若者は検索エンジンを使わな近年では、インターネットが普及したことにより、日常生活の中で分からないことがあった場合、検索エンジンを利用して情報を得ることが一般的となりました。
しかし、最近ではそのようなWEB検索を行わず、欲しい情報を得る若者が増えています。
これらの若者が情報を得るために利用しているのがSNSであり、若者の間では検索エンジンよりもSNSの利用のほうが一般的となりつつあるのです。
そこで今回の記事では、若年層が検索エンジンよりもSNSを信頼する理由を説明したいと思います。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
以前は、インターネットを利用する際には、ユーザーの多くがPCを使用していました。
しかし、スマートフォンが広く普及したことにより、近年では、スマートフォンからの利用が一般的となっています。
そのため、どのような状況であってもインターネットの利用が可能となり、分からないことがあれば、すぐに必要な情報を得ることが可能な時代となったのです。
そして、この情報を得るために、従来では検索エンジンを利用するユーザーがほとんどでしたが、現在では若年層を中心にSNSを利用するケースが増加しています。
実際のある調査結果によると、10代を中心としたユーザーに対し「検索によく使用するサービスは何か?」と言う質問を行ったところ、GoogleやYahoo!などの検索エンジンを利用すると言うユーザーが4割、TwitterやInstaglamなどのSNSを利用するというユーザーが6割と言う結果が出ました。
この結果からSNSを検索に利用するユーザーが実際に増えているということが分かります。
また、この調査結果を詳しく見てみると、SNSを支持する6割の内訳は、Twitterが4割、Instaglamが2割となっています。
この結果から分かるのは、SNSの中でも求める情報によって、使い分けをして検索を行っているケースが多いと言うことです。
しかし、このようにSNSを利用するユーザーは実際に増えてはいますが、検索エンジンを利用するユーザーも4割存在しています。
つまり、この10代を中心とした若年層では、検索エンジンを利用しなくなったのではなく、情報を得るためにSNSなどあらゆるツールを必要に応じて使い分けているといえるのです。
実際に、若年層がどのようにこれらのツールを使い分けているのかと言うと、まず、検索エンジンでは、天気予報や交通情報と言った情報、イベントやレジャーに関する情報などの情報を検索しています。
一方SNSでは、ファッションのトレンド情報、話題の芸能人や著名人の情報などが検索されています。
また、SNSごとで見た場合には、Twitterではニュース速報、話題の芸能人や著名人の情報、Instaglamでは、ファッションやメイク、コスメに関する情報、話題の飲食店の情報などが検索されています。
このことから分かるのは、それぞれのSNSの特徴によって、どのような情報を得るか使い分けを行っているということです。
SNSにはそれぞれ異なる特徴があります。
Twitterは日常のちょっとしたつぶやきを発信することが多いSNSであり、今現在何が起こっているか、今何が流行っているか?
最新の情報を素早く入手できるという特徴があります。
また、そのような情報を幅広く広めることができる、高い拡散性があるのも大きな特徴と言えます。
一方、Instaglamは、画像や動画を投稿することのできるビジュアルに特化したSNSであり、女性ユーザーが多いのが特徴です。
インスタ映えと言う言葉があるように、Instaglam上の画像に映える情報が多く発信されており、ファッションやコスメ、メイク、グルメ情報などが多いというとも大きな特徴です。
このようなSNSでの情報は個人が発信している情報が多く信頼度は低いのですが、若者にとって、ファッションやトレンド情報などは、信頼度など問題ではなく、誰よりも早く情報を入手することが大切なのです。
そのため、これらの情報はSNSで入手し、検索エンジンでは、信頼できる情報を入手するというように使い分けを行っているのです。
以上のように、若年層は検索エンジンを使用しない訳ではなく、用途によって使い分けているのです。
この使い分けにより、より必要な情報を素早く入手することができるわけです。
そのため、検索にSNSを利用することの少ない一般的なユーザーよりも、検索エンジンの利用が少なくなっているのです。
また、この検索エンジン離れとも言える状態に至った背景には、SEO対策の問題があります。
以前、とある著名タレントが、「GoogleはSEO対策をしているから使用しない」と言った趣旨の発言をし話題になりましたが、若年層による検索エンジンの利用が減った原因の一端はこのSEO対策にあります。
以前のSEO対策では、検索アルゴリズムを悪用するケースが相次ぎ、検索上位が低品質なページに独占されてしまっていたのです。
その後、事態を重く見たGoogleが検索アルゴリズムを一新し、そのような悪質なページは排除されましたが、検索順位を上げることだけを目的とした低品質なページはまだ存在しています。
そういったことから、検索エンジンによって得られる情報は、虚偽の情報も含まれていると認識しているユーザーが、検索エンジンの利用を避けるようになってしまったのです。
若年層の検索エンジンの利用は、実際に減少してはいますが、利用しなくなったというわけではありません。
情報を得るために、SNSと言う新たなツールと検索エンジンを使い分けているというのが実際のところであり、まだまだ検索エンジンは利用されているのです。
しかし、利用が減少しているのは事実であり、その主な理由は虚偽の情報も含まれているということなのです。
そのため、マーケティングにおいて、若年層へアピールする場合には、SNSを活用することが効果的であると言えますが、検索エンジンによって得られる情報の信頼性を高めていく事も重要であり、今後の課題でもあるのです。