近年インターネットの普及率の上昇に伴い、インターネット上で商品販売を行う「ECサイト」が増加傾向にあります。
少し前と比べてみても、ECサイト自体の開始時は手軽に開始できるものになっており、企業運営者だけでなく一個人でも運営が可能になってきているのです。
ですので、ECサイトを運営することにご興味を持たれている方もきっと多いことでしょう。
「ECサイト」とは、電子商取引を行うイーコマースのことであり、ウェブサイトを総称する言葉です。
さまざまな意味が当てはめられますが、「ECサイト=ネットショップ」という意味の認識をしてください。
ネットショップ自体手軽に開始することができるとはいえ、商品販売の経験がなかったり、EC業界の知識が無かったりすると、本当に上手く運営することができるのか、不安になりますよね。
そこで今回は、ECサイト運営に必要な機能についてお話ししていきたいと思います。
ネットショップを運営する上では必ず知っておきたい機能ばかりですので、これからEC業界へ参入し、ネットショップを運営しようと思われている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
ショッピングカート機能は、ECサイトを運営し、商品を受注する段階では必要不可欠となる機能です。
特に大きな収益を望ま無い場合では、このショッピングカート機能に重きを置く必要はありませんが、ECサイトにこだわりを持ち、真剣に運営に取り組む場合であれば、「有料ショッピングカート」の利用をおすすめします。
商品受注画面において、商品のカゴ落ちを防ぐために、購入者が見やすく、そして分かりやすく、手間のかからないページが好ましいでしょう。
決済サービス機能とは、商品が購入された場合、どのような決済手段を用いるか、という機能です。
ポイントは、ECサイトの利用者に多く選定されている三大決済手段を理解しておくことです。
三大決済手段とは「クレジットカード」「代金引換」「コンビニ後払い」であります。
この三つの手段を必ず導入しておきましょう。
購入者が望む決済手段を選定しなければ、売り上げに大きな影響を与える場合がありますし、代金回収までの期間が極端に短いサービスシステムを選んでしまうと、ECサイト運営自体に影響を及ぼす場合があります。
セキュリティシステムは、ユーザーに安心して商品購入を行ってもらうためのシステムです。
購入者は商品購入時に個人情報を入力しますが、その個人情報データを保護するための暗号化通信である「SSL」は最重要となるでしょう。
そして、ユーザーのクレジットカード情報が不正に使用されないために、3Dセキュアやセキュリティーコードの入力の対応も必要になります。
受注管理システムとは、商品受注から出荷までの一連の作業の効率を高める機能です。
商品受注の確認、入金の確認、さらにキャンセルの処理などを正しく、そしてスピーディーに行うことができなければ、リピーター率を向上させることはできませんし、購入者とのトラブルの元になってしまうのです。
この受注管理システムを確実に整えることで、顧客満足度を高めることができます。
顧客管理システム機能は、販促活動に大きな活躍を見せる機能です。
主にメールマガジンなどの直接的なアプローチをできる機能が有効的です。
リピーターを増やすためには、ユーザーに会員登録を行ってもらい、ポイント付与などの顧客管理システムが必要になるでしょう。
集客サービス機能とは、SNS連携機能やWeb広告配信代行サービスなどが挙げられるでしょう。
数多く存在するネットショップでは、集客活動を行わなければ、顧客が一人も訪れない、ということは珍しくはありません。
SNSやWeb広告など、時代の流れに伴った集客サービスを利用し、いかに自社ECサイトを多くの人の目に留めるか、ということが重要になります。
自社ECサイトの場合であれば、大手ショッピングモールへの連動出品サービスを利用することも、非常に重要な集客方法と言えるでしょう。
今、多くのECサイト運営企業が取り組んでいることが、スマートフォンアプリ機能を利用することです。
モバイル端末の販促や表示スピードを強化しているスマートフォンアプリが非常に多くなってきています。
ECサイト自体そのものをアプリ化にしたり、クーポン発行用のアプリや、プッシュ通知が備わったアプリが代表的であると言えるでしょう。
以上、ECサイト運営に必要な機能についてお話しさせていただきました。
すべてECサイトを運営する上では十分必要な機能ばかりですが、後者として説明した「顧客管理システム」「集客サービス」「スマートフォンアプリ」は必ずしも必須というわけではありません。
ですが、今後の運営には非常に役に立つ機能ですので、この機会にこれらの機能を検討されてみてはいかがでしょうか。