数年前と比べ、今インターネット上には非常に多くのネットショップが存在しています。
今ではインターネットが利用できる状況に居れば、いつ、どこにいてもショッピングを楽しむことができるようになってきましたよね。
これは、近年のモバイル端末の普及と、消費者のネットショップに対する意識の変化が大きく関わってくることでしょう。
利用者の増加に伴い、ネットショップの数も増えてきていますし、成功しているネットショップは多くありますので、ネットショップ運営にご興味のある方も多いのではないでしょうか。
特に今消費者には、「メルカリ」や「ヤフオク」と言った「CtoCサービス」が非常に人気を集めています。
CtoCサービスは、企業を通さず、販売者と購入者の個人間で取引を行うことができるサービスであり、今市場規模は非常に大きく拡大しているのです。
このCtoCサービスの拡大により、中古品販売店舗での取引が減少している傾向にあります。
このように徐々に成長を見せているCtoCサービスは今、どのような規模にあり、今後はどのように拡大していくのか気になりますよね。
そこで今回は、CtoCの取引規模と今後の活路について、詳しくお話ししていきたいと思います。
ネットショップで中古品販売を行われている方は必見ですよ。
ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
まずは、CtoCの取引規模についてお話ししていきたいと思います。
実店舗にて中古品販売を行っているビジネスは、売り上げ高は下降していないものの、CtoC業界の盛り上がりには、若干の曇りが見えてきているように思えます。
経済産業省は、2018年のフリマアプリの全体推定市場規模は6,392億円、そしてネットオークションの全体推定市場規模は10,133億円であったことを発表しています。
特にフリマアプリに関しては、2016年に3,052億円、2017年に4,835億円と非常に大きな成長を見せており、今後も拡大し続けることが予想されるでしょう。
このフリマアプリのなかでも特に利用者が多い「メルカリ」は、近年アメリカでもサービス展開を行っているため、世界累計ダウンロード数は1億を突破しています。
短期間で非常に大きな成長を見せた、CtoCの代表的な成功例であると言えるでしょう。
経済産業省が発表しているある消費者に対するアンケートでは、中古品を購入するとき「フリマアプリ」「ネットオークション」「ネットショップ」「リサイクルショップ」「フリーマーケット」「知人から」どのチャンネルであれば利用したいか、という結果が発表されています。
結果的に見ると、「フリマアプリ」「ネットオークション」「ネットショップ」「リサイクルショップ」にはそれほど差は見られませんでした。
そして、中古品に対しての消費者の意見として、全体の中古品の購入経験率は20%と低いのですが、購入意向は70%以上と、高い傾向があるのです。
購入意向はあるものの、実際に購入行動を起こす個人が多い、ということが分かりますよね。
この層をいかに取り込むか、ということが今後の業績を伸ばすポイントになるのです。
今現在、インターネット上で中古品販売を行い、ネットショップを運営されている方にとっては、CtoC業界の今後の活路が気になるところでしょう。
今後の前述したフリマアプリや、ネットオークションが、さらなる飛躍を遂げることが予想されているからこそ、その中でも成功したいと考えますよね。
もちろん、インターネットでの中古品販売を成功させるには、フリマアプリやネットオークションを用いることも有効的であると言えます。
これらには、同商品や類似商品も数多く出品されていますので、その商品や他の出品者との差別化を図ることが重要です。
また、ネットショップとして運営されている場合には、送料無料や良い商品を仕入れるためのルートを確率したりと、ここでしか買うことが出来ない商品を販売し、差別化を図ることが需要です。
CtoCビジネスモデルの成長の波に上手く乗り、自社ネットショップだけの特別な対応をしていきましょう。
そうすることで顧客がファンとなり、人気を集めるネットショップへと成長していくのです。
以上、CtoC取引規模と今後の活路について、詳しくお話しさせていただきました。
今すでにネットショップを開業し、中古品販売専門として商品販売を行っている方は多くいらっしゃるかと思いますが、CtoCの成長に悪い影響を受けてしまってはいけません。
良い影響を受け、CtoCの成長にあわせて自社ネットショップを成長させていくことが重要なのです。
そのためには、今の販売手法に加えて、フリマアプリやネットオークションを活用していくこともまた、有効的な手段であると言えるでしょう。
ネットショップで中古品販売を行われている方は、ぜひ今後のCtoCサービスにも注目してみてくださいね。