アフェリエイト広告を運用する場合、様々なSEO対策の他E-A-Tの知識なども知っておく必要があります。
しかし、SEO対策やE-A-Tに気を付けてサイトやコンテンツを作成するだけではアフェリエイト広告を上手に運用出来ているとは言えません。
今回ご紹介する「カニバリゼーション」をしっかりと理解しておくだけでも、余計な労力を使わずに済みます。
特にコンテンツを充実したい方は、カニバリゼーションに対する理解をしておいた方が良いと思います。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
カニバリゼーションとは、本来「共食い・人食い」と言った意味があります。
「共食い・人食い」という言葉から派生して、ネット業界では自社の商品が自社の他の商品を侵食してしまう際に使用することが多いです。
例えば、ダイエット商品のアフェリエイトコンテンツを既に作成して完成し利益も発生している中で、新しいダイエット商品のアフェリエイトコンテンツを作成したら、新しいダイエット商品の方にのみCVが偏ってしまい、既存のアフェリエイトコンテンツを浸食してしまうケースなどをカニバリゼーションと言います。
では、なぜカニバリゼーションが起きてしまうかというと、次のような原因が主に挙げられます。
・ページのコンテンツが近しい
・ページのタイトルが近しい
・リンク元ページのアンカーテキストやaltに近しい文字列が設定されている
などです。
例えば、「A」というダイエット商品のアフェリエイトコンテンツを「A 効果」・「A おすすめ」などと言った似たようなキーワードをページタイトルなどに使用してしまうと、Googleがどのページが検索結果に相応しいかを認識できなくなってしまい、カニバリゼーションが起こってしまうケースが多いです。
もちろん、実際のカニバリゼーションが起こってしまうケースは様々ありますが、あまりにも似たり寄ったりなキーワードだけでコンテンツを作るのは止めておいた方が、検索順位もGoogleの評価も上がっていくと思います。
既に、いくつかコンテンツを作成し検索結果にも表示されているページやコンテンツがカニバリゼーションに合ってしまっている場合、カニバリゼーションが起きないように対策をする必要があります。
その際にしなければならないのが、主に次の2つです。
・内部リンクの調整
・タイトルタグの調整
まず「内部リンクの調整」ですが、サイト内で該当のキーワードで上げたいページやコンテンツへのリンク数を増やすことです。
リンク数を増やすことにより、該当のキーワードに関するコンテンツのパワーを上げることが出来るため、Googleに該当のキーワードを含んでいると認識させることが出来るとカニバリゼーションを防ぐことが出来ます。
2つ目が「タイトルタグの調整」です。
タイトルタグの調整は、単純に検索結果から出てきてほしくないページには該当するキーワードをタイトルから外すことです。
逆に検索結果に表示させたい場合は、該当するキーワードをタイトルに入れることで調整することが出来ます。
このように、カニバリゼーションが起きてしまった場合は全く異なるコンテンツであるとGoogleに認識させるような対策を取ることで防ぐことが可能になります。
上記では、カニバリゼーションの対策として「内部リンクの調整」と「タイトルタグの調整」についてご紹介してきましたが、他にも
・ページ内のキーワードの数を調整する
・カニバリゼーションが起きてしまっているページやコンテンツをnoindexにする
などと言った対策もすることが可能です。
つまり、どのような状況でカニバリゼーションが起きてしまっているかによって様々な対策をしなければなりません。
もちろん、カニバリゼーションが起きないように未然に防ぐことが一番理想ですが、実際にアフェリエイト広告を運用していると、意外なキーワードで検索結果に表示されることは珍しくなく、知らず知らずのうちにカニバリゼーションが起きてしまうこともあります。
ですので、カニバリゼーションが起きてしまった際にどうすれば良いかの対策を知っておくだけでも焦らずに上手くアフェリエイト広告運用が出来ると思います。
今回は、アフェリエイト広告運用で意外な落とし穴とも言える「カニバリゼーション」についてご紹介してきました。
自分が狙ったキーワードやコンテンツとは別の検索結果で表示されるケースは、本当によくある事例です。
そして、自分の「A」というページと「B」というページでキーワードが重複していることによりカニバリゼーションが起きてしまい、本来ならもっと上位の検索結果になるはずが中々検索結果が上がらないケースもよくあります。
せっかく自分の作ったコンテンツ同士が共食いをしないようにするためにも、SEO対策はもちろんですが、キーワードの選定や内部リンク・コンテンツ内の画像のaltなどに注意してコンテンツを作成することをおすすめします。