通販サイトを開業するための3つの基礎知識
今、ネット社会が大きく広がり、その広がりとともに誰でも簡単に、インターネット上で通販サイトを開業することができるようになってきました。
SNSやBlog上であっても、商品を販売されていることを良く見られることが多いので、「自分も通販サイトを開業したい」と思われる方もいらっしゃることでしょう。
そこで今回は、通販サイトを開業するための、5つの基礎知識をご紹介させていただきたいと思います。
「何から勉強すれば良いの?」「どこから手をつければ良いの?」と思われている方もきっと多いことでしょう。
そんな方はぜひこの記事を参考に、まずはこの3つの基礎知識を理解してみてくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
まず第一に理解しておかなければならないことは、実店舗とネットショップの違いです。
二つに共通することはもちろん、「お客様に商品を販売する」といった点ではありますが、それ以外に関しては大きく違ってきます。
実店舗であれば、まず土地を用意し店舗を構え、内装を整え、販売する商品を陳列し、お客様に直接店に足を運んでいただき、商品を手に取り、レジにてお会計をする、という流れです。
それに対し、通販サイトであれば、パソコンをインターネットに接続し、ネット通販を行うスペースを用意します。
そして専用のシステムを用いてネットショップの内装を行い、販売する商品をレンタルサーバーに登録し、商品ページを作成します。
このとき、実店舗とは違い、実際に手に取って商品を選ぶことができませんので、お客様に視覚のみで商品の魅力を伝えなければなりません。
どうすれば魅力的な写真を見せることができるか、といったことや、商品説明文を工夫する必要があるでしょう。
さらに、広告やSEOや口コミなどでお客様を集客し、ショッピングカートシステムを用い、お客様自身で支払を完了後、商品を梱包して配送するのです。
システム内容だけでも、これほどの違いがあるので、どこでどう違っているのか、実店舗よりデメリットが生じているのか、ということを考え、そこをどう補っていけば良いのか、ということが大切なのです。
通販サイト開業する際に、「集客」に関しての知識は必要不可欠です。
そして集客方法の中にも、「無料でできる集客」と、「有料でできる集客」があります。
開業当初であれば、もちろんお金をかけずに集客したいと考えることでしょう。
無料で集客できる方法を実行することは大切ですが、これだけでは十分な集客を見込めないでしょう。
無料でできる集客に加え、有料でできる集客を実行していかなければなりません。
有料でできる集客とはつまり、インターネット広告を使用するころです。
通販サイトを開業する際は、集客のためにインターネット広告のシステムを学び、理解することが何よりも大切なのです。
インターネット広告の利便性と効率性を上手く活かし、集客のためにどのような働きをすればよいのか、事前に学んでおくと良いでしょう。
商品を取り扱い、販売する際には、さまざまな規制がかかり、ルールに基づいて販売しなければならない商品があります。
たとえば洋服を販売する場合、「家庭用品質表示法」によって、使われている繊維の材質の混合率などを表示しなければなりません。
お持ちのお洋服に、洗濯をする際に確認するタグがついていますよね?
それがその表示なのです。
そして、食品であれば、食品表示法で定められている記載項目を守り、原産地や使用している原材料、内容量、販売者を正確に記載しなければなりません。
このように、自分が取り扱う商品を販売するには、どのような規制やルールがあるのか、ということを知っておく必要があります。
自分が販売したい商品と同じような商品を実際に手に取り、どういった表示がされているのか、ということを確認することもおすすめします。
扱うものが食品であれば、食品表示の講習を受講してみたり、保健所の相談窓口を利用してみることも良いかもしれませんね。
また、商品を輸入して販売する場合であれば、国内の商品を扱うよりもハードルが高くなってきます。
扱う商品が、輸入食品である場合、食品衛生法に基づいて「食品等輸入届出」が必要になってきます。
港や空港の食品検査を受け、合格した商品のみを販売することができます。
そして、動植物を輸入販売する際にも、規制がかかってきます。
輸入品には、さまざまな規制があり、許可が必要となる場合がありますので、万が一の見落としが無いように、輸入商品を販売しようと考えた際には、まず税関や貿易に詳しい専門家に相談すると良いでしょう。
以上、通販サイトを開業するための、3つの基礎知識をご紹介させていただきました。
もちろん、通販サイトを開業するには、もっとさまざまな知識が必要となってきますが、まずはこの3つの知識を得て、しっかり理解することから始めましょう。
勉強不足で、せっかくのネット通販サイトが失敗してしまわないように、事前準備を怠ることなく、始めてみましょう。