D2C

D2C商品をOEMで作る際の注意点

企業やブランド自らが商品の企画と製造を行い、そして生産した商品を直接消費者に販売する「D2C」ビジネスモデルが今、多くの企業から注目を集めています。

特にアパレル業界や美容業界が多く取り入れているビジネスモデルであり、徐々にD2Cビジネスの市場が拡大しつつあります。

D2Cビジネスを行う上で自社内で商品を生産する必要があるからこそ、製造工場が必要になってきますよね。

今では全国各所の工場がOEMODMの受託を行っていますので、もう既に提携しているという企業も多いでしょう。

OEMとは、Original Equipment Manufacturingの頭文字を取った略称であり、商品の製造のみを委託する生産方法や製造業者のことを言い、D2Cビジネスで導入しているブランドが多いかと思います。

そこで今回は、D2C商品をOEMで作る際の注意点について詳しくお話させていただきたいと思います。

今後D2Cビジネスを展開し、OEMの導入を検討されている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

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製造スケジュールを握るために行うこと

特にD2Cビジネスの場合、事業者にとっては売れるものを売れる数だけ作りたいと思うことでしょう。

ですがOEMでは受注できるリソースに上限があり、工場の製造用の機械の数、原料、人的リソースなどのキャパシティがありますし、もし他のEC事業者からの依頼があると自社のみの融通が効かない場合もありますので、売れるものばかりを好きな数だけ作れるというわけではないのです。

ある事例を挙げると、ある美容D2Cブランドが特殊な美容商材を取り扱うOEMメーカーに商品の企画を持ち込んだのですが、企画検討に時間を費やしてしまい発注が遅れてしまったのです。

そんな中大手美容企業が同じ商材を発注したところ、その商品が話題になり多くのEC事業者がそのOEMメーカーに製造依頼をし、通常リードタイムが3カ月であるにも関わらず8カ月以上も必要になり、事業計画を見直す必要がありました。

製造リードタイムを短くするために、できるだけ早い段階でOEMメーカーと発注を前提としたスケジュールの調整が必要ですので、製造予定数と希望のスケジュール、初回発注後の製造ライン確保、もしくは仮押さえを必ず行うべきでしょう。

原価を下げるために行うこと

製造依頼をする際見積りをもらうかと思いますが、どのような商材であっても相見積を取りましょう。

商品の原価を値下げすることは、利益を出すための重要な要素です。

OEMによっては、製造工程や原料の仕入れルートが異なりますので、どうしても価格の変動や仕入れる速さに差が出てしまいます。

例えば化粧品や健康食品の場合、製造工程や仕入れルートによって商品の中身と容器に影響が出やすいでしょう。

特に容器に関してはここ数年で価格が高騰していますので仕入れにくくなっており、OEMが出す見積を見て、何にどれくらいの費用がかかっているのかをしっかり把握することで、原価の妥当性を知り原価の値下げ交渉を行うことができるのです。

この場合の対策方法としては、それぞれのOEMの得意分野を把握しておくことでしょう。

それぞれ得意な製法や商材がありますので、得意分野のメーカーに依頼することで原価を抑えることができるのです。

またOEMではロット数とマージン率が原価を下げる要素となりますので、相見積を取ることが重要なのです。

OEMは下請けではない

年々D2Cブランドの数が多くなるにつれ、OEMの需要もどんどん高まってきています。

見方を変えるとOEMにとっては依頼件数が年々増加傾向にありますので、自社の依頼を断ることができるほど強い立場になっているのです。

従来までであれば企業やブランドにとってOEMは下請けであると考えられていた方も多いかと思いますが、今はその考えは絶対的に間違っているのです。

OEMに対し丁寧な対話を続け押さえなければならないポイントはしっかり押さえるというwin winな関係こそ、D2Cビジネスを効率よく進め、円滑に自社商品を作るために重要なのです。

まとめ

以上、D2C商品をOEMで作る際の注意点についてお話させていただきました。

D2C事業者はOEMに対し委託者であるからこそ、商品ローンチまでの舵をOEMが握るか、それとも自社が握るかによって大きな違いが生じてきます。

D2CビジネスはOEMに委託する場合が非常に多いかと思いますので、OEMの選定や商品製造に失敗しないためにもぜひ今回ご説明した注意点をしっかり理解し、自社と相性の良いOEMを見つけてください。

今後さらに拡大するであろうD2Cビジネスを成功させるためにも、OEMの選定に失敗することなく効率よくD2C商品を製造してくださいね。

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