D2C

異色D2Cブランド「Peloton」から学ぶこと

インターネットが普及し、EC市場が拡大するに伴い、日本でのEC売上が年々向上し続けています。

EC市場の拡大と、スマートフォンを介した商品販売の重要性が高まるなか、衣類や食品、美容品など幅広い分野でEC化が進んでいるでしょう。

このような背景があるからこそ、今D2Cが大きな注目を集めており、自らネットショップを立ち上げ、D2Cビジネスに挑戦する事業者が多くなってきているのです。

D2Cは、メーカーやブランドが自らが企画製造した商品を、従来までのような仲介業者を介すことなく自社ECチャネルを用いて商品を販売する仕組みです。

D2Cブランドと言えば数多くのブランドが存在するのですが、中でも特に今注目を集めているものが高額商品を販売するD2Cブランドです。

高額商品のD2Cブランドを立ち上げたいけれど、果たして本当に成功するのか、その商品に需要があるのか、そもそも高い商品が売れるのか、という課題があるかと思います。

ですが、高額商品を取り扱うD2Cブランド「Peloton」は、年々支持を集めていることをご存知でしょうか。

そこで今回は、異色D2Cブランド「Peloton」から学ぶことについて、詳しくお話させていただきたいと思います。

今後、高額商品を取り扱い、D2Cビジネスの武器にしたいと考えられている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

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「Peloton」とは

Pelotonは、家庭内で使用するエクササイズバイクを2,295ドル(約240,000円)で販売しているD2Cブランドです。

Pelotonのエクササイズバイクは、オンラインでエクササイズを受講することができる、月39ドルのサブスクリプションサービスとセットで提供されています。

カリスマ化したインストラクターが実施するオンラインライブクラスには、全米からのアクセスがあり、一度に数千人が同時に受講し、他のユーザーとリアルタイムで順位を競い合い、さらにペースを上げ下げすることで、本来のPelotonの意味であるマラソンや自転車競技などの走者集団を疑似体験できるようになっているのです。

「Peloton」はコミュニティを提供する

Pelotonの商品は非常に高額でありながらも、非常に人気が高く、売上と会員数は右肩上がりを続けています。

商品自体の目的は「在宅フィットネス」であるのですが、ただ家でバイクを漕ぐだけではありません。

Pelotonはユーザーに対して提供する価値は「コミュニティ」にあるのです。

Pelotonのエアロバイクやランニングマシンには、非常に見やすい位置にデジタルデバイスが設置されており、バイクを漕ぎながら画面を通じてインストラクターのトレーニングを受けることができるようになっています。

そのインストラクターは、まるで俳優かのように大きな手振り身振りでユーザーを刺激し、一緒にトレーニングを行ってくれるのです。

あくまで在宅であるのですが、画面を介し熱狂的な時間を共有しているからこそ、強固な繋がりを生むのでしょう。

また、別のユーザーの順位を見ることができたり、ハイファイブ機能によりエールを送ることができますので、インストラクターだけでなく他のユーザーの存在を感じるので、オンラインでありながらも強いつながりを感じることができるでしょう。

このPelotonが作る「熱狂的なコミュニティ」こそ、D2Cブランドの価値なのです。

「Peloton」が解決した課題

スポーツセンターやフィットネスでのトレーニングとは、基本的に孤独なものであると認知されています。

そして特定の場所に通わなければならない、通いたいけれど通う時間がない、という人もいるでしょう。

家で一人でフィットネスを行えば良いのですが、孤独の課題は解消されませんし、継続が難しいでしょう。

だからこそ、Pelotonのようにインストラクターとの距離が近い新しいフィットネスの形式は、ユーザーの孤独を和らげ、さらにコミュニティを提供したのです。

膨大な赤字を抱えている

ここまでPelotonのことを紹介すると、かなり順調にビジネスが進んでいるように思えますが、実際にはまだまだ赤字企業なのです。

2019年には売上金9億1500万ドル(約985億円)に対し、1億9560万ドル(約210億円)という膨大な赤字を出しているのです。

Pelotonのビジネス方式は、ハードウェアを先行して販売し、月額でサービス料を支払ってもらうという、二段階のキャッシュポイントになっています。

ユーザーは高額なハードウェアと、少額の月額コンテンツによって、継続的に料金を支払うことになるでしょう。

ユーザーはハードウェアの支払い自体は分割を選択することができますので、キャッシュフローだけを見ると、かなり良いとは言えません。

今現在はコロナ渦の影響により、需要が増していくことが予想されているPelotonですが、まだこの赤字を脱するには確実な先行きは見えていない状況ですので、会員数増加のための投資は続くでしょう。

まとめ

以上、異色D2Cブランド「Peloton」から学ぶことについて、詳しくお話させていただきました。

Peloton自体、まだ日本進出をしておらず、馴染みのないD2Cブランドですが、このように世界では高額D2Cブランドを展開し、注目を集め成長を続けているのです。

今後日本でも必ず注目を集めるであろう市場ですので、興味がある方はぜひ早めに成功事例を学び、正しい知識を得てくださいね。

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