D2C

D2Cブランドのメディア化とは

2000年代頃からアメリカで注目され、日本国内においても2017年頃から注目を集めているビジネスモデルのひとつが、D2Cです。

D2Cとは、Direct to Consumerの頭文字を取った略語であり、ブランドやメーカーが自社内で商品を生産し、そして消費者へ直接商品を届ける仕組みです。

企業がD2Cビジネスを展開することで、従来まで必要であった仲介業者へのコスト削減、そして人件費なども削減できますので、高品質な商品を低価格で提供することができるようになります。

最近ではD2Cを用いた新規事業展開を行う企業がどんどん増えていますので、今後さらにD2Cビジネスモデルに熱い視線が注がれることでしょう。

D2Cビジネスがどんどん展開される中で、ブランドのメディア化という言葉を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

これだけを聞くと、なんだか不思議な表現にも思えますが、D2Cビジネスを展開する上では、この言葉の意味をしっかり理解することが重要です。

そこで今回は、D2Cブランドのメディア化とは何か、詳しくご説明させていただきたいと思います。

D2Cビジネスにご興味を持たれている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

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D2Cブランドのメディア化

海外でのD2Cビジネス成功事例である、「Away」「Casper」「Warby Parker」などを見てみると、この言葉の意味が分かります。

メディア化と言われる通り、雑誌を作成したり、ポッドキャストを配信したり、日々の様子をInstagramで発信し、そしてInstagramのストーリーを活用してユーザーの投稿をリポストしたり、クオリティの高い写真コンテンツを用意したりと、さまざまな工夫がされており、まさにブランドがメディア化されていると言えるでしょう。

そしてこれらどのブランドでも共通して言えることは「毎日継続して発信している」ということです。

形態は違えど常に情報を発信している体制は、まさにメディアと言えるものでしょう。

ブランドと聞くと、もともとは高級ブランドをイメージする人も多かったのですが、今の時代のブランドと比較すると、違いは十分にわかるでしょう。

例えば、Louis VuittonやHERMESなどの高級ブランドでは、建物の壁面に巨大な広告を掲げたり、雑誌の見開きに広告を出したりすることが主流であり、顧客に対して毎日何かしらの情報を発信することはありませんでした。

ですがD2Cビジネスでは、毎日ブランドのコンテンツを発信し、顧客は毎日そのブランドの情報に触れることができますので、これこそ「ブランドがメディア化している」と言えるのです。

ブランドがメディア化する背景

ブランドがメディア化している背景には、いったいどのような変化があるのでしょうか。

今はモノが溢れていると言われている現代、D2Cビジネスを成功させるためには、そのモノのみの機能性だけを重視するのではなく、「意味レベルの価値」を作らなければ、他の企業に負けてしまいます。

モノが飽和状態にある今の時代だからこそ、機能的価値だけで他の商品と差別化を図るのは難しくなっており、意味レベルの価値が重要になってきているのです。

この意味レベルの価値を作るためには、顧客との関係性をより深く構築することが重要になってくるのです。

だからこそ、積極的にSNSを活用し、そして毎日さまざまな情報を発信するという努力をし、顧客との関係構築を目指しているのでしょう。

ブランドのメディア化には、「継続」という言葉が非常に重要なキーワードになります。

「Glossier」の事例

アメリカで爆発的な人気を博しているコスメD2Cブランド「Glossier」はブランドがメディア化し、非常に興味深いアプローチをしている事例と言えるでしょう。

Glossierは創業者自らが「コンテンツ企業」と名乗っており、プロダクトすらもコンテンツだと言っているのです。

プロダクトがコンテンツだと聞いても、今いちよく分からないと思われている方も多いかと思いますが、このコンテンツに関しては、さまざまな理由で人々がそれを話題にすると考えると、この真意が見えてくるでしょう。

機能的価値でしか訴求できないプロダクトは、よほどその機能に新規性や特別な理由がなければ、人々の話題に上がることはありません。

Glossierはさまざまなプラットフォームにより、継続的にコンテンツを配信することで、さらにプロダクト単体でも、人々が話題にする対象になると言えるほど、綿密に寝られた世界観とデザインを構え、人々を魅了し続けているのです。

まとめ

以上、D2Cブランドのメディア化とは何か、ということについて、詳しくお話させていただきました。

D2Cビジネスにおいて、ブランドそのものをメディア化にすることは、非常に重要なポイントであることをお分かりいただけましたでしょうか。

今後もさらに拡大し続けるであろうD2Cビジネスですので、これからD2Cビジネスを展開される方はぜひこの記事を参考に、しっかりD2Cブランドを創り上げてくださいね。

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