ネットショップを開設し、運用しているみなさま。
あなたのネットショップには、「コンセプト」がありますか?
コンセプトとは、自社が運営するネットショップで販売する商品を使用すると、こんなふうになりますよ、このようになって欲しい、ということを伝えるメッセージなのです。
ネットショップにコンセプトを設定しておくことで、どのようなデザインの商品を販売するか、どのようなレイアウトがふさわしいか、どのようなターゲット層にアプローチしていくか、どのように商品販売を行っていくか、ということが明確に見えてくるのです。
きっとあなたも、「ネットショップを運営していくにはコンセプトが必要である」という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、なぜコンセプトが必要であるのか、ご存知でしょうか?
そこで今回は、ネットショップにコンセプトが必要な理由と、コンセプトの考え方について、お話していきたいと思います。
自社が運営するネットショップに、まだコンセプトが見つけられないという方、コンセプトの重要性について学びたいという方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
ネットショップにおいても実店舗においても、「コンセプト」を設定しておかなければ、取り扱う商品の雰囲気やデザインにどうしてもばらつきが見えてしまいます。
たとえば「なんとなく売れそうな商品」「なんとなくかっこいい商品」「きれいな商品」という3つの商品を陳列しているとしましょう。
これらの商品はどのようなユーザーに購入してもらえるでしょうか?
おそらく、ユーザーのタイプは性別からばらばらであり、そしてそのショップで購入しなければならない理由を見つけるでしょう。
特にネットショップであればそう言った場合、値段や付加価値で他社と比較されてしまうので、自社にとっては集客に苦戦してしまう可能性があります。
それと比べ、コンセプトが明確に決まっているネットショップであれば、どのようなターゲットユーザーに、どのような商品情報を、どのような形で配信するか、そしてその結果ユーザーにどうなって欲しいか、という重要なポイントが明確になっているのです。
提供するサービスがぶれてしまうことはありませんし、効率よく集客施策を図ることもできるのです。
また、顧客満足度が向上しやすいので、リピーターになってもらいやすいと言えるでしょう。
このような結果が出ると、売り上げも大きくアップして、安定した利益を生みだすことができるのです。
いざコンセプトを決めるとなると、どのようにして決めれば良いのか迷ってしまいますよね。
コンセプトは、「誰に」「何を」「どのように」販売していくのか、ということを決めなければなりません。
まずは、自社ネットショップが「なに屋さん」なのか、考えてみてください。
そして、他のショップにはない「魅力」は何か、考えてみましょう。
おそらく、伝えるべき数多くのことが挙げられてくるかと思いますので、その中から本当にユーザーに伝えたいことを決める必要をピックアップして、コンセプトを考えると良いでしょう。
ターゲットを明確にし、自社が販売したい商品の価値を伝え、他のネットショップには無い独自性を、コンセプトで表現しましょう。
また、自社が伝えたい情報はもちろん大切ですが、顧客の気持ちになってコンセプトを考案していくことも大切です。
「うちはこんなコンセプトです!」という主張ばかりで、コンセプトを考えていくのではなく、ネットショップで商品を購入するユーザーは何を求めているのか、どのようなネットショップを見たのか、というユーザー目線にたって仮説を立てながら考案していくようにしましょう。
自社目線、そしてユーザー目線のどちらも考えて、コンセプトを設定することで、ネットショップサイトはもちろん、商品の見せ方、訴えかけるメッセージにも一貫性が出るので、ユーザーに評価されやすいネットショップを作ることができるのです。
また、より効率的にコンセプトを設定するには、論理的思考と言われる「ロジカルシンキング」も有効的です。
ロジカルシンキングを用いて考案すると、よりユーザーに情報を分かりやすく情報を伝えることができ、説得力が3倍にも上がると言われています。
ロジカルシンキング手法は、さまざまな企業で導入されている手法で、非常に注目されているのです。
コンセプトを設定することができると、サイトのベース作りをすることができるので、そこからサイトデザインやレイアウト、情報配信を行うと、より魅力的な制作を行うことができるのです。
以上、ネットショップに「コンセプト」が必要な理由と考え方についてお話しさせていただきました。
コンセプトはそのネットショップの名前の次に重要な、サブタイトルの役割を果たすので、何度も変更できるものではありません。
だからこそ実際決めるとなると、非常に悩むポイントですよね。
ぜひそのコンセプトの重要性を理解して、しっかり考案してくださいね。