ネット通販ショップを運営されているみなさま。
「正しく開設しているつもりなのに、なかなか思うように商品が売れない」と悩んでいることはありませんか?
それには、「商品写真」が大きく関わっている可能性があります。
商品写真というものは、いわばネット通販ショップの「顔」となるもので、実物がどれだけ魅力的な商品であっても、商品写真が良くなければその魅力がユーザーに伝わることはありません。
ネット通販ショップは、実店舗とは違い、ユーザーが実際に商品を手に取って確認できることがないので、商品写真は非常に重要なものになります。
同じ商品であっても、見映えが良く魅力的な写真撮影が出来ているものと、あまり見映えが良くない写真撮影のほうと比べると、売り上げは桁違いに変わってくるのです。
そのように分かっていても、なかなか上手に出来ないものですよね。
これまでまったく写真の知識を得ていない方は特に、大きな課題となることでしょう。
そうとは言っても、撮影代行業者に頼んでしまうとコストがかかってきますので、できれば自分で出来れば、と思いますよね。
そこで今回は、ネット通販で商品販売のための写真撮影の3つのコツをご紹介したいと思います。
「写真を撮ってもどうしても薄暗い写真になる」「見た目と雰囲気が違い」「高級なカメラを持っていない」「もともと写真撮影のセンスがない」
このように思われている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
商品写真を撮るにあたって、何よりも気にしていただきたいポイントは「光」です。
「白い背景を用意し、明るい部屋で撮影をしても、思っていたほど明るくない、なんだか薄暗い」ということ、一度は経験されたことがあるのではないでしょうか。
薄暗い写真を見ても、ユーザーは購買意欲は湧きにくいですよね。
そこで、光をコントロールすることが重要なのです。
適度な陰陰をつけて立体感を出し、見た目にできるだけ近い色を表現し、そしてムラのないさわやかな明るさを出すこと、これはすべて光をコントロールすることによって、表現できます。
本格的な撮影スタジオで、立派で大量のライトをセッティングすれば、これはすべて叶えることができるのですが、個人事業であるとこういったことは難しいですよね。
そんな時は、「太陽光」を利用することがコツです。
太陽光は、日常人々の目に慣れ親しんだ最高の光源であり、イメージに非常に近い色味を出すことができます。
日中晴れた日、直射日光ではなく適度に太陽光が入る窓際にて、写真撮影を行いましょう。
さらに、白い模造紙などの上に置き、光を反射させるとより自然に表現できますし、何よりもコストがかからないのでおすすめです。
上手く光をコントロールすることができれば、スマートフォンでも十分に綺麗な写真を撮ることができますよ。
次に重要になってくるのが「背景」です。
背景はその商品を関連付けてイメージさせる重要なポイントです。
通常であれば、その商品の色味をより正確に表現するため、シンプルでそして出来れば白の背景を使用することがコツです。
ですが白い商品などであれば、商品と背景の境目があいまいになってしまうことがありますので、注意が必要です。
そして商品の性質や、ターゲット層に合わせたイメージを作るため、背景色を変えることもおすすめの方法です。
また、背景を決め撮影している際についつい見落としてしまいがちなのが、「写り込み」です。
シンプルな背景であるからこそ、ガラス製品などは天井や壁、撮影者自身が写り込んでしまう場合があります。
そういった場合には、撮影角度を変えたり、写り込んでしまう物に同色の色のものをかざすと、余計な背景が写り込むことなく、綺麗な写真を撮影することができます。
商品を実際に手に取って確認出来ないからこそ、より正確に商品のディテールを伝えなければなりません。
そしてユーザーの購買意欲をわかせるためにも、その商品の雰囲気作りをすることがポイントです。
たとえば実店舗であれば、その商品をより魅力的に見せるために、ショーウィンドウの陳列や他の商品とのコーディネイトなどが設定されていますよね。
ネットショップだからこそ、相対的な大きさを正確に伝え、そしてさまざまな角度からの見た目を意識した撮影をすことが大切です。
生活の中で利用してみた場合イメージや良い雰囲気を演出するために、他の商品と混在させたシチュエーションで撮影してみましょう。
華やかな商品であればお花と一緒に撮影したり、料理用品であれば実際にそれを利用して調理した料理と一緒に撮影したり、写真一枚で世界観を表現できるような写真撮影をおこなってください。
以上、ネット通販で商品販売のための写真撮影の3つのコツについてお話しさせていただきました。
このようなコツを習得するには、できるだけたくさんの商品撮影を行い、慣れることが重要です。
もし商品写真にお困りの場合には、ぜひ今回ご紹介した3つのコツを実践して、写真撮影を行ってくださいね。