数年前と違い、今では誰でも簡単にビジネスを開始することができるようになりました。
個人で簡単に開始することができる人気のビジネスと言えば「ネットショップ」が挙げられるでしょう。
ネットショップの需要が高まり、さまざまな開業ツールが整っているからこそ、これらのツールを上手く使いこなすことで、低コストで簡単にネットショップを開業させることができるのです。
ですが簡単にできるからこそ、さまざまな工夫を凝らしたネットショップが多いので、実際に十分な利益を出しているネットショップはほんの一握りであると考えられるでしょう。
失敗に終わってしまうネットショップが多くある中で、成功させる人と失敗してしまう人とはどのような違いがあるか、ご存知でしょうか。
そこで今回は、ネットショップビジネスを成功させる人と失敗する人の違いについてお話ししていきたいと思います。
今後ネットショップの開業を検討している方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
ネットショップは簡単に開業できるからこそ、「儲かりそう」「自分にもできそう」という安易な考えを持って開始する方が多いですよね。
確かにネットショップ自体は専用のカートシステムを利用すれば、思い立ったその日に開業することが可能です。
ですがネットショップを開業したからと言って商品が売れるわけではありません。
どのような商材を扱うにしても、「ターゲット設定」「競合調査」「ネットショップアピール」などを戦略的に考案していかなければ、「こんなはずでは・・」と失敗してしまいます。
ネットショップの成功失敗を大きく左右することには「商材選定」が挙げられます。
たとえば需要度の低い商材、粗利益が少ない商材、リピート性の低い商材を選定してしまうと、コスト倒れになってしまったり、思う以上に集客に手間がかかってしまいますので、長続きをすることなく閉店してしまうことがあるのです。
開業したばかりのネットショップでは、業者との信頼関係が出来上がっていませんので、仕入れの際には現金と限られている場合が多いので、特にオリジナル商材を販売する場合、最低ロット数が定められているので在庫を抱えてしまうでしょう。
売れると見込み、流行のものや季節性の高い商材を仕入れてもまったく売れない、という事態も珍しくはないのです。
在庫過多になってしまうと、資金がショートしてしまい閉店してしまいます。
どれだけ実店舗で人気のある商材であったとしても、それがまったく同じようにネットショップで売れるとは限りません。
まずは商品を購入してもらうための集客活動を行わなければ、ネットショップに顧客が訪れることはありませんので、ネットショップならではの集客活動を行わなければなりません。
そして、同じ売り上げを上げるために必要なコストを考えてみると、リピーター対策が必要不可欠であることは分かりますよね。
誠意のある応対、アフターフォローなどのキメ細やかな対応が必要になるでしょう。
手間をしっかりかけて集客施策とリピーター対策を行わなければ、利益に繋がることはないのです。
順調に売り上げを上げているネットショップは決まって「ネットショップコンセプト」が明確に定められています。
自社ネットショップを利用することで、顧客はどのようなメリットを得ることができるのか、他のネットショップではなく自社ネットショップを利用するべき理由などを、明確に伝えることがポイントです。
コンセプトを明確にし、ネットショップのファンを増やすことで、成功率が高まります。
顧客はネットショップを訪れた際、初めのファーストビューによりそのネットショップで商品購入を検討しようか、という判断をします。
つまり、そのファーストビューにより「自分のためのネットショップ」だと思ってもらうことが重要なのです。
これを叶えるには、ターゲット層を絞り込み、そのターゲット層の心に響くような的確なアピールが必要になるでしょう。
どれだけ魅力的なネットショップを制作したとしても、そのネットショップが誰にも見られないままでは売り上げに繋がることはありません。
ネットショップビジネスは効果的な集客が必要不可欠になりますので、SEO対策やSNSを有効活用し、リピーターを確保するためのアフターフォローメールも欠かしてはなりません。
売り上げを上げているネットショップは、これらすべて正しくそして明確な仕組み作りを行っているのです。
以上、ネットショップビジネスを成功させる人と失敗する人の違いについてお話しさせていただきました。
ネットショップでなかなか売り上げが上がらない、という方は失敗する人の要点に当てはまっていませんか?
ネットショップビジネスを成功させるためには、「商品」を売るだけではなく、その商品からどんな「価値」を売ることができるのか、ということが大切です。
ぜひ成功している人の考えを得て、ビジネス戦略を考案し直してみてくださいね。