単品リピート通販「Qoo10」にネットショップを出店するメリットとデメリット

ネットショップの運営は、実店舗の運営と比較してみると、非常に手軽に出店することができますので、興味を持たれている方もきっと多いのではないでしょうか。

最近では初心者でも効率良く売り上げを上げるために、仮想商店街である「オンラインECモール」へ出店されている方も多いでしょう。

オンラインECモールへの出店は、既存のプラットフォームを利用することができますので、自身でネットショップサイトを作り上げる必要はありませんし、何より集客力がありますので、メリットが大きいと言えるでしょう。

日本国内の大手オンラインECモールと言えば、「楽天市場」「Amazon」「Yahoo!ショッピング」などがありますが、最近では「Qoo10(キューテン)」にも注目が集まってきていますよね。

そこで今回は、「Qoo10」にネットショップを出店するメリットとデメリットについてお話しさせていただきたいと思います。

今後Qoo10へネットショップ出店を検討されている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって今後の参考になさってくださいね。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

「Qoo10」とは

Qoo10とは、合資会社ジオシスが運営するオンラインECモールであり、海外からの逆輸入のショッピングモールですので、基本的にはバックヤードシステムなども海外版を日本語に翻訳したシステムでの運用になります。

ターゲットとしているユーザーは10代~30代の女性ユーザーでありますので、売れやすい商品はコスメやファッション、ダイエット商品などが中心です。

Qoo10ユーザーの約7割がスマホからの流入であり、スマホの集客力が強いことも特徴でしょう。

メリット

Qoo10にネットショップを出店する第一のメリットは、月額固定費が不要であるため出店しやすいことですね。

これは出店者にとってはかなりありがたいポイントです。

また、若い女性を中心とした集客力がありますので、必然的に化粧品や美容関連、ファッションアイテム、ベビー用品などの需要が集まり、商品が売れやすいのです。

逆を言えば、若い女性が好まない商品は売れにくいということを覚えておきましょう。

Qoo10がほぼ毎日発行するカートクーポンも、人気の理由のひとつです。

Qoo10が負担して発行してくれますので、出店するネットショップには何の負担もありません。

つまり、カートクーポンの利用対象商品として自社ネットショップの商品が選ばれることで、Qoo10の売上向上に繋がっているのです。

また、プロモーションに掛かるコストが比較的低く、商品単体で高い売り上げを狙うこともできるでしょう。

他のオンラインECモールでは、広告枠を利用する際には非常に高額な広告費用が必要になりますが、Qoo10での広告は「プロモーション」という扱いでタイムセールや共同購入などの露出枠へ出稿することができるのです。

その他にも、アフィリエイト系の広告利用による集客力があることもメリットですね。

Qoo10では、ブログアフィリエイター向けのアフィリエイトも出稿していますので、ブロガーが商品紹介を行う場合があります。

Qoo10は他のオンラインECモールと負けないほどの広告投資を行っていると言えるでしょう。

デメリット

Qoo10にネットショップを出店するデメリットは、プッシュ型のモールでありますので、プロモーションを利用しなければ、ほとんど売れることはない、ということでしょう。

通常の販売方法ではなかなかう商品が売れることはなく、プロモーションをかけて商品露出を強化した商品こそ、飛ぶように売れる商品になるのです。

また、利用ユーザーの7割が若い女性でありますので、商品によっては売れにくいものがあります。

たとえば、若い女性が好むような商品ジャンルやバナーであれば、注目を集めやすいのですが、シニア層向けの健康食品や介護用品、客単価の高い商品や工具などの業務用品なども売りにくいということを覚えておきましょう。

その他にも、Qoo10はリピーターが付きにくいということもデメリットですね。

Qoo10では独自の販売価格を設定しており、その価格訴求が多くなりますので、ネットショップのリピーターが付きにくいのです。

だからこそ、売れる商品は最安値でなければならない場合が多く、利益が残らない場合も多いのです。

これはQoo10の商品が異常に安いというイメージがあるのでしょう。

最後に、管理画面が使いにくいと感じる方が多いこともデメリットでしょう。

他のオンラインECモールのバックヤードシステムに慣れている場合は特に使いにくいと感じてしまうのではないでしょうか。

あくまでも海外仕様を日本語訳したシステムですので、慣れるまでに少し時間がかかってしまうでしょう。

まとめ

以上、「Qoo10」にネットショップを出店するメリットとデメリットについてお話しさせていただきました。

Qoo10にネットショップを出店する際は、まず自社商品がQoo10で売れやすい商品なのか、相性が良いのか、ということを判断してください。

メリットとデメリットのどちらに多く利点を感じるかをしっかり考えてQoo10へネットショップを出店してくださいね。