D2C

D2Cとサブスクリプションの相性

サブスクリプションの近年の成長は目覚ましいものがあり、最近では、消費者の日常生活に定着しつつあります。

このサブスクの成長は現在も続いていますが、サブスクのほかにも、近年で著しく成長したビジネスモデルがあります。

それが、D2Cビジネスであり、両者は異なるビジネスモデルではありますが、その特徴に似たものがあることから、D2C=サブスクと認識しているケースも多いようです。

そこで今回の記事では、D2Cとサブスクの関係について説明したいと思います。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

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サブスクビジネスの特徴

サブスクリプションとは、本来は、年間購読や定期購読と言った意味を持つ言葉で、現在は、一定の金額を支払うことで、一定の期間サービスを利用する権利を得ることができると言う仕組みのビジネスモデルのことを指しています。

一般的には、定額制のサービスと認識されていることが多いようですが、従来の定額制モデルとサブスクの仕組みは似てはいますが、根本的な考え方に大きな違いがあります。

その違いと言うのが、サブスクビジネスは、徹底した顧客視点でビジネスを展開していくという点です。

定額制モデルに限らず、従来のビジネスは、企業が主体となり、商品やサービスを起点としてビジネスを展開してきました。

そのビジネスとは、ただ商品やサービスを提供するだけのものであり、そこに消費者とのコミケーションなどは無かったのです。

しかし、サブスクビジネスでは、顧客の視点で、顧客が求める商品やサービスを提供し続ける事に重きを置いています。

常に、顧客とコミュニケーションをとり、顧客に継続してサービスを利用してもらえるように努めているのです。

これが、サブスクと従来型ビジネスの大きな違いなのです。

サブスクとD2Cの共通点

一方D2Cとは、Direct to comsumerの略称であり、一般的には、消費者に商品を直接販売するビジネスモデルと捉えられています。

ただし、D2Cの特異な点はそれだけではありません。

D2Cは、自社内において、商品の開発から販売まで全ての工程を一貫して行う仕組みであり、販売においても自社ECを軸としてビジネスを展開していきます。

また、マーケティングには、ブログやSNSなどを活用し、全てをデジタルで完結できると言う特徴があるのです。

このデジタルを活用するという点において、D2Cは現代に最も適したビジネスモデルと言えますが、これは、サブスクリプションでも同様です。

サブスクは、そもそもソフトウェアや音楽、動画などの配信サービスから、広く普及したモデルであり、デジタルと親和性が高いのです。

そのため、D2Cとサブスクの相性も良く、D2Cブランドの多くが好んでサブスクモデルを採用しています。

このデジタルと親和性が高いと言う共通点のほかにも、D2Cとサブスクには大きな共通点があります。

それが、前述の徹底した顧客視点のビジネスであるという点なのです。D2Cは、サブスクと同様、従来の商品を起点とするビジネスとは異なり、顧客の視点で商品を作り出し、顧客とコミュニケーションをとりながら、それをさらに改善し、ブランドの価値を顧客とともに高めていくと言うビジネスなのです。

実際に、多くのD2Cブランドが、商品の開発前から、SNSなどを利用し、顧客と直接コミュケーションをとり、顧客の声を聞きながら商品開発を行っています。

それにより誕生した商品は、商品を購入した顧客の声によって、さらに良いものへと改善されていきます。

つまり、D2Cでは、商品を購入後も顧客とコミュニケーションをとり続け、顧客の声を聞き続けているのです。

これは、継続利用を目的とするサブスクでも重要とされていることです。

サブスクは、顧客が長く継続して利用してくれることで、収益を上げていくビジネスですから、商品やサービスの提供後も常に顧客の声を聞き続けていかなくてはならないのです。

D2Cとサブスクの相性

このように、サブスクとD2Cには、ビジネスに重要となる大きな共通点があり、それ故に両者の親和性は高いのです。

そもそも、D2Cと言うビジネスが一般に広く普及したのは、サブスクと言うビジネスによって、消費者の価値観が大きく変化していたことが背景にあるのです。

サブスクビジネスが消費者の間で一般的となったことにより、D2Cを受け入れやすい環境となっていたのです。

しかし、相性が良いからと言って、D2Cに必ずしもサブスクモデルを採用しなければならないわけではありません。

そのD2Cブランドが取り扱う商材によっては、サブスクと親和性が低いこともあるのです。

サブスクには、D2Cと親和性が高いことに他にも、継続して利用してもらうことにより、収益が安定すると言う大きなメリットがあります。

そのため、積極的にサブスクモデルを採用するブランドが多いのは事実ですが、そのような理由でサブスクを採用すると言うのは問題があります。

サブスクとは顧客の視点で見るべきビジネスであり、顧客がサブスクを望んでいるかどうかが問題なのです。

つまり、D2Cにおいてサブスクを採用するか否かは、商材との相性を考えたうえで、顧客にとって望ましいかどうかを見極めていく必要があるのです。

まとめ

サブスクリプションとD2Cは、共通点が多いだけでなく、どちらも注目度が高く、今後も成長していくことが予想されているビジネスモデルです。

D2Cにおいても、サブスクリプションを採用しているブランドは多く、親和性は高いですが、サブスクを採用しなければならないわけではありません。

サブスクビジネスには、相性の悪い商材もありますので、自身のブランドに本当にサブスクが必要なのかどうかを、十分に検討することが重要なのです。

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