ネットショップは、コスパが良く参入障壁が低いため多くの方が開業している、もしくは開業を考えていると思います。
しかし、ネットショップは参入障壁が低いだけで、実際に運用するには様々な知識や技術が必要になってくる場合が多いです。
そこで役に立つのがネットショップ関連の資格です。
ネットショップ運用に特化した資格をいくつか所有していれば、自身のネットショップはもちろん、企業側から依頼が来ることもあると思います。
そこで今回は、取得しておくと便利なネットショップ運営関連の資格をいくつかご紹介していきたいと思います。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
ネットショップ関連の資格で一番有名なのが、ネットショップ実務士の資格だと思います。
ネットショップ実務士の資格では、レベル1~5の5段階に分かれています。
レベル3~5に関しては、実務経験が必要になってくるため初心者向けではないと思います。
初心者の方は、まず「レベル1」と「レベル2」から始めることをおすすめします。
レベル1
レベル1では、ネットショップの基礎知識が中心となっています。
・Eコマース業界に興味がある
・専門知識を身に着けたい
・ネットショップの仕組みを学びたい
と言った方におすすめです。
レベル2
レベル2になると、実務能力やコンサルを行う際に役に立つ知識が中心になります。
・実務能力を証明したい
・コンサルで信用を獲得したい
・ネットショップ運営の知識を生かした仕事をしたい
と言った方におすすめです。
受験費用は、レベル1:7,000円・レベル2:7,500円となっています。
いずれも公式参考書からの基本問題を、マークシート方式で回答していくので難易度はさほど高くありません。
しかし、取得しておくだけでも自身のネットショップ運営の他、転職などでも有利になることもあるので、おすすめの資格です。
通販エキスパート資格は、Eコマースに限らず、通信販売事業全般の基礎知識の他、法律関係、マネジメント能力が身に付く資格です。
ですので、ネットショップ以外にも紙媒体による通販カタログなどの分野も網羅している資格になります。
1級~3級までの資格の他、スペシャリストコースとして、
・カスタマー・セントリシティ
・データドリブン・マーケティング
が用意されています。
先に紹介した「ネットショップ実務士」と合わせて取得しておくと、企業側からも優遇されることが多いので、転職などでも役に立つ資格だと思います。
Googleアナリティクス個人認定資格は、文字通りGoogleアナリティクスの運用能力を認定する資格になります。
現在、多くの企業で導入されているGoogleアナリティクスですが、便利なツールである一方、便利過ぎて完璧に使いこなしている方はそう多くはないと思います。
しかし、ネットショップを運用する際にアクセス解析は非常に重要な役割になります。
そこで、このGoogleアナリティクス個人認定資格を持っていれば、より専門的なアクセス解析がしやすくなるため、ショップの改善なども非常に捗る資格となっています。
また、受験費用も掛からずネット上で行われる試験なので、自宅で受験することが出来ます。
難易度もさほど高くはないので、一度受験されてみることをおすすめします。
今回は、取得しておくと便利なネットショップ運用関連の資格をいくつかご紹介してきました。
今回ご紹介した資格は、
・ネットショップ実務士
・通販エキスパート検定
・Googleアナリティクス個人認定資格
の3種類になります。
もちろん、サイト制作を行う上でプログラミング系の資格もおすすめです。
しかし、初心者の方なら、ネットショップや通販事業そのものの基礎知識から身に着けて行った方が、後々の運用はしやすいと思います。
また、資格を所有していれば目に見えて専門知識があるという証明にもなるので、転職はもちろん、自分でサイトを立ち上げる際にもポイントを押さえて、成功するネットショップを作り上げやすくなると思います。
特に、今回ご紹介している3種類の資格は、ネットショップ関係を扱うなら知っておいて損はしない資格ばかりです。
また、基礎知識を中心としたマークシート方式の試験で、50%~60%程度の正答率で合格となるので、難易度もさほど高くありません。
ネット環境が急速に発展している現代だからこそ、ネットショップやサイト運営に参入しようと考えている企業はまだまだたくさんあります。
しかし、少し調べてみると意外と複雑だったり難しかったりして、手を付けていない企業などもたくさんあります。
そのため、資格を所有しているだけでも非常に優遇されることもあります。
決して難易度の高い資格でもないので、ネットショップの運用を考えている方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。