世の中はインターネット社会に変わりつつあり、それと同時にネットショップ市場も拡大しています。
特にここ数年の拡大は目まぐるしく、年々2倍3倍と上昇し続けているのです。
ですので「ネットショップを開業しようか」と考える方も当然多くなりますよね。
ですが実際にネットショップを運営してみると、なかなか思うように商品販売をすることができない、集客ができないという多くの問題に直結するでしょう。
成功するネットショップ、人が集まるネットショップにするためには、ネットショップの構築に秘密があります。
中でも特に重視すべきものは、ネットショップサイトの「Zの法則」と「Fの法則」であることをご存知でしょうか。
ネットショップの立ち上げ時、構築時、そして広告宣伝を考えている方にとっては、これらは必要不可欠な法則であると言えるでしょう。
そこで今回は、ネットショップビジネスにおいて知っておくべき「Zの法則」と「Fの法則」についてお話ししていきたいと思います。
今後ネットショップビジネスを行おうと思われている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
まずは「Zの法則」をご説明していきましょう。
基本的に多くの人は、新聞広告やチラシ、インターネットサイトを見るときは、左上→右上→左下→右下というように、無意識に視点を移動させています。
この順をなぞると「Z」という文字が描かれますので、「Zの法則」と呼ばれているのです。
売れているネットショップでは必ずZの法則が用いられているので、ぜひ注目したいところですね。
画像が多い場合、インフォグラフィックスなどには非常に有効でしょう。
ネットショップや広告を作成する場合、このZのライン上に重要な情報を配置することで、顧客の目に留まりやすく、印象に残りやすいと言われているのです。
重要な情報とは、「企業名」「ネットショップロゴ」「キャッチコピー」「ターゲット層の画像」「ターゲット層が抱える悩み」「ターゲット層の悩みを解消する提案」「証拠」「数値」「商品画像」「安心感」です。
たとえば、左上には擬音語を利用してイメージしやすくターゲットメッセージや数値を設置し、右上にはターゲットモデル、そして左下には売れているように商品画像の掲載、そして右下には安心感を与える情報を掲載すると良いでしょう。
一見自然なネットショップサイトに見えたり、情報が乱立しているようにも見えますが、実はZの法則こそ顧客が行動を起こしやすい配置にされているのです。
「Fの法則」は、上記で説明したZの法則と同じように、人がインターネットサイトを閲覧する際に、自然と「F」という文字に沿った視線の動きをしているという法則です。
Fの法則は、画像ではなく文字の量が多い場合や「Z」の視線の動きの後のサイト全体を見渡す際に有効です。
ですのでネットショップサイトでは、コンテンツページや個別商品ページ、ブログやコラムなどに活用していきましょう。
最も顧客の目につくトップページは、しっかり考慮していきたいですね。
Zの法則で一度サイトを見た後であると仮定して、Fのライン上にどのような情報を置くかを考えていきましょう。
そして、「Z」と「F」のラインが重なる部分は、何度も見られる可能性が非常に高いと考えられますので、重要な情報を配置することがポイントです。
視点が2回通るからこそ、購買行動喚起や行動を促しやすい広告や、注目してほしいキャンペーンバナーを中心的に配置すると良いでしょう。
また、「F」の縦線上は一番最後に顧客視点が通りますので、最終的に購買行動に迷った顧客に新たなアクションを起こしてもらうために工夫してみましょう。
「Z」と「F」の文字に沿って情報配置を行えば良いのですが、ネットショップを見てすぐにこれらの法則であることを理解したり、自然に配置することはなかなか難しいのです。
これらの法則を自身でも自由に活用するためには、練習する必要があるでしょう。
多くのネットショップサイトを検証し、体感に落とし込むことが大切なのです。
ですので、より良いネットショップを構築させるためにも、まずは練習から始めてみてくださいね。
以上、ネットショップビジネスにおいて知っておくべき「Zの法則」と「Fの法則」についてお話しさせていただきました。
大手ネットショップ企業でも、一見乱雑にサイトを構築されているように見えても、実はZの法則とFの法則に基づいて細かく計算されているのです。
人の視点を追い、適切な場所に適切な情報を掲載することで、より顧客の印象に残るものになりますし、顧客心理に訴えかけることができるでしょう。
ネットショップを作成する際には必ず、「Zの法則」と「Fの法則」に基づいたサイトを構築させてくださいね。