Amazonの「Amazon prime」、動画配信サービスの「Netflix」、音楽配信サービスの「Spotify」を筆頭に、今サブスクリプションサービスが非常に多くの注目を集めています。
サブスクリプションビジネスが拡大し始めた当初は、デジタル商材こそサブスクリプションビジネスにふさわしいと考えられていたのですが、今では洋服やおもちゃなどの非デジタル商材もサブスクリプションサービスの展開が始まっており、その市場は確実に広がってきています。
特に店舗型サブスクリプションビジネスを展開している場合、より効率よく集客を行うためにクーポンを活用することもあるでしょう。
どの業種によっても、身近な販促ツールとして活用されていることが多いかと思います。
そこで今回は、飲食店、美容室の店舗型サブスクリプションビジネスでのクーポン活用方法について、詳しくお話させていただきたいと思います。
効率的に集客活動を行いたいと思われている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
サブスクリプションビジネスでは、新規顧客を獲得し、継続利用してもらって初めて売り上げに繋がります。
クーポンを活用することで、新規顧客集客に関しては、顧客にとって初回利用にお得なクーポンを提案することで、新規利用のハードルを下げることができ、お試し感覚で利用してもらうことができるでしょう。
たとえば、初回利用時〇〇円オフや初回送料無料などがおすすめです。
そして継続利用してもらうため、期限を定めたクーポンが良いでしょう。
前回利用から期間が空きすぎてしまうと、自社のことを忘れられてしまう可能性があるのです。
〇〇日以内での来店で〇%オフなどのクーポンがおすすめです。
顧客単価を上げるため、クーポンの活用次第ではアップセルとクロスセルも有効ですので、お得に利用したいという消費者の心理を刺激しましょう。
最近ではカフェや居酒屋でもサブスクリプションサービスの提供が始まっていますので、クーポンを有効活用していきましょう。
そのためには、
「無料クーポン」
「割引クーポン」
「リピーター割引クーポン」
「選べるクーポン」
がおすすめです。
無料クーポンは、無料そのものが魅力的であり、新規顧客獲得に向いています。
サブスクリプションとして提供するメニュー以外のものを対象に、「〇時までの来店で〇〇が無料」「〇〇円以上の注文で追加トッピング無料」などがおすすめです。
割引クーポンは、一般的な「〇〇円割引」というものですが、利用者が増えたものの利益に繋がらない、ということにならないよう注意が必要です。
リピーター割引クーポンは、継続利用を促すためのクーポンであり、最終的には優良顧客への育成へと繋げるためのものです。
「ボトルキープで一品サービス」「期間内〇〇回の利用で〇〇プレゼント」など、サブスクリプションサービスをより多く利用したからこそ受けられる特別なサービスを用意することで、顧客満足度も向上します。
選べるクーポンは、顧客の好みによって利用することができるクーポンですので、女性限定のデザートサービスや学生限定の大盛り無料サービス、平日限定の選べる特典など、顧客属性に合わせた特典を用意して、集客効果を高めましょう。
都心を中心に美容業界もサブスクリプションサービスの提供を始めていますので、クーポンを活用することができます。
美容室サブスクリプションとしては、
「初回限定クーポン」
「リピーター割引クーポン」
「グループ・ペア割引クーポン」
がおすすめです。
初回限定クーポンは、美容業界において新規顧客獲得のために利用されている一般的なクーポンと同様に、「カット&トリートメント初回〇〇円」「初回フェイシャルマッサージ〇〇分延長」「新メニュー初回お試し〇〇円」などでしょう。
上記の初回限定クーポンについては、初回価格と2回目以降の価格に大きな差が生じてしまう場合があり、一時的な新規顧客集客数は増えるものの、一度の利用のみで終わってしまう場合があります。
長期的な有料顧客にするためには、2回目以降も利用できるお得なサービスが必要となります。
そのためには、リピーター割引クーポンが有効です。
顧客がリピートをするための理由を作ること目的ですので、サブスクリプションサービスとして契約し、サービスを利用すればするほどお得になる特典を、ターゲットをしっかり絞り込んで配信していきましょう。
グループ・ペア割引クーポンは、2人以上もしくは数名でまとめてサービスを利用することで〇%offや特典を付けるクーポンです。
このクーポンは店舗は一度に複数人を獲得することが出来、顧客も1人で利用するよりもお得に利用することができますので、双方にメリットがあるクーポンでしょう。
以上、飲食店・美容室の店舗型サブスクリプションビジネスのクーポン活用方法についてお話させていただきました。
クーポンは魅力的で、お得であることが最低条件であり、それでいて店舗もしっかり利益を生むことができる特典内容である必要があります。
飲食店、もしくは美容室のサブスクリプションビジネスを検討されている方は、ぜひクーポンを有効活用して、効率よく収益を上げてくださいね。