サブスクリプション

ファッション業界と飲食業界から学ぶ、サブスクビジネスの成功事例と失敗事例

今どんどん広がりを見せている新しいビジネスモデル「サブスクリプション」。

導入事例が急速に増えているため、注目している事業主の方も多いのではないでしょうか。

デジタル商材を取り扱っている企業こそ、サブスクリプションビジネスが成功しやすいと考えられていたのですが、今はデジタル商材を取り扱う企業だけでなく、多くの企業がサブスクリプション業界への参入を始めているのです。

ですが実際のところ、世界ではサブスクリプションが大きく広がっているものの、日本国内では、まだそこまで成功事例が多くなく、事業者にとって有益な情報も十分だとは言えません。

ですので、サブスクリプションビジネスを導入しても撤退してしまった企業も多くあるのです。

そこで今回は、ファッション業界と飲食業界から学ぶ、サブスクリプションビジネスの成功事例と失敗事例をご紹介していきたいと思います。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

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ファッション業界

失敗:ZOZOお任せ定期便

ZOZOTOWNが提供した「ZOZOお任せ定期便」は、ユーザーが顧客登録時に好みのファッションやサイズを登録することで、洋服や靴、ファッションアイテムがトータルコーディネイトされて自宅まで届けられるシステムです。

このZOZOお任せ定期便を利用することで、ユーザーは自分自身でファッションアイテムを選ぶ手間がなくなり、届いた商品の中で気に入ったアイテムがあれば、そのまま買い取ることもできましたし、自身では選ばないようなアイテムも試すことができる上、利用料金も送料のみであったことから、ユーザーへのメリットが高いと考えられていました。

ですが、サイズが合わない、好みに合わないというユーザーの意見にあったのです。

非常に画期的なサブスクリプションサービスではあったものの、約1年ほどでサービスが終了しました。

成功:メチャカリ

2015年9月にファッションサブスクリプションサービスの提供を開始した「メチャカリ」も、ユーザー登録時に好みやサイズも合わせて登録することで、服や靴、ファッションアイテムがコーディネイトされて自宅に届けられるシステムを導入しました。

利用料金は月額5,800円と返却時手数料であり、制限がかかることなく何度でもサービスを利用することができるのです。

一見ZOZOお任せ定期便と類似するサービスであるように思えますが、なぜメチャカリが成功したのかというと、「業態」の違いが大きく関係していることでしょう。

メチャカリを運営している企業は、製造小売業の形態がとられているため、生産から販売まで一貫して管理できていたので、この構造を最大限に生かし、原価コストと流通コストを極限まで抑えることができたので、確実な収益を確保できたのでしょう。

また、既存顧客と新規顧客の重なりが少ない、ということもビジネスが成功した大きなポイントでしょう。

ZOZOお任せ定期便では大体の好み以外はお任せで商品が選ばれますが、メチャカリではユーザー自身が試したいものをひとつずつ選ぶシステムになっていますので、ファッションに興味があるものの、理由によりファッションアイテムを購入しない、というユーザー層を取り込むことができたのでしょう。

飲食業界(コーヒー)

失敗:DRIPAPP

2014年、イギリスでコーヒーのサブスクリプションサービスを開始した「DRIPAPP」。

会員数は非常に多く、最大30,000人以上ものユーザーを抱えていました。

ロンドン市内にある地元密着型のカフェと喫茶店約150店舗を利用することができました。

大手コーヒーチェーン店であるスターバックスこそ利用することができないものの、約3,000円で10杯のラテを飲む事ができるプランなどが提供されていましたので、ロンドンではかなりお得にコーヒーを楽しむことができるサービスだったのです。

ですが2年後には人員不足と資金不足により、サービス提供が中止されましたので、継続的な利益を得ることができなかったと考えられるでしょう。

成功:COFFE MAFIA

2016年に西新宿にオープンしたカフェ「COFFEE MAFIA」では、コーヒー提供のサブスクリプションサービスの提供を始めました。

会員定額プランが複数用意されており、日本のコーヒー業界での平均価格200円~よりも、かなりお得に美味しいコーヒーを楽しむことができる設定にされています。

破格の価格設定で提供されているからこそ、十分な利益を得ることは難しいと考えられますが、顧客情報を徹底的に活用し、時間に応じた来客数の装丁や、顧客属性をもとに新メニューを開発したり、アップセルを促したりと、さまざまな工夫がされているのです。

DRIPAPPでは多くの個人経営のカフェと契約を交わしていたのですが、COFFEE MAFIAは今現在は3店舗のみの畝いであり、サブスクリプションビジネスをメインとして、実店舗をオープンしていますので、顧客ニーズに柔軟に対応していることが、成功のポイントでしょう。

まとめ

以上、ファッション業界と飲食業界から学ぶ、サブスクリプションビジネスの成功事例と失敗事例をご紹介させていただきました。

このように、業種によって成功するか失敗するか、ではなくサブスクリプションとして同ビジネスを成立させるか、ということが非常に重要なポイントであることをお分かりいただけましたでしょうか。

サブスクリプションビジネスを成功させたいと思われている方は、ぜひこれらの成功事例と失敗事例を参考に、ビジネス戦略を考案してくださいね。

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