D2C

D2Cを成功に導くハイブリッド戦略とは何か?

現在、新型コロナウイルスの流行により、消費者のライフスタイルに大きな変化が訪れ、消費活動やニーズも急速に変わってきています。

こうした消費者の変化に、企業が早急な対応を迫られている中で、いち早く新たな取り組みを成功させている企業もあるのです。

その新たな取り組みというのは、コロナ禍においても成長を続けているD2Cビジネスをそもそものビジネスと組み合わせた戦略であり、ハイブリッド戦略とも呼ばれているのです。

そこで今回の記事では、D2Cビジネスにおけるハイブリッド戦略について説明したいと思います。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

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ハイブリッド戦略とは何か?

ハイブリットとは、異なる種類のものを組み合わせたり、掛け合わせたりすることによって、産み出される物や生き物のことを指す言葉であり、近年では様々な分野における異種同志の組合せに対し用いられています。

ビジネスにおいては、異なる手法を組み合わせることで生まれる新たな手法を意味し、ハイブリッド戦略などと呼ばれています。

このビジネスにおいて用いられるハイブリッド戦略とは、主に既存のブランドやメーカーによる一般流通の仕組みとD2Cビジネスの仕組みを掛け合わせた戦略のことを指しています。

このハイブリッド戦略は、採用する企業が増加しており、その代表的なブランドが世界的なスポーツ用品メーカーの「NIKE」です。

NIKEは、アメリカで誕生した企業ですが、その人気はアメリカだけにとどまらず、世界中で人気を集めるブランドとなっています。

そして、このNIKEの凄いところは、これだけ名の知れたブランドであるにもかかわらず、ビジネスにおいて、常に新しい戦略を追求し、それを成功させるところです。

そのNIKEが現在注力しているのが、

    一般流通の仕組みとD2Cビジネスの仕組みを掛け合わせたハイブリッド戦略

なのです。

D2Cビジネスは、スタートアップ企業が中心となっていましたが、現在では多くの大手企業がD2Cビジネスに参入しています。

どのような形で参入するかはその企業によりますが、どの企業もD2Cの特徴でもあるデジタルを軸としたビジネスを展開しています。

しかし、大手だからと言って必ずしも成功しているわけではなく、苦戦している企業も多く、早期に撤退しているケースも少なからず見受けられるのです。

その中でNIKEは、既存の大手メーカーでありながらデジタルを最大限に活用し、D2Cビジネスを成功させています。

スマホアプリを上手く利用し、積極的に情報を発信、さらにアプリユーザー限定商品を販売するといった手法で、これまでよりもさらに多くの消費者を取り込むことに成功したのです。

商品を限定して販売するというのは、消費者のどうしても手に入れたい、手に入れて自慢をしたいというような心理を上手くついた手法です。

現代の消費者は他者に共感してもらうことを強く求める傾向があり、自身の考えやその日に起こったことなど、日常の他愛のないことであっても、SNSに投稿し共感を求めるのです。

NIKEは、このような消費者の心理を理解し、巧みに操ることでビジネスを成功させているのです。

ハイブリッド戦略を成功させるには?

もちろん、NIKEはD2Cビジネス以前に、直営店やスポーツ量販店といった小売店などの一般流通においてもビジネスを成功させています。

D2Cビジネスでは、基本的に行われないセールやアウトレットなどへの出店なども積極的に行うことで、消費者の選択肢を増やしているのです。

いくら現在D2Cビジネスが注目されていると言っても、一般的な流通の仕組みがなくなるわけではありません。

消費者の全てがオンラインでNIKEの商品を購入するわけではなく、直営店のセールを利用する消費者もいれば、アウトレットの店舗を利用する消費者もいますし、スポーツ量販店やシューズ専門店を利用する消費者も多いのです。

これは、既存のメーカーであれば当然のことですが、消費者の行動は様々であり、それに合わせて選択肢を用意することも重要なのです。

ただし、これはブランドの価値が確立されているNIKEだからできる手法とも言えます。

NIKEが用意する全てのチャネルで販売される商品はNIKEのロゴが付いています。

これらの商品には価格差があり、5000円程度の手ごろな価格で購入できる商品もあれば、3万円以上と言う高価格な商品もあり、さらには、数十万、数百万といったレアな商品も存在するのです。

そして、これらのそれぞれの価格帯において、購入する消費者の層は異なるのです。

この異なる消費者の層に共通しているのは、価格に差があっても、それぞれがNIKEのロゴが付いた商品が欲しいと考えていることです。

NIKEのハイブリッド戦略は、どのチャネルにおいても、NIKEの商品が欲しい、NIKEだから購入すると言った消費者を多く生み出すことに成功しているのです。

まとめ

ハイブリッド戦略は、既存の企業やメーカーが、現在のビジネスをさらに進化させるために、D2Cビジネスを取り入れていくと言う戦略です。

コロナ禍によって、デジタル化が急速に加速し、それに対応するために、デジタルを軸とするD2Cビジネスをうまく活用しているのです。

しかし、全ての企業が今回説明したNIKEのように成功できるわけではありません。

NIKEというそもそもブランドが確立されている企業だからこそ、成功することが容易なのです。

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