ネットショップビジネスは、今さまざまな方から注目を集めているかと思います。
本業としてはもちろんですが、今はサラリーマンの副業や、主婦の方の家事の合間にもネットショップを運営することができますし、比較的安価に開業することができます。
さらに今、インターネットの利用環境が整っていること、そしてモバイル端末が普及していることなどから、ネットショップの利用者が多くなってきており、今非常に人気の高いビジネスと言えるでしょう。
いざネットショップを始めようと思っても、初心者の方であれば特に、何をどうすれば良いのか分からない、という方やどのような順番で準備をしていけば良いのか分からない、という方は非常に多いかと思います。
ネットショップを運営するからには、まず目標となる売り上げ数値を設定し、その目標数値を達成するために、どのようなことをすれば良いのか、という設計をしていかなければなりません。
基本的な設計をしっかりとしていなければ、運営は上手くいかないものなのです。
そこで今回は、ネットショップの基本設計について、詳しくお話ししていきたいと思います。
これからネットショップの開業を検討されている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
ネットショップサイトを完成させるには、ターゲットとなる個客調査を行い、分析し、戦略立案を立て、そして設計し、その設計通りに制作し、ネットショップを公開後、運等していきますよね。
この中の段階にある「設計」に注目してみましょう。
ネットショップビジネスだけでなく、ネット関連のビジネスを行うには、それぞれの目標や目的を達成するために、詳細に設計を行っていかなければなりません。
その内容は、キャッチコピーの決定、前ページの仕様、デザインの制作、運用方法などが挙げられますよね。
それぞれの詳しい基本設計を説明していきます。
コンテンツ設計とは、サイトに掲載されている文章や画像、そしてキャッチコピーなどの情報のことを言います。
もし実店舗で考えてみると、お客様は実際に商品を手に取り目で見て確認し、納得をしてから購入することができますよね。
ですが、ネットショップの場合は、実際に商品を手に取って確認をすることはできません。
購入後のギャップを防ぐためにも、商品の魅力を文章や写真、動画で十分にお客様に伝え、そして購入後のイメージがしやすいようなコンテンツサイトが必要なのです。
コンテンツの良し悪しが購入率に関わると言っても間違いはなく、お客様目線で考えたコンテンツ設計が重要なのです。
サイト構造設計とは、洗い出したコンテンツの全体を見ることができるように、図にすることです。
この段階で、ネットショップとして必要なページが抜けてしまっていないか、ということを改めて確認することが可能です。
このサイト全体の情報設計を図として表したものを、「サイトマップ」と呼びます。
ネットショップで一番使用サイトマップは、「階層型構造」です。
小規模のネットショップではこの階層型構造が多く、「トップページ」と「カテゴリページ」「商品ページ」の3つを中心に構成されており、個人ネットショップなどでは良く見られます。
ナビゲーション設計とは、サイトマップの情報をもとに、ページからページへの移動方法を考えることを言います。
お客様がネットショップサイト内で迷ってしまわないように、適切にリンクを設置し、そのリンクを辿って移動してもらうようにします。
サイト内の一番上などの目立つ場所に配備したり、関連性の高いコンテンツへ誘導したり、現在位置を表示したりと、さまざまな種類のナビゲーションを設置することができるのです。
画面設計とは、それぞれのサイトにどのような容姿を含めるか、というような「コンテンツの配置」と「購入までの動線」を確認するための設計です。
いきなりサイトのデザイン設計をするのではなく、まずはそのデザインの下書きとなる土台を作り、それを基にサイトを構成するための要素を図に表したものを、ワイヤーフレームと言います。
このワイヤーフレームを製作していく段階で、必要な情報設計の不足が見つかる場合がありますので、この画面設計は非常に重要な段階です。
このワイヤーフレームは、基本的に線画で簡単に表現していくため、写真やボタンのサイズ等を正確に表現する必要はありません。
あくまでもコンテンツの配置図という認識で、ワイヤーフレームを行いましょう。
以上、ネットショップの基本設計とは何か、ということについてお話しさせていただきました。
ネットショップを制作し運営するには、このような基本設計をしっかり理解して行わなければなりません。
これらを順序立てて段取りよく業務をすすめていくことで、もし不足があった場合にもすぐに対応することができるのです。
ぜひまずはこの基本設計をしっかり理解してみてくださいね。