単品リピート通販ビジネスモデルは4パターンのみ

単品リピート通販をこれから始めようという方にとってどのような販売方法があるのか、そしてこれからどの方法で販売をしていこうというのは非常に重要な経営判断になりますよね、今回はそれをテーマに記事を書いていきます。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

単品リピート通販の販売に対するビジネスモデルというのは大きく分けて4つに分けることができます、要するに販売手法が4つに大別されるということです。

1、1ステップ通販モデル
2、2ステップ通販モデル
3、1.5ステップ通販モデル
4、フロントエンド&バックエンド通販モデル

いきなり通販の種類を書かれてもわからないでしょうから、これから一つずつ解説を加えていきますね。

1、1ステップ通販モデル

このビジネスモデルは最初から定期通販ですから、買ってくださいというように最初から定期便の販売を行う手法になります。

テレビ通販でよくお試し購入とか、サンプルを無料プレゼントというモデルではなく、いきなり定期で買ってもらえませんかというモデルのことです。

ただサンプルがないものをいきなり定期で買ってくれる確率というのは低くなりますよね、商品がわからないのに継続してくださいというモデルになるわけですから、感覚としてもなんとなくわかってもらえるかと思います。

ですがこの1ステップ通販に関しては、お客様の購入までのハードルを下げるテクニックがあります、それは初回を20%オフの定期通販モデルというように定期を約束する代わりに安く設定するのです。

初回が安いだけでなく、2回目も20%オフといったような割引きをつけてお得感を出す、ただ初回を買って商品が気に入らなかったとか、肌トラブルやアレルギーなどの健康トラブルがでちゃうこともありますよね?

そういったお客様の買ってもらえるハードルを下げるために、初回商品を使って90日間は返金保証をつけるといったような形にしてあげるのです。

商品には興味があって初回も安いし、継続すればさらなる割引きを受けれる、お客様にとってはメリットが非常に多い、ただもし商品が悪かったらどうしようってのを払拭するために返金保証をつけてあげて、お客様に安心して買ってもらうというモデルになります。

1ステップ通販のモデルを使っている企業も非常に多いです、実際に単品リピート通販で他のライバル会社がどのような販売手法をつかっているのかを分析すると面白いと思います。

1ステップ通販モデルであれば、大抵の企業は初回をキャンペーン価格にして、初回返金保証をつけてハードルを下げるという手法をつかっています。

2、2ステップ通販モデル

こちらは名前の通り、お試しがあってから商品購入がある単品リピート通販モデルになります、たとえば初回お試し100円とかでまずは商品を使ってもらう、そして顧客リストに向けてセールスをして本品や定期商品を買ってもらうというモデルになります。

なかにはサンプル請求無料という形で大きく顧客リストを集めて、そこへセールスをするといったのは大企業など多少資金力があると無料という形だとなんといってもリストが集まるので、テレビ通販などでも今なら無料というのが流れていますね。

2ステップで通販モデルの場合には、なんといってもリストを多く取ることはできるのですが、それを成約させるためにコールセンターから電話をする必要があります。

サンプルは届きましたか?
使ってみてどうですか?
定期便の通販はいかがでしょうか?

といったような電話を入れる必要がある、これは顧客リストの見込み客リストをたくさん集めることはできるのですが、そこにどれだけ成約できるかは、コールセンターだったり自社の営業力次第だったりします。

大手がまず無料のサンプルといったので通販モデルが成り立つのは、自社でコールセンターでしっかり教育されたスタッフがある一定数のお客様を定期コースへ引き上げられるという数字がわかっているからできることなのです。

大手企業の場合には、まず雑誌やアンケートサイトなどで小規模でテストマーケティングを行い、実際にどの確率で引き上がるというしっかりとした数字を最初から持っています、だからお金をかけても必ず利益になるとわかってから広告をして、顧客リストを集めるのにお金を使えるのです。

中小企業の通販商品では、見込み客の顧客リストへセールスをしても、何件電話をすればどれくらいの件数の成約があるのかは、予想するのが難しいです、そのため1件あたりの成約した際の費用が不安定になりがちです。

3、1.5ステップ通販モデル

2ステップと何が違うのかというと、初回から実際の本品を送って自動で定期コースというような形です、2ステップはお試しとかサンプルを送るので本品を最初から送るわけではないのです。

1.5ステップは最初から定期コースの本品をお送りするのです、ただこれ1ステップ通販モデルと同じで、使ったこともない商品ですから、お客様は不安ではないですかって声がきこえてきそうですね。

ただこの1.5ステップ通販モデルでは、お試しができるのです、本品を50%オフで送ってお試しをしてください、気に入らなかったら解約の連絡をくださいという通販モデルなのです。

しかも初回50%オフでお試しできる、気に入らなかったら解約もできるし、2回目以降の定期コースも20%オフ30%オフで続けられますからお得ですよというモデルです。

1ステップ通販はいきなり商品を買うのはハードルが高い、2ステップでは顧客リストがたくさん手に入るけど、電話のセールススキルがないと1件も成約できないかもしれないという不安が残る、これを解決するのが1.5ステップ通販モデルなのです。

1.5ステップ通販モデルはひとことでいうのであれば、お試し定期というビジネスモデルだといわれているのです、お試しをして気に入らない場合以外は定期でお届けを続けるというビジネスモデルです。

ここまで3つが今通販のビジネスで90%以上の企業が使っている手法になります、インターネット上で売れている商品などをみつけたら、その通販モデルが3つのどの販売手法を使っているのかを考える癖をつけておくといいと思います。

それでは最後の通販モデルについてこれから解説をしていきたいと思います、これも一部の企業が対面販売などを駆使して多用している手法です。

4、フロントエンド&バックエンド通販モデル

こちらのビジネスモデルは同じ悩みを持っている顧客に対して、はじめは安い商品などを販売して大量の購入者リストを手に入れるというところからスタートするモデルです。

こちらはまず初回で100円とかで実際に悩みを抱えている商品を解決する商品を販売します、そうすると実際に購入者リストが手に入ります、そしてすでに顧客の悩みもわかっている状況になりますよね。

そこでバックエンドとして高額な商品を販売して収益を得るというモデルです、例として不眠症の悩みを抱えている方に対して、快眠に導くサプリを500円で販売をする。

そして快眠サプリを購入した顧客に対して、よく眠れる枕やベットを販売するといった手法ですね、快眠枕であれば3万円と、快眠なベットであれば30万円と50万円といったような具合です。

このビジネスモデルはフロントエンドでは利益が出ずに赤字になるケースがほとんどなので、しっかりそのあとに信頼関係を構築して高額なものを購入してもらうモデルです。

フロントエンドの段階では赤字、バックエンドを売ることで黒字化するモデル、単品リピート通販で考えるのであれば、ダイエットのための器具を安く売って、それに必要な替えのセットを定期的にかってもらうというようなモデルもあったりしますね。

ホワイトニングの機材を比較的安く販売をして買ってもらい、その機材をつかうために歯に塗るクリームを定期的に買ってもらったり、まとめてかってもらったり色々な応用ができるのです。

単品リピート通販では基本的にビジネスモデルが非常に単純です、そして定期的なリピートの件数やLTVの数字がわかってさえしまえばいくらでも事業規模を大きくすることができます。

今回は単品リピート通販で使われている4つの販売方法について詳しく解説をしました、基本的には4つしかないので、これから通販サイトを見る際に、この企業はこのビジネスモデルを使っているといったような目線でみると見える世界が全く違うはずです。

単品リピート通販を成功させるには、自分の企業がどのビジネスモデルで収益をあげるのか、販売方法について正しく理解している必要があるので、今回の記事をぜひ活かしてもらえればと思います。

2ステップ通販でモデルでは、コールセンターによるセールスの力が必要になってきます、こちらに関しては単品リピート通販専門のコールセンターとしての実績があるのでお手伝いもできます。

当社のクライアントでは、最近は1.5ステップ通販モデルで販売をする企業が非常に増えている印象があります、トータルで比較すると一番費用対効果がいいのかもしれません。

今回の記事は単品リピート通販の基本中の基本になるので、一回で理解できなかったという方は、何度も読み直してもらえればと思います。