D2C

D2Cビジネスに重要なことは「プロダクト開発」

ここ数年で、D2Cというビジネスモデルが非常に大きな盛り上がりを見せています。

D2Cとは、Direct to Consumerの略称であり、製造者が消費者と直接取り引きを行う仕組みです。

D2Cビジネスは、仲介業者を介さず、すべてを自社内で完結させますので、収益性が高いことが特徴でしょう。

また、独自で消費者との関係性を構築することができますので、自由に売り方を決めることができるのです。

より詳細な顧客データを収集し蓄積することができますので、より効率的なマーケティングを行い、素早くPDCAサイクルを回すことができるのです。

D2Cビジネスビジネスは言うまでもなく、「モノを作るビジネス」です。

もちろん、ブランド独自の世界観を創りより良い体験を提供することも重要なのですが、それはやはり「モノが良い」ということが大前提になります。

そこで今回は、今日本でも注目を集めている靴のD2Cブランド「Allbirds」を参考に、D2Cビジネスに重要なことは「プロダクト開発」であることについて、詳しくお話させていただきたいと思います。

今後D2Cビジネスの展開を検討されている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

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「Allbirds」はどんなブランド?

少し前に、日本に初となる店舗をオープンした「Allbirds」をご存知でしょうか。

環境に優しい作りの「靴」を提供しており、環境に対するさまざまな取り組みを行っているサスティナブルなD2Cブランドと思われている方も多いことでしょう。

実際にAllbirdsは、ユーカリの木から生成した素材でアッパーを制作したり、環境への負荷が低いサトウキビから生成した素材でソールを制作し、炭素排出量を考慮してヒマシ油を用いたりと、世界の環境を良くするための取り組みが行われています。

デザイン性が高く、機能性にも十分優れていますので、今では多くのファンを持っています。

優れたプロダクト開発

D2Cビジネスを成功させるためには、まず大前提として、良いモノでなければなりません。

Allbirdsのように、サスティナブルな取り組みを行っていると聞くと非常にイメージが良いのですが、そこだけが先走りしてしまってはいけません。

Allbirdsのプロダクト開発が優れているのは、創業者ジョーイ・ズウィリンガー氏の先進的な知見を活かしたプロダクト開発であったからでしょう。

Allbirdsの「履き心地」というものは、優れた機能性、高いデザイン性、そしてサスティナビリティを考慮した上で追求される素材の良さがあって、初めて生まれます。

さらにAllbirdsはその高い技術力を、自社内のみの展開にするのではなく、オープンソースで公開されているのです。

ジョーイ・ズウィリンガー氏は、「より良い世界を作ろう」が口癖と言われており、その思想がベースにあるからこそ、このような行動を起こすことができるのでしょう。

良い情報が正しく活用されることで、世界をより良くすることを目的としており、これら全てを考えてもAllbirdsのプロダクト開発は非常に優れていることが分かります。

マイナーチェンジを繰り返す

Allbirdsのユーザーがもし、過去にAllbirdsの靴を持っていたとすると、最近のプロダクトを手に取ると、その違いはすぐに分かるでしょう。

Allbirdsで製作されている靴は、決められた型によって作られているのではなく、マイナーチェンジが繰り返されているのです。

インターネットビジネスではなく、「モノを作るビジネス」においては、マイナーチェンジをすることは簡単なことではありません。

ただひとつだけの些細な変更だけでも、かなりのコストがかかってしまう場合があります。

予想できることは、きっとAllbirdsのプロダクトは永遠の未完成品であり、常に顧客の声を聞きながら改善し続ける環境を自社独自が作っているのでしょう。

D2Cビジネスを行う上では、PDCAを素早く回す生産体制を構築することは非常に重要です。

マイナーチェンジをしながらも、コストと時間と労力を最小限に抑える努力をしているのでしょう。

巨大企業にも屈しない

Allbirdsは後発だったことも見逃せないポイントです。

Allbirdsの創業は2014年でしたので、D2Cビジネスのスタートダッシュとしては少し遅いようにも感じ、後発ではネガティブに考えてしまう方もいらっしゃいますがまったくそうではありません。

Allbirdsは、オープンソースでさまざまな情報を開示していたからこそ、Allbirdsに対するリスペクトやインスパイアを受けたことにより、サンプリングされることも多いのです。

ですがある時、Amazonのプライベートブランドが、Allbirdsの靴とほぼ同様の商品を販売したことがありました。

そしてそのAmazonのプロダクトには、サステナビリティの精神がなく、Allbirdsのリスペクトも感じられなかったと言われています。

その際、ジョーイ・ズウィリンガー氏は「どうか我々のサステナビリティへのアプローチも盗んでほしい」という言葉を残しました。

巨大企業にも屈せず自分たちの信念を貫き、より良いプロダクト開発のための研究を続けることこそ、D2Cビジネスの成功につながるのでしょう。

まとめ

以上、D2Cビジネスに重要なことは「プロダクト開発」であることについて、お話させていただきました。

Allbirdsを事例として挙げましたが、どのD2Cブランドにおいてもプロダクトの開発は非常に重要であることをお分かりいただけたでしょうか。

D2Cビジネスを成立させるためにも、顧客ニーズに沿って顧客と共に成長を続けるD2Cブランドを創り上げてくださいね。

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