D2C

D2CブランドのPRには「ユニークな文脈」が必要

ここ数年でD2Cというビジネスモデルが非常に大きな注目を集めており、EC業界においても盛り上がりを見せています。

D2Cとは、Direct to Consumerの略称であり、製造者が直接消費者と取り引きを行うビジネスモデルです。

D2Cビジネスは、ブランドやメーカーが自社ECチャネル上で直接消費者に商品を販売しますので、仲介業者などを介さないということが特徴でしょう。

日本でも2000年以降、D2Cビジネスを導入する企業が続々と多くなっているのです。

D2Cビジネスで成功している海外D2Cブランドには、共通点があることをご存知でしょうか。

それは「ユニークな文脈がある」ということなのです。

D2Cビジネスを開始すると、さまざまなPR活動を行い、自社ブランドの魅力を積極的に伝えていかなければならないのですが、全てのPRにはこのユニークな文脈が必要になってくるのです。

そこで今回は、D2CブランドのPRには「ユニークな文脈」が必要であることについて、詳しくお話させていただきたいと思います。

これからD2Cブランドを立ち上げようと思われている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

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D2Cビジネスでの「ユニークな文脈」とは

今現代、モノが溢れる時代でああるからこそ、商品の機能的価値を訴求するだけでは売れなくなってしまっています。

さらに消費者の価値観がどんどん変わってきていますし、機能的価値では他社に真似をされてしまったり、価格競争に巻き込まれてしまいます。

だからこそD2Cビジネスでは、機能的価値に加え、顧客の心を惹きつけるような情緒的価値をしっかり盛り込み、提供しなればなりません。

だからこそ、D2Cブランドが顧客にユニークな文脈を提供し、さらにそこに社会性、もしくは流行と掛け合わさることで、D2CビジネスのPR全体に整合性が生まれ、さらに多くのファンを増やすことが重要になってくるのです。

ユニークな文脈を提供するD2Cブランド事例

「Warby Parker(ワービーパーカー)」

Warby Parkerは、アメリカでメガネを販売しているD2Cブランドです。

2017年のこと、アメリカで99年ぶりに「日食」が起きたのですが、Warby Parkerは、この好機を逃しませんでした。

99年ぶりに訪れた日食という話題性の高いビッグイベントを、ただ傍観しているだけなく、Warby Parkerは自ら日食専用のメガネを製造し、そのメガネを無料配布し、日食の情報を積極的に発信しました。

おそらく、Warby Parkerが自社ブランドの認知度を向上させることだけを目的としているだけでは、このような行動を起こさなかったでしょう。

ですが、日食というまたとないチャンスを、顧客と一緒に楽しむ姿勢を見せ、人々に気持ちに寄り添った行動をしたのです。

これ以降、Warby Parkerに対する好感度と親近感が高まり、非常に高いPR効果があったのです。

「Away(アウェイ)」

Awayは、アメリカでスーツケースを販売しているD2Cブランドです。

スーツケースを販売することがメインの目的かと思うのですが、Awayの最大の目的は「旅をする人を増やすこと」であると言われています。

Awayのブランドサイトにも、Awayの商品を手にするということは、Awayから発信する情報やアイデア、ミッションなど、その背後にある全てに触れ、全ての旅がより良くなるということを表記しているのです。

そしてAwayはその目的のため、「HERE」という旅雑誌を創刊しました。

HEREを顧客視点から見ると、Awayの存在感がほとんどなく、スーツケースを売るための雑誌でないことがすぐにわかります。

Awayからの視点で見ても、HEREはAwayが自ら「旅が好きだ」ということを表明し、それを広める重要な役割を担っていると言えるでしょう。

消費者にとっては、スーツケースを売るだけの人と、自身のように旅が好きな人では、もちろん旅が好きな人に惹かれるからこそ、Awayの人気はどんどん向上しているのです。

まとめ

以上、D2CブランドのPRには「ユニークな文脈」が必要であることについて、詳しくお話させていただきました。

今回は「Warby Parker」と「Away」二つの事例を挙げて、ユニークな文脈について説明しましたが、これらの事例以外にも、他の多くの成功しているD2Cブランドは、必ずユニークな文脈を持っています。

ユニークな文脈を持っていることで、熱狂的なファンをより多く獲得することができるのです。

D2Cビジネスにおいては、この二つを念頭に、PR戦略を考えることで、今までにない施策を思いつく場合がありますので、ぜひこれらを参考に、自社独自のユニークな文脈を考えてみてくださいね。

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