この記事では、通販事業で失敗する事業者の共通点についてご紹介しています。
通販事業は、店舗型運営よりもリスクが低いため参入する人や企業は非常に多いです。
また、低コストで場合によっては在庫を抱える必要もないというメリットもあるため、通販事業は非常に人気のビジネスとなっています。
しかし、事業である以上少なからず失敗を経験している方もたくさんいらっしゃいます。
今回は、そんな通販事業で失敗した方々の実例を元に、失敗する事業者の共通点をご紹介していきたいと思います。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
まず通販事業は、店舗型事業と異なりネット上でのビジネスになるため、どのようにお客様を集客するかをしっかりと熟考しておかなければなりません。
なぜなら、店舗型事業は現実世界に実際に店舗があり、消費者(お客様】が自ら足を運んでくれるため、通販事業よりは集客がしやすいケースが多いです。
しかし、通販事業はネットの世界での事業になるので、しっかりとアピールしたり広告費を掛けたり、インパクトを与えないと埋もれていってしまいます。
つまり、どのようにお客様を集めるかを考えて対策をしておかなければ、通販事業は失敗してしまうということです。
そこで、活用出来るのが低コストで利用出来る「ブログ」や「SNS」になります。
しかし、低コストで出来るからと言って決して簡単ではなく、一歩間違えれば炎上したり風評被害などを受けることにもなり兼ねません。
通販事業も商売である以上、風評被害や炎上してしまうと今後の経営や運営にも影響が出る可能性もあるため、慎重に行う必要があります。
かと言って、全く集客導線を作らなければいつまで経っても、消費者に認知されることも利益を上げることも出来ません。
しかし、逆を言えば一度でもバズを経験してしまえば、認知度は上がりますし売上も付いてきます。
「ブログ」や「SNS」を活用した通販事業で成功している企業や個人はたくさんいらっしゃいますし、書籍もあるので自分で調べてみるのもおすすめです。
2つ目の通販事業で失敗する事業者の共通点は「顧客対応がしっかりと出来ていなかった」です。
商売である以上、お客様あっての売上や利益が得られるのに、そのお客様への対応がしっかりと出来ていなければ、経営が失敗するのは目に見えています。
特に通販事業を始める際に、初心者が一番心掛けた方が良いのが「スピード」です。
つまり、お客様から注文を受けて、受注した商品の確認メール(連絡)や商品を発送するまでの迅速な対応です。
通販事業の魅力の一つが、手元に届くまでのスピードの速さでもあるので、早ければ早い程、お客様に満足して頂ける可能性は高くなると思って良いと思います。
もちろん、スピードだけを重視するのではなく、確認作業を徹底することも非常に大切です。
実際に確認作業をしっかりすれば、失敗の8割は改善できるとも言われているくらいので、作業スピードを上げつつ、確認作業をしっかり行うことが、結果的にしっかりとした顧客対応へと繋がるのではないでしょうか。
その他にも、お客様アンケートやお客様レビューなども随時確認をし、お客様がどのような点に不満を感じているのかを理解するのも、通販事業を成功させるポイントになると思います。
サクラなどで無ければ、お客様レビューには必ずクレームや要望などが混ざっています。
そう言った生の声を聞くことは通販事業に関わらず、商売をしている以上非常に重要なので、しっかりと耳を傾けてお客様に寄り添った対応を心掛けることをおすすめします。
このように、利益よりもお客様第一に考えて事業を展開していけば、意外と利益も付いてきてくれるものでもあります。
ですので、お客様対応は絶対に誠心誠意尽くすようにしましょう。
今回は、通販事業で失敗する事業者の共通点をご紹介してきました。
その共通点というのが、
・集客の導線をしっかりと考えていなかった
・顧客対応がしっかりと出来ていなかった
の2つです。
ここだけ見れば、集客の導線をしっかりと確保して、顧客対応がしっかりと出来ていれば通販事業は成功すると思われがちです。
しかし、実際には集客の導線をしっかりと確保するのは非常に大変だったりします。
また顧客対応といえど、あらゆるお客様がいるので、理不尽なことを言われることだってありますし、一筋縄ではいかないことだってあります。
ですので、言葉にしてマニュアル化するのは簡単ですが、実際の現場ではそう簡単に上手くはいかないものだと覚悟しておいた方が良いと思います。
しかし、今回ご紹介した
・集客の導線としっかりと確保する
・顧客対応をしっかりと行う
は、しっかり取り組んでいれば通販事業においても成功する確率を上げてくれます。
ですので、決して簡単なことではありませんが、通販事業は消費者(ユーザー)がいてくれてこその商売でもあるので、お客様に関する戦略はしっかりと考えておいた方が良いと思います。