D2C

D2Cは「ストーリーテイング」が重要である理由

企業と顧客との間で新しい関係性を作り出していると言われている「D2C」。

D2Cは海外で多くの成功事例が上がり、注目されていたのですが、今では日本でもD2Cを導入する企業が多くなり、成功事例が増えていっています。

D2Cのビジネスモデルは、企業自らが商品を企画、製造し、企業内独自チャネルで消費者に直接商品を販売します。

このようなビジネスモデルはもともと存在していたものの、近年特にアパレル業界や美容業界を中心にD2Cを展開するブランドが多くなっていますよね。

さまざまな要素が複雑に絡み合うD2Cではありますので、D2C事業者にとって「D2Cに欠かせない要素」というのはそれぞれ異なることでしょう。

ですが、そのひとつには必ず「ストーリー」があるのではないでしょうか。

D2Cブランドは、そのブランドの背景となるストーリーを発信し続けることで、消費者に情緒的価値を訴えることができますので、機能的価値だけでは動かせない消費者の心にアプローチすることができるのです。

だからこそ、ストーリーがD2Cにおいて非常に重要な要素であり、ストーリーを伝えていくアクションである「ストーリーテリング」がビジネス成功のカギとなるのです。

そこで今回は、D2Cは「ストーリーテリング」が重要である理由について、詳しくお話していきたいと思います。

今後D2Cビジネスの展開を検討されている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

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D2Cブランド商品はストーリーを纏っている

D2Cブランドはメディアになり、そのブランドから発信される商品はコンテンツになりストーリーを纏うことで、そのものが持つ意味以上の価値を持ちます。

そのブランド自体にストーリーを纏わせることは当然なのですが、商品ひとつひとつにもそのブランドストーリーに紐づいたストーリーを持たせることで、より統一した世界観を表現することができますし、その世界観が好きなユーザーへ、よりコアなファン化を図ることもできるでしょう。

D2Cブランド、そして商品には「意味レベルの価値」を持たせなければ意味がないのです。

D2Cにストーリーテリングが必要な理由

日本は既に豊かになっているため、特にモノが不足していることはありません。

そうなると人は、情緒的価値を得られるものにお金を支払うようになるのです。

情緒的な価値を得られるものとは、たとえばそのブランドが発信するコンセプトや世界観に共感したり、商品が生まれるまでのストーリーに感動するなどのことを言い、このような何らかの情緒的な価値があるモノこそ「意味のある商品」なのです。

たとえば「電子レンジ」を例に挙げてみましょう。

電子レンジの機能的価値といえば、「ものを温める」ということですよね。

この機能的価値を追求し続け、今ではオーブンが備わっていたり、より美味しく頂けるよう最適な温め方を選べるようにもなっています。

このようにかなり高性能な機能が備わっている電子レンジは、約1万円ほどで購入することができますよね。

ですが、「BALMUDA」の電子レンジはどうでしょうか。

BALMUDAの電子レンジは、無駄を削ぎ落した機能性に加え、コンセプトは「キッチンを楽しくする」とし、インテリアとしての要素、音楽が流れる新規性などの、新規性を情緒的価値として提供しています。

通常の電子レンジと比較すると、約4倍にもなるのですが、消費者から選ばれ続ける人気の高い電子レンジになっているのです。

つまり、ただ役に立つ商品ではなく「意味のある商品」こそ、消費者に選ばれるようになっているのです。

消費者行動に変化が見られている今だからこそ、D2Cブランドを展開するにはストーリーテリングが非常に重要になっており、意味レベルの価値を作り出すには必要なのです。

D2Cブランド「Ritual(リチュアル)」

D2Cブランドの中でも特に、ストーリーテリングが優れているブランド「Ritual」をご紹介します。

Ritualは、アメリカでサプリメントを提供しているブランドなのですが、ただのサプリメントを提供しているのではなく、「サプリメントに不信感を持った創業者が開発したサプリメント」を提供しています。

創業者が妊娠時期に理想のサプリメントを探す際、なかなか理想のサプリメントに出会うことができず既製品に対して不信感を抱いたことがきっかけとなり、Ritualが誕生しました。

創業ストーリーが透明性であること、そしてその透明性がキーワードとなり、ブランドとしての世界観とメッセージを発信し、消費者に対する姿勢や原料の選定など、あらゆる要素に「透明性」が反映されているため、商品に意味レベルの価値を作っているのです。

アメリカでのサプリメント市場は非常に飽和状態でありながらも、人々にとって真新しいサプリメントはあまりありません。

だからこそRitual創業者のように一般的に販売されているサプリメントに不信感を抱く人々から、Ritualが選ばれるのでしょう。

創業ストーリを伝え続ける(=テリング)ことで、意味レベルの価値を作ることに成功しているのでしょう。

まとめ

以上、D2Cは「ストーリーテリング」が重要である理由についてお話させていただきました。

D2Cが注目を集め続ける今、D2Cビジネスを成功させるには成功に欠かせない要素を知っておかなければなりません。

ストーリーテリングは、D2Cブランドを展開する上で避けては通れない道の考え、ぜひこの機会に知識を深めてくださいね。

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