ネットショップ運営やネット販売にご興味のある方であれば、「Amazon」について調べることもあるのではないでしょうか。
Amazonは言わずと知れた、世界で最も有名なECサイトであり、日本国内EC業界全体を占める流通総額も、楽天に次いで2位の規模を誇っています。
国内大手ECモールと言えば、Amazonのほかに楽天市場やYahoo!ショッピングがありますが、Amazonは他の2つと違いネットショップを開設する必要がなく、とても簡単に商品を出品できることが特徴ですよね。
楽天市場やYahoo!ショッピングのイメージは「ネットショップを出店する」ことだと思いますが、Amazonは「商品を出品する」というイメージですよね。
つまり出品者のアカウントを作成するだけで、商品1つでもすぐにAmazonに出品することができますので、法人としてはもちろん、個人でECビジネスを行いたい方や、副業としてネット販売をしたい方にとっても非常におすすめです。
そんなAmazonが提供している「Amazonストア」というものをご存知でしょうか?
そこで今回は、Amazonストアとは何か、メリットとデメリットを詳しく解説していきたいと思います。
Amazonストアにご興味を持たれている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
Amazonストアとは、「カスタムページサービス」のことであり、自社商品をひとつのウェブページ上にまとめて掲載することができ、Amazon上に公開することができるサービスです。
Amazonストアが登場する前までは、基本的にシンプルな構造で、カタログ通販ページのようなイメージを持たれている方が多かったのではないでしょうか。
簡単に商品登録やショップ構築ができるのですが、画像やテキストを用いたページを作成することはできませんでした。
ですがこれでは、商品の魅力や自社ブランドの価値、こだわりなどを十分に伝えることができなかったのです。
Amazonストアという機能を利用することで、この課題は解決し、無料で特設ページを作成することで、自社ブランドの登録者に向けて情報を発信し訴求することができるようになったのです。
Amazonストアの利用条件は、「スポンサープロダクトが利用可能な状態であること」「Amazonブランド登録にブランドを登録済みであること」です。
この2つの条件を満たさなければ、Amazonストアを利用することはできません。
1つ目の条件のスポンサープロダクトとは、Amazonの大口出品サービスを利用している出品者が、出品中の商品んをAmazon.co.jpないに広告掲載できるサービスのことです。
そして2つ目の条件は、商品登録番号を取得しているブランドでなければ、Amazonブランド登録を行うことができませんので、一般的な小売店や卸問屋などは仕入れ先メーカーの商品をAmazonブランド登録を行うことができないのです。
Amazonストアを利用することで、3つのメリットを感じることができるでしょう。
まず1つ目は「無料で利用することができる」ということです。
上記の利用条件さえ満たしていれば、費用が一切かからず無料で利用することができますので、Amazonストアを利用することで、国内屈指のアクセス数を誇るAmazonで、自社ブランドページを思いのままにブランディングすることができるのです。
2つ目は「簡単にストアページを作成することができる」ということです。
通常はストアページやカテゴリぺ―ジを作成する場合は、ある程度HTMLやCSSの知識が必要になりますが、Amazonストアではこのような知識は必要なく、デザインプレートから選ぶだけでストアページを作成することができるのです。
もちろん、何をどのようにアピールするか、というアイデアが重要になるますので、より良いレイアウトのテンプレートを選定しましょう。
3つ目は、「自動でレスポンシブが対応されている」ということです。
今のEC市場は半数以上のアクセス数がスマートフォンからのアクセスになっています。
つまり、スマートフォンに対応していないショッピングサイトページは、ユーザーに即時離脱されていしまう場合があるのです。
ですがAmazonストアでデザインを一つ作成することで、スマートフォンやタブレット、パソコンなどすべての表示を自動で最適化されるのです。
Amazonストアを利用することによる1つ目のデメリットは、「商品番号のある事業者以外利用できない」ということでしょう。
非常に狭き門になっているため、もし自社ブランドが無い場合には、利用することができないのです。
そして2つ目は、基本的に英語表記になっていることでしょう。
Amazonはアメリカから始まっているサービスでありますので、管理画面やアップロードの仕様の多くは英語表記になってしまっており、まだ日本事業ではマニュアル化をすることができない機能が多くなっているのです。
ですがAmazonストアは直感的な操作をすることができますので、マニュアルが無い場合でも操作はさほど迷うことはないでしょう。
以上、Amazonストアとは何か、メリットとデメリットを詳しく解説させていただきました。
ブランド発信者にとっては、特集ページを無料作成し情報を発信することができる機能は、非常にメリットが大きいでしょう。
もし利用条件に合う場合はぜひ、Amazonストアの利用を検討してみてはいかがでしょうか。