この記事では、ネットショップで商品を販売する際にどのように価格設定をすればよいかについてご紹介しています。
ネットショップを運営する際に、悩むポイントの一つが価格設定だと思います。
例えば値段を安く設定すれば売れるかもしれませんが、利益を上げるのは難しくなるのは目に見えて分かります。
しかし、逆に値段を高く設定し過ぎてしまうと、買い手が付かず利益を得ることが難しい場合もあります。
そのため、ネットショップなどで物を販売する際には、適切な価格設定が必要になってきます。
そこで今回は、ネットショップで利益を出すための適切な価格設定方法をご紹介したいと思います。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
ネットショップに限らず、商売を行う際の基本は簡単に言うと「安く仕入れたものを高く売る」です。
これが出来ていない場合、利益を得ることはまず不可能だと思います。
そこでまず、確認したいのが安く仕入れたもの(=原価)の価格です。
もちろん、ただ仕入れた物だけを原価にするのではなく、人件費や運送費なども原価として含むことが重要です。
ですので、材料や素材と言った売る前提の物+人件費+運送費+製作費=原価という考え方をしなければ、ネットショップに限らず商売で利益を上げることは難しいかと思います。
利益を上げるためには、原価を「売る前提の物+人件費+輸送費+制作費」として考えることが重要ですが、次に必要なのが利益率になります。
利益率は、販売する商品の類似品の価格や入手難易度・どのくらいニーズがあるかを調べてから設定することをおすすめします。
例えば、コンビニなどでも簡単に購入することが出来る商品を、利益率重視で高めに設定したところで売上を上げることは困難だと思います。
逆を言えば、ある程度のニーズがあり、中々手に入れることが出来ない商品だったら値段を高めに設定しても需要があるため購入してもらえる可能性は高いと思います。
とは言え、価格設定は意外と難しかったりもするので、ひとまず原価×2で販売してみることをおすすめします。
例えば、原価5,000円のものだったら10,000円で販売をすると言ったイメージです。
もちろんこの原価には、上記で紹介している「売る前提の物+人件費+制作費+運送費」を含めての価格設定です。
慣れてくれば、自分で計算をしながら利益率を上げる価格設定を行う事も出来るようになると思います。
上記では、価格設定の簡単な基準や方法などをご紹介してきましたが、価格設定を行う際には注意すべきポイントもあります。
そのポイントとは、決済や発送の際に掛かる手数料になります。
意外と忘れがちですが、手数料も件数が増えれば運営者に負担になります。
他にも返品やキャンセルが発生した際にも、対応する必要があるため、こう言った場合に掛かる費用も考慮した上で価格設定を行うことをおすすめします。
ですので、価格設定を行う際には、手数料・キャンセルによる負担料金なども頭に入れて考えることをおすすめします。
でないと、予定していた売上よりも下がってしまうことになるので、予め手数料やキャンセル料なども忘れないようにした方が良いと思います。
今回は、利益を出すための適切な価格設定方法をご紹介してきました。
ネットショップにおいて価格設定は、利益を上げるために非常に重要な項目になります。
しかし、まずは基本として「安く仕入れたものを高く売る」ことを頭にいれておかなければなりません。
そして、次に「売る前提の物+人件費+輸送費+制作費」の4つを原価として認識することが大切です。
その原価を元に利益率を出しますが、難しい場合はひとまず原価×2を売価として考えることをおすすめします。
そこから、自分で価格設定の感覚が掴めてきたら色々計算しながら価格設定を行っても良いと思います。
しかし、価格設定を行う際の注意点として、発送や支払いの際に発生する手数料や、商品のキャンセルや返品などと言ったことも十分あり得るので、その辺りを考慮して価格設定を行うことを忘れないようにした方が良いと思います。
ただし、今回ご紹介している価格設定方法はあくまでも基本的な方法なので、自分が運営しているネットショップで、どのくらいの利益を上げたいか・売上を伸ばしたいかによって変わってくると思います。
最初は価格設定の感覚を掴むのは難しいかもしれませんが、慣れてくれば全然難しくはなくなるので、経験を積んでいくことが大切だと思います。
極端に安すぎると利益を上げることが出来なくなり、逆に極端に高すぎると買い手が現れなかったりするので、価格設定はネットショップを運営していく中で非常に重要になります。
ですので、例え計算が苦手でも、ある程度は自分で価格設定の計算が出来るようにはなっておいた方が良いと思います。