり、文章だけでなく静止画や動画など、さまざまなマルチメディアにより情報を発信し、より多くの人に届けることができます。
企業がSNSを運用することが、ブランドイメージ向上に繋がり、自社ブランドやプロダクトのファンとも呼べる顧客セグメントの形成に繋げ、分厚いファン層を形成することができれば、ビジネスが安定し、不況に強いビジネス体制の構築に繋がります。
以上、サブスクリプションビジネスでのSNS運用の定義について、詳しくお話させていただきました。
インターネットがテレビに変わるメディアになりつつある今、企業の情報発信においてもSNSは非常に重要な情報媒体になっています。
サブスクリプションビジネスにおいても、SNSの運用は必須になりますので、ぜひこの機会にSNS運用の定義をしっかり理解してくださいね。