今、日本国内のBtoCにおけるEC市場は急成長しており、リアルビジネス市場を越える勢いで成長しています。
ネットショップを開業し、運営をおこなうことは今の時代に合ったビジネス方法であると言え、実店舗を運営するよりもかなり効率よくビジネスを行うことができると考えられています。
実際に商品販売ビジネスを開始する際、実店舗とネットショップのどちらを利用して販売しようかと考えた際、何となく「実店舗は初期費用がかかりそう」「ネットショップは知識や技術が必要」というイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、実店舗運営とネットショップ運営は何が違うのか、知っておくべき5つの違いをご説明していきたいと思います。
ネットショップビジネスにご興味を持たれている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
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まず第一の大きな違いとしては「営業時間」にあるでしょう。
業種によって異なりますが、実店舗の多くは朝8時~夜23時までの間で営業することが多いでしょう。
そして休業日も設定しなければなりませんよね。
ですがネットショップであれば、基本的に24時間365日いつでも注文を受けることができますので、これが大きな違いであり、売り上げにも関わってくることでしょう。
ネットショップの場合、ショップの出店場所はインターネット上であり、楽天市場やYahoo!ショッピングなどに出店する場合は、そのショッピングモール内にネットショップを出店することです。
STORES.jpやBASEなどでネットショップを出店する場合であれば、インターネット上に自身のネットショップが構築されます。
実店舗の場合、特定の場所で店舗を開業しますので、基本的に来店されたお客様に対して商品を販売しますので、かなり制限のあるビジネスであり、立地条件や出店場所に大きく左右されるでしょう。
ですがネットショップであれば、場所の制限はなく全国すべての人を対象として商品販売を行うことができますので実店舗と比較するとかなり優位性があると言えるでしょう。
ショップを開業する際の必要となる開業賃金のことを「初期費用・イニシャルコスト」と言います。
実店舗を開業する場合は、ショップ契約料、内装リフォーム料、必要な機材などの購入、スタッフの制服や店舗の看板など、さまざまなコストが必要になりますよね。
業種によって変わりますが、これらすべてをまとめると平均的に最低でも200万円~300万円ほど必要であると言われています。
ネットショップの開業はインターネット環境が整っているモバイル端末があれば、初期費用は不要でありますので、無料でネットショップを開業することができるのです。
つまりスマートフォン一台さえあれば、即日ネットショップを開業することができるのです。
ECショッピングモールの場合、月額利用料金2万円~が必要になってきますが、初期費用に関して言えば実店舗は300万円ほど、そしてネットショップは無料~30万円ほどでしょう。
運用資金・ランニングコストとは、ショップを運営していくために必要な維持費のことを言います。
どちらであっても開業してからビジネスが始まるのですが、実店舗を運営しようと思えば、家賃、水道、光熱費、人権費、仕入れ費、広告費などが必要になりますよね。
ネットショップの場合は、無料の開業サービスなどであれば無料~2千円ほどのランニングコストの場合が多く、仕入れる場合は仕入れ費用が必要になりますが、最近では無在庫販売を導入する場合もありますので、個人での運用が叶えられ、人件費なども多くかかることはありません。
ネットショップのほうがかなりコストを抑えることができるでしょう。
実店舗の場合の集客方法は、店の前を通りかかった人を呼び込んだり、折り込みチラシやホームページ、雑誌や地方誌、クーポンマガジンなどのショップを掲載して、来店を促すことでしょう。
ネットショップに関しては、多くの商品ページの中から自社ページにたどり着いてもらわなければならないので、自身で集客施策を実施しなければ、来客者数がゼロであることも珍しくはないのです。
ネットショップの集客方法といえば、GoogleやYahoo!などへ広告出稿、ブログやウェブサイトでのSEO対策、SNSでの情報発信がメインとなるでしょう。
集客に関しては、両方ともに費用はもちろん手間をかけて工夫しなければ、かなり難しいと言えるでしょう。
以上、実店舗の運営とネットショップの運営は何が違うのか、知っておくべき5つの違いについてお話しさせていただきました。
今回ご紹介した5つ以外にも、接客や商品陳列なども異なるのですが、コストや条件に関しては運営者は絶対知っておくべきことですので、ぜひ覚えておいてくださいね。