多くの場合、自らがサービスや商品などをメーカーとなり、ソーシャルメディア（SNS）やECサイト、直営店舗などで消費者とじかにつながり、直接販売する形に展開する方式をとります。

注目を集めているD2Cブランドですが、サブスクと組み合わせることでさらに効果が上がります。
D2C で大事なのが、顧客とダイレクトにつながる関係性と言われています。

直接繋がることができることで、コミュニケーションが高純度で行えることが強みです。
商品やサービスのファンを作り、何度も買っていただくことができるため、高い収益性を実現していくビジネスモデルなのです。

様々なチャネルによって直接顧客とつながることで、企業は顧客の属性や行動様式に関するデータを蓄積していくことができます。

これが、D2Cビジネスを構築するための土台になる、極めて重要な要素といえるのです。
このメリットを求めて、実際に様々なグローバル企業なども D2C のビジネスモデルへの転換を進めています。

ダイレクトにデータを集めて顧客リスト化することで、新商品のリリースやイベントの開催なども直接伝えることができ、個々のユーザーの属性に合った商品を効果的に訴求できるのが強みなのです。

経営者が、ここをしっかり理解しているかで売り上げ規模も利益額も大きく異なってきます。

D2C による販促を拡充していくことは、新たな売上を作り出すための武器になっていくものと考えます。
一人ひとりの顧客の「顔」が見えるリストを自社で持つことは、「先の読めるビジネス」を作っていく上での、極めて大きな強みになるのです。

メーカーがスマートフォンという「小売媒体」を通じて、ユーザーと直接つながることができる販売手法はとても強い。自社サイトはもちろん、SNSやアプリを駆使して顧客にダイレクトに商品をセールスできるD2Cは、スマホの登場によって、ビジネスにおける強烈な存在感をもつことになった。

代理店を通さずに商品やサービスを直接消費者へ届けることから、人件費や賃料などの固定費を極限まで抑えることができ、利益率が格段にアップします。

人口減少により多くの業界で市場が縮小している今、D2Cを活かした成長市場で数十億円を売り上げるオリジナルブランドが次々に誕生しており、いまや中小企業だけでなく、大手企業も D2C による売上比率を上げる戦略に転換しています。