近年、インターネットの利用率が増加し、それに伴いネットショップの数が増加してきました。
誰でも開業することができるネットショップだからこそ、ネットショップを開業し、利益を得たいと考える方も多いのでしょう。
ですが、実際にネットショップを開業するとなると、何から始めてよいのか、どのような準備をすれば良いのか、迷われていることはありませんか?
そして今では、無料でネットショップを開業することができるプラットフォームも数多く存在しますので、インターネット上には無料で開業できたとしても、実際その後にどれくらいの費用を用意すれば良いのか分からない、と思われている方って意外と多いですよね。
ネットショップを運営していくことは、実店舗の開業や運営ほどの費用は必要ありませんが、それでもやはり開業時に必要となる費用はあります。
そこで今回は、ネットショップ開業に必要となる費用について、詳しくお話ししていきたいと思います。
これからネットショップの開業をお考えの方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、開業時の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
ネットショップの開業時には、もちろんお持ちのスマートフォンやタブレット端末でも対応できるのですが、やはりパソコンの方が利便性が高く、生産性も良いでしょう。
パソコンと一言で言ってもさまざまな種類がありますが、基本的には20万円前後で購入することができます。
今後のネットショップの運用を考えても、さまざまなソフトやシステムが必要になる場合がありますので、パソコンが業務の中心になると考えてよいでしょう。
できるだけスペックに幅があるパソコンを選ぶことをおすすめします。
ネットショップに商品を掲載する必要がありますが、この商品撮影時に必要となる撮影機材も用意する必要があります。
カメラも数多くの種類がありますが、10万円前後のカメラを選ぶことをおすすめします。
ネットショップでは、ユーザーが実際に手に取って商品を見て確認することができませんので、掲載画像が売り上げを大きく左右します。
今ではコンパクトデジタルカメラや、ミラーレスカメラなど、高品質で高画質なものがありますが、照明器具、そしてレンズの拡張性を考慮してデジタル一眼レフを用意することをおすすめします。
カメラ操作に慣れていない方であっても、初心者でも使用しやすいカメラが多く揃っていますので、商品の魅力をより良く伝えるためにも、納得のできるカメラを用意しましょう。
商品が購入された後は、商品を梱包する資材が必要になってきますよね。
商品が傷ついたり、汚れてしまわないよう、安心できる梱包資材が必要です。
販売する商品によって、段ボールや緩衝材、ビニール、ラッピング用品などを用意しておきましょう。
大体一つ当たり数円から用意することができます。
比較的安価で用意することができますので、梱包資材は用意している商品数よりも多めに準備しておくことをおすすめします。
ネットショップを開業するとき、どのような出店方法を選択するか、ということで、ネットショップ・サービス利用料が必要になる場合があります。
無料のプラットフォームを使用すれば、開設段階から運営まで0円で出店できる方法がありますが、ショッピングモールなどのネットショップ開設サービスを利用すると、年間30万円以上が必要になってくる場合があります。
ネットショップを制作する上で、ショップ内のデザインを外注するとなると、少なくとも30万円ほどは必要になるでしょう。
より高いクオリティを求める場合は、かなり高額な費用も必要になります。
もちろん、デザイン関連業者によって料金は異なってきますので、ご自身の予算に合わせた費用設定を行う必要があります。
自身が運営するネットショップだからこそ、こだわり抜いたクオリティの高いネットショップを作成しようと思いますが、費用管理を徹底することを忘れてはいけません。
ネットショップ開業初期であれば、商品販売をできるかできないか、ということも分かっていませんので、無駄な出費を抑えるべく、仕入れ量を少なくしたり、必要以上に用意しすぎない、ということがポイントです。
最重要でない限り、少額の費用で予算を組んでいきましょう。
そのためには、開業準備段階から会計ソフト等を用い、売り上げとコストの管理をすることをおすすめします。
費用管理を徹底して行うことで、今の事業が上手くいっているのか、数値の改善点なども見ることができるのです。
以上、ネットショップ開業に必要となる費用についてお話しさせていただきました。
手軽に始めることができるネットショップだからこそ、費用に関する知識が無ければ必要以上にコストがかかってしまうことも良くあることですので、そうなってしまわないよう、事前に何にどれくらい必要なのか、という予算の計算を徹底して行って下さいね。