通販サイトは、文字通り商品が売れないと意味がありません。
ですので、商品の紹介文などは売上をあげるために非常に重要な部分になります。
中でも、特に力を入れて欲しいのが商品の紹介文ではなく、ユーザーの印象に残りやすいキャッチコピーです。
そこで今回は、キャッチコピーを作る際におすすめのひな形を、いくつか人間の心理心情と合わせてご紹介していきたいと思います。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
まず、むやみやたらにキャッチコピーを選んでいても、商品の購入を考えているユーザーの感情に届くことはありません。
そこで、大前提として「ユーザーの心理心情を見極めながら、どんな言葉ならユーザーの感情が動くのか」を徹底的に考える必要があります。
例えば、
・私はこれを使用して肌が綺麗になった
・私はこれを使用してシミやそばかすが薄くなった
上記の2種類の文章があるとします。
どちらも使用した商品は一緒ですが、どのような単語を選ぶかによってユーザーの印象は大きく異なると思います。
「私はこれを使用して肌が綺麗になった」という言葉が響く人は、肌に何らかの悩みを抱えていることが多いです。
一方で、「私はこれを使用してシミやそばかすが薄くなった」という言葉が響くのは、同じような悩みを抱えている人になります。
もちろん両方とも肌悩みを抱えている人には、興味を持ってもらうことが出来る言葉ですが、より具体的な悩みとも言える「シミ」や「そばかす」と言った単語を並べている文章の方が、ユーザーの感情には響きます。
というのも、肌悩みを抱えていると言っても様々な種類の悩みがあるため、前者で紹介した文章では、あまりにも抽象的すぎるからです。
ですので、より具体的に悩みを解決する事が出来るイメージを持ってもらうためにも、「シミ」や「そばかす」と言った具体的な単語を並べた方が、ユーザーの心理心情には響きます。
このように、商品を購入するであろうターゲットの悩みやその悩みを解決へ導くことが出来るような単語を並べることで、キャッチコピーは絶大な効果を発揮します。
上記の内容を踏まえた上で、キャッチコピーにはいくつかの典型的な型があります。
それが、
・ユーザーの悩み解決型
・ワクワクの提示型
・商品紹介型
・比較型
・物語型
などです。
例えば、上記で紹介している文章であれば「ユーザーの悩み解決型」になります。
2つ目の「ワクワクの提示型」の場合は、便利・快適・楽しいなどの「快」を見せて明るい未来を想像してもらうようなキャッチコピーがおすすめになります。
例えば、「始めはぶよぶよだったお腹が1日10分で引き締めることが出来る」と言った、ユーザーが自分の未来を楽しみに想像させるようなキャッチコピーが出来れば自ずとユーザーは、紹介している商品に興味を持ちます。
3つ目の「商品紹介型」は、新発売の商品やリニューアル商品などを販売する際に活用することが出来ます。
例えば、今の時期でしたら「扇風機でもクーラーでもない!新たな夏の救世主が登場」と言ったキャッチコピーを元に、購入者が得る恩恵や利益などを提示していく商品紹介をしてみると効果を発揮すると思います。
4つ目の「比較型」は、文字通り商品①と商品②を比較してユーザーに選択してもらうように誘導します。
読む人にベネフィットを鮮明にイメージしてもらいたい時は、この「比較型」のひな形は非常に便利だと思います。
実際に、商品比較に特化したサイトも多数存在しています。
5つ目は「物語型」です。
「物語型」は、読む人に感情移入をさせ「試練(悩み)」や「克服」・「成長(商品を購入したことで得られたこと)」などをご紹介していく型です。
上記で紹介した型を元に、本質を組み合わせていけば自然とユーザーの心理心情に響くキャッチコピーを見つけることが出来ると思います。
今回は、通販サイトの商品紹介で使えるキャッチコピーのおすすめのひな形をご紹介してきました。
まず、キャッチコピーは「型」×「本質」であるということを忘れないようにして下さい。
「型」とは、
・ユーザーの悩み解決型
・ワクワクの提示型
・商品紹介型
・比較型
・物語型
など様々ですが、自分のサイトで紹介する商品に合わせた型と、ユーザーが本当の意味で抱えている悩みを掛け合わせることで、ようやくパワーワードとなるキャッチコピーが完成します。
くれぐれも注意して欲しいのが、キャッチコピーや商品紹介をする際に、作り手側(執筆者)の感情は一切加える必要がないと言う点です。
というのも、執筆者視点の文章にしてしまっては、自己満足としか捉えられないからです。
ですので、自分本位の自己満足なキャッチコピーではなく、ユーザーの心理心情に響く相手本位の言葉でキャッチコピーを作ることが、自分のサイトで商品を売り利益を上げるために必要なことだと思います。