単品リピート通販に必要な運用型広告の歴史について

ネット運用型広告は、20年で大きく変わった!

1995年は日本のインターネット元年と言われ、ダイヤルアップ接続とWindows95の登場にによってインターネットが誰でも簡単に使える身近なものとなりました。

このインターネットの普及に伴い、WEBマーケティングも始まり進化してきました。

当時のネット広告は、現在のネット広告とは仕組みから全く異なるものでしたが、あれから20余年の月日が過ぎ、インターネットの普及がさらに進んだことで、ネット広告も様変わりしています。

そこで今回の記事では、ネット運用型広告の歴史について説明したいと思います。 

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

1995年インターネットが普及

1995年のインターネット元年に、ダイヤルアップ接続とWindows95によってインターネットが身近なものとなりました。

そして、そこから少し過ぎた1996年頃には、様々なインターネットサイトが立ち上がり、ユーザーも続々と増加し始めていきます。

この当時のネット広告は、広告主が顧客と関連が強いと考える媒体に対し、期間を指定してバナー広告を出すと言う仕組みで行われていました。

つまり、雑誌などの媒体の純広告と同じように、予約して枠を購入して広告を出していたのです。

その後、iモードやADSLの導入により、さらにインターネットが快適に使える身近なものとなり、これに伴いネット広告の手法も多様化されていきます。

その代表的な広告手法が成果報酬型広告と言われる、アフェリエイト広告、リワード広告、ブースト広告などです。

さらにyahooやgoogleと言った検索エンジンが登場し、WEBサイトを一つにまとめて検索できるようになったことにより、現在でも重要な広告手法である、リスティング広告(検索連動広告)の時代が始まりました。

このリスティング広告は、少額の予算でも運用可能であり、態動的に購買に直結するという特徴を持ち、従来の広告とは全く異なる新しい広告として評価され、最も優れた広告とも呼ばれています。

また、この検索エンジンの普及に伴い、検索結果の上位に表示されることでユーザーに見つかりやすくする(SEO)が、マーケティング手法の中で重要視され始めます。

このように、広告技術が進化したことにより当初の広告枠を予約購入するバナー広告(純広告)に対し、1回のクリックにつき50円、1回の広告表示につき0.1円と言った形で入札を行う広告の仕組みが発展し、徐々に運用型広告が主流となっていきます。

この運用型広告は年を追うごとに存在感を増しており、2012年には5対5程度であった枠売り広告との対比が、2020年には7対3程度になるだろうと予測されています。 

2004年SNSの台頭!

2004年ころになると、世界ではBlogger、WordPressなどの出現により、誰でも簡単にブログサイトを立ち上げることができるようになり、日本でもアメブロ、ライブドアブログなどで個人での情報発信が可能となりました。

さらにFacebook、Mixi、YouTube、Twitterなどのユーザーが自ら作り出すソーシャルメディアが台頭、SNSマーケティング、バイラルマーケティングといった手法も誕生しました。

この頃には、ユーザー間で話題になりやすい魅力的なコンテンツが相次いで作成・配信され、芸能人や有名ブロガーなどに依頼しシェアしてもらうと言ったマーケティング手法も話題となりました。

 

2008年iPhoneが登場!

2008年にはiPhoneが登場、これによりインターネットによるユーザーの検索行動が飛躍的に増加し、それに伴いCookieデータをベースにユーザーの行動をターゲティングする行動ターゲティング手法が注目を集めます。

このCookieデータを使用した手法は、その後リスティング広告、興味関心連動型広告、リターゲティング広告などに繋がっていくことになります。

またこの頃から、広告取引に大きな変化が見られはじめ、広告取引の入札システム、広告配信の自動化、広告効果の定量化など、自動的、機械的に広告を取引を行うベースが誕生し、広告枠の市場化、リアルタイム入札が進んでいきます。

さらには、従来の広告取引における広告枠を購入するという考え方が、効率を重視した、何人の人に見てもらうかという考え方に変化を遂げていったのもこの頃と言われています。 

2011年新しいコミュニケーションツールLINEの誕生!

2011年には、現在一番利用率の高いSNSツールであるLINEが誕生、若年層だけでなく多くの世代でコミュニケーションツールとして注目を集めます。

このLINEは新しい情報伝達の仕組みとして、現在も広告運用に活用されています。また、行動ターゲティング手法がさらに進化し、Cookieをもとに複数のサイトにおけるユーザーの閲覧履歴を収集し、このデータに基づいてユーザーに最適と思われる広告を表示する、オーディエンスターゲティングが台頭していきます。

そして、アドネットワーク広告、DSP、SSP、DMP、CDPなどに繋がり、現在も進化を続けています。 

まとめ

このように、インターネットの登場から、通信環境の変化、スマフォの誕生など端末の進化に伴い、広告のあり方も劇的に変化していることがわかります。

今後もユーザーやインターネットの変化に伴い広告を運用していくことが重要になりますが、将来どういった変化を遂げるかを予測することも必要になるでしょう。