D2C

D2Cビジネスは「サステナビリティ」なのか「グリーンウォッシング」なのか

現代の新しいビジネスモデルD2Cに、今大きな注目が集まっています。

D2CとはDirect to Consumerの略であり、企業やブランド、メーカーが直接消費者と取引を行うビジネスモデルです。

特にアパレル業界から多くの注目を集めているので、これからアパレルブランドを立ち上げ、D2C業界に参入したいと考える方が多いことでしょう。

D2Cビジネスを行う際はまず、そのビジネスモデルをしっかり理解して、正しく順序良くビジネスを進めなければなりません。

そこで今回は、アパレル業界に新しい風を巻き起こしたD2Cブランド「Everlane」を参考に、D2Cビジネスは「サステナビリティ」なのか
「グリーンウォッシング」なのか、ということについて詳しくお話させていただきたいと思います。

今後アパレルD2Cブランドの立ち上げを検討されている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

単品リピート通販とは?ビジネスモデルや市場規模、メリットなどを1から解説 通販業界で現在最も注目を集めているのが、「単品リピート通販」というビジネスモデルです。この記事では単品リピート通販が注目を集めている...

「Everlane(エバーレーン)」とは

Everlaneは、「透明性」を最重視したアパレルブランドとして注目されています。

従来のアパレルブランドでのアパレルブランドとは大きく異なり、「原価をオープンにする」という手法が話題を集めました。

Everlaneは、徹底的な透明性を重視しており、世界中のエシカルな工場、もしくは素晴らしい原料を選定し、すべてのプロダクトに関する「本当のコスト」、そしてそのプロダクトの製造に纏わる「全てのストーリー」を公開しているのです。

「本当のコスト」というと、他のアパレルブランドが隠したい「原価」のことなのですが、Everlaneは、すべてを含めた本当のコストを明示し、さらに他の大手アパレルブランドがどれだけ原価に上乗せして売価設定をしているか、ということをユーザーに分かりやすく訴えているのです。

従来までであれば、アパレル業界は表面的な部分のみが注目されがちであったのですが、ユーザーに対して「透明性」を積極的にアピールし、表面ではなくアパレル業界の裏側を明確にしたのです。

素晴らしいトータル体験を提供している

Everlaneに名前の由来には、「親近感がわく」という意味が込められており、その意味通り、個性豊かなアイテムというよりも、長きに渡って着ることができる、プレーンなアイテムが多いのです。

そして、時にロゴやグラフィックが使われたアイテムも販売されているのですが、これらのアイテムに関しては、ひとつのアイテム購入すると、人権保護団体に5ドルが寄付されます。

また最近ではニューヨークタイムズと組み、気候変動に関する情報を発信し、まるで時代の流れに伴うように柔軟に対応しているのです。

このようにEverlaneは社会課題に対する貢献もまた、評価が高いポイントになっているのです。

ですがその一方で、「縫製の精度があまり良くない」という声があることも事実です。

実際に、ミレニアル世代にとってEverlaneは低価格でクオリティが高いと人気があるのですが、アパレル業界の人から見ると、Everlaneは素材も縫製もグレードがかなり低いと言われているのです。

ですがもちろん、それで話は終わりではありません。

アパレル業界関係者にとっても、縫製の良さ、コストパフォーマンスのみでEverlaneを購入うしているのではなく、Everlaneの企業の姿勢、そしてかっこよさ、この企業の取り組みに協力したい、仲間になりたい、という感情を持っていると言われています。

「良いプロダクト」が求められている時代であれば、品質こそ最重視すべきポイントなのですが、D2C顧客が求めているものはモノではなく「体験」です。

つまりもし類似する商品と比較して素材や縫製が負けていたとしても、それでも人気があるということは、トータルでみてそれ以上の顧客体験が良いと言えるでしょう。

D2Cビジネスは「サステナビリティ」であるべき

上記で説明した通り、現代においては表面的な取り組みはまったく必要とされておらず、D2Cビジネスによって本当にサステナビリティな取り組みができているのか、という点が重要なのです。

たとえば環境に配慮しているように見えても、実態が伴っていなければグリーンウォッシングになってしまいます。

D2Cブランドとして、より長く顧客に選ばれ続けるためには、本当にサステナビリティなブランドであるべきで、そのようにユーザーに認められなければなりません。

まとめ

以上、「Everlane」から考える、D2Cビジネスは「サステナビリティ」なのか「グリーンウォッシング」なのか、ということについてお話させていただきました。

D2Cビジネスを成功させるには、このような根本的な理論から考えることができる事例から考えることは非常に重要です。

特にアパレルD2Cブランドの立ち上げを検討されている方は、ぜひEverlaneを参考にしてみてはいかがでしょうか。

まずは気軽に問合せ