ECサイトにおいて、サイト内検索機能を充実させることは、利益を上げるために非常に重要になってきます。
なぜなら、サイトを訪れたお客様は必ず何らかの目的があって訪問をされているので、自分の目的の物を見つけるために、サイト内検索を利用する場合がほとんどだからです。
ですので、運営者や事業側はサイト内の検索機能を充実させておかなければいけません。
この記事では、サイト内検索機能を充実させるには具体的にどのように行ったら良いかのかについて、サイト内検索機能の種類と合わせてご紹介していきたいと思います。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
一口にサイト内検索機能と言っても、扱う商品やジャンルによって向いているサイト内検索機能があります。
そこで、まずは3種類のサイト内検索機能を簡単にご紹介したいと思います。
ファセットカウント式の検索機能は、自分の探している条件をいくつか選んでいき、その条件にHitする商品の件数が表示されるスタイルの検索機能になります。
取り扱う商品数の多い総合通販系などでよく見られるサイト内検索機能になります。
ファセットカウント式の検索機能の場合、条件が合わなくなればHit数がゼロになるので、訪れたユーザーは無駄な検索を行わなくて済むため、非常に効率の良い検索機能になります。
ドリルダウン式の検索機能は、あらかじめ用意されているカテゴリーやジャンル・好みのカラーや値段などを選択しながら、候補を絞っていく検索方法になります。
ファッション系・アパレル・コスメ系のECサイトでよく使用されていることが多い検索機能になります。
自分の好みに近い商品を様々なジャンルから絞り込むことが出来るため、同じジャンルの他の商品との比較もしやすいのが特徴です。
ただし、カテゴリーの種類を細かく分けてしまうと、逆にサイト内で訪れたユーザーが迷子になってしまうこともあるので、程よいカテゴリー数で分ける必要があります。
キーワード検索方式は、文字通り検索タブに探している商品を探してくれる検索機能になります。
非常にシンプルで分かりやすいため、多くのサイトで導入されています。
ただし、キーワード検索によっては平仮名やカタカナで検索するとHitしない場合や、アルファベットの大文字や小文字の違いでも検索結果がゼロになることもあるので、複数の商品を扱うサイトには若干工夫が必要になってくると思います。
このように、サイト内検索機能と言ってもいくつか種類があるので、自分の扱うジャンルや商品に合わせた適切なサイト内検索機能を導入することが重要になります。
サイト内検索機能を充実させると、自然と訪れるユーザーの質があがり、結果的に利益が上がるケースが非常に多いです。
なぜなら、ECサイトをはじめとする通販は対面で接客をすることがないため、その分訪れてくれたユーザーに「自分の目的とする商品を見つけてもらいやすくする配慮」が出来ているかによって、ユーザーの満足度が変わってくるからです。
せっかくデザインの素晴らしいサイトでも、自分の欲しい商品の見つからないサイトで買い物をしたいと思うユーザーは少ないと思います。
例えば、既に欲しい商品が決まっているお客様の場合、実店舗であれば店員さんが商品の場所まで案内してくれたりしますが、通販の場合は目的の商品ページまで自分で辿り付かなければなりません。
自分自身で目的のページまで辿りつかなければならない際に、サイト検索機能がしっかり整っていなければ、ユーザーは手間と時間を費やしてしまい、結果的にはサイトからの離脱に繋がる可能性が非常に高くなってしまいます。
サイトからの離脱率が上がってしまうと、自然とCV率も下がってしまい利益を上げることは難しくなります。
ですので、サイト内の検索機能を充実させ、ユーザーに購入して頂く商品ページまでの導線をしっかり作り込むことが大切になってくるのです。
今回は、ECサイトで利益を上げるためにおすすめのサイト内検索機能についてご紹介してきました。
まず、サイト内検索機能には以下の3種類に大きく分けられます。
・ファセットカウント方式:自分の探している条件をいくつか選んでいき、その条件にHitする商品の件数が表示される検索機能。商品数が多い総合通販など向け
・ドリルダウン方式:あらかじめ用意されているカテゴリー・好みのカラーや値段などを選択しながら、候補を絞っていく検索機能。ファッションやアパレル系向け
・キーワード検索方式:検索タブに探している商品を探してくれる検索機能。様々なサイトで使用されており万能型。
そして、サイト内検索を充実させることによって、サイトを訪れたユーザーが自分の目的とする商品をスムーズに探しやすくなるため、結果的にサイトからの離脱率が減り、CV率を上げることに繋がります。
ECサイトを初めとする通販は、対面接客ではないためお互いの顔を見ることはありませんが、サイト内でいかにお客様にとって親切な構成・構造を確立しておくかで、サイトの利益はどんどん変わってくるので、ぜひ実践してみてください。