サブスクリプション

なぜ日本の企業はサブスクビジネスで失敗するのか?

なぜ日本の企業はサブスクビジネスで失敗するのか?

サブスクリプションと言う言葉は、今や誰もが一度は耳にしたことがあると言うほど、認知されています。

サービスの種類も増え続けており、どのような業種もサブスクビジネスを無視できない状況となっているのです。

しかし、これほどまでに広まっているビジネスであるにもかかわらず、大きく成功した日本の企業はそれほどありません。

Amazonなどの海外勢に押され、存在感を示すことができずにいるのです。

そこで今回の記事では、日本の企業がサブスクビジネスで失敗する理由について説明したいと思います。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

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日本のサブスクビジネスの現状

サブスクリプションとは、定められた金額を支払うことにより、一定の期間商品やサービスを利用できると言うのが基本の仕組みです。

これは、いわゆる定額制モデルとして、従来より知られていたビジネスモデルと同様の仕組みであり、このほかにも定期購入型モデルや従量課金型モデルなど様々な種類のサブスクサービスが存在しています。

しかし、ビジネスとして大きく成功しているのは、これらのサービスの中のごく一部です。

そして、それらのほとんどがソフトウェア配信、動画配信、音楽配信などのデジタル配信サービスであり、定額制のモデルなのです。

そもそも、サブスクは、これらのデジタル配信サービスから始まったビジネスであり、現在においてもデジタル配信サービスが高い支持を得ているのです。

しかし、これらのデジタル配信において成功しているのは、日本の企業ではありません。

そのほとんどが海外企業が提供するサービスであり、日本の企業も数多く参入してはいますが、海外勢に大きく水をあけられていると言うのが実情です。

また、デジタル配信以外のサブスクサービスにおいても、国内で大きく成功しているケースは見受けられません。

アパレル商品や食品、消耗品、自動車、飲食店などあらゆる業種が、それぞれに工夫を凝らしたサービスを提供していますが、高い支持を得ていると言うわけではないのです。

例えば、自動車のサブスクは、発表時には大きな注目を集めました。

世界的に知られた日本の自動車メーカーが、サブスクサービスの提供を始めたわけですから、一時的に大きな話題となり、あらゆるメディアがこのニュースを取り上げたのです。

しかし、ふたを開けてみれば想定よりも利用者は少なく、現在においても苦戦が続いています。

その後も大手自動車メーカーや中古車販売の企業などがサブスクサービスの提供を始めてはいますが、それほど注目を集めることはできずにいるのです。

日本の企業がサブスクビジネスで失敗する理由

サブスクビジネスが、これほど短期間で成長し、高い注目を集めている中で、日本の企業は海外勢に押され、支持を得ることができていないのです。

そして、その大きな理由が、サブスクビジネスを従来のビジネスと同一視している企業が多いからだと考えられます。

サブスクビジネスは、デジタル配信で成長したことからも分かるように、そもそもデジタルと親和性が高く、デジタル化が加速している現代ならではの新しいビジネスです。

しかし、多くの企業がこの点を理解せず、同じ視点のままでサブスクビジネスに参入しているため、市場を開拓することができずにいるのです。

つまり、日本の企業はこの期に及んでもサブスクビジネスを従来の定額制モデルと同様と考えていると言うことです。

この考えを根本から変えていかなければ、日本の企業がサブスクビジネスにおいて成功することはあり得ません。

サブスクビジネスは従来のビジネスと仕組みこそ似てはいますが、根本的な考え方において大きく異なります。

サブスクビジネスでは、従来のビジネスでは軽視していた、顧客との関係性を構築することを最も重要と考えるのです。

顧客と積極的にコミュニケーションをとり、その関係性を構築し、そこから得た顧客の詳細な情報を活用していくのです。

サブスクは、企業と顧客が契約を結ぶビジネスです。

そのため、顧客に関する情報を容易に入手することが可能です。

そして、その情報は、顧客がサービスを利用すればするほど蓄積され、顧客と企業との関係性が強くなるほど深い情報を入手できるようになっていきます。

その情報を効果的に活用すれば、顧客それぞれに最適な体験やサービスを提供することができ、それは利用を重ねるごとにより顧客に適したものへとなっていくのです。

サブスクビジネスは、これを継続していくことが重要であり、常に顧客に最適なサービスを提供することを第一に考えていかなければならないのです。

そして、これを実際に行っていくためには、データの収集、分析を実行できるシステムだけでなく、企業全体が意識を改革する必要があるのです。

それができないのであれば、サブスクビジネスに参入する意味はないのです。

まとめ

サブスクビジネスは、短期間で著しく成長し、市場は急激に拡大化しています。

しかし、その中で成功している日本の企業の数は、思っているよりも少ないのです。

その理由は、今回説明したように、サブスクビジネスと従来のビジネスの違いを理解していない企業が多いからです。

サブスクビジネスへの理解を深めることができなければ、今後も日本の企業がサブスクビジネスにおいて成功することはありません。

サブスクビジネスで成功するためには、意識を根本から改革し、その本質を正しく理解する必要があるのです。

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