ネットショップの運営を検討されているみなさま。
ネットショップを開業した後、どのような形態でネットショップを露出しようか、ということはまず第一に悩むポイントでしょう。
もしあなたがネットショップビジネス初心者であるのならば、独自でネットショップを運営するのではなく、ネットショッピングモールへの出店をおすすめします。
ネットショップは「集客が命」とも言われており、開業したばかりのネットショップでは、お客様が来店してくれることはありません。
そしていざ集客をしようと思っても、集客戦略に関する知識や経験が少ないとなると、どうしても集客で挫折してしまう可能性もあるのです。
ですがショッピングモールに出店することで、そのショッピングモール自体の集客力がありますので、初心者が開業したネットショップであっても「お客様が来ない」という状況にはなりにくいのです。
ショッピングモールと言ってもさまざまなショッピングモールがありますが、最近非常に人気が高まっている「Qoo10」への出店を検討されている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ネットショップを「Qoo10」に出店する前に確認しておくべき3つのことについてお話ししていきたいと思います。
「Qoo10」へのネットショップ出店を検討されている方は、ぜひこの記事を最後までお読みになって、今後の参考になさってくださいね。
なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。
Qoo10の利用ユーザーは、20代~40代の女性が最も多いと言われており、利用者の80%以上がスマートフォンからの閲覧になっています。
他の大手ショッピングモールでは、ユーザーが商品検索をして流入することが多いのですが、Qoo10ではQoo10自体が発行するメールマガジンやタイムセール企画、ランキングからの流入がほとんです。
ですのでまずは自社販売予定の商品と、Qoo10の相性が合っているかを考えましょう。
例えば男性向けの商品やシニア層向けの商品である場合は、Qoo10にて販売したとしても売れる可能性が低いのですが、20代女性に人気のある商品や、主婦層が求める商品であれば、Qoo10と相性が良いと考えられます。
スマートフォンユーザーは、ショッピングモールの利用率が非常に高い傾向があります。
出店前に他のスマートフォン系ショッピングモールと比較してみましょう。
そしてQoo10と比較し、ターゲット層は適切であるのか、クーポンの還元率は理想通りか、初期費用や年間手数料はどうか、ということを調査していきましょう。
もし今後多店舗展開を検討している場合においても、このように他のショッピングモールと比較することは非常にためになることですので、ぜひ行って下さい。
ネットショップを開業し、最初の出店場所としてQoo10を検討している場合には、少し検討し直した方が良いとも言われています。
なぜなら、Qoo10はプッシュ型モールとしての傾向が非常に強いので、そうでない場合は商品が売れにくい傾向にあるのです。
商品をより多く登録し、商品名やキャッチコピーにキーワードを設定し、リピーターを育てるという流れを繰り返すことこそ、ネットショップのセオリーなのですが、Qoo10は「プロモーション」という広告機能があり、Qoo10での商品露出方法は、「Qキャッシュ」と呼ばれるQoo10内のポイントを購入し、そのポイントを利用して販促活動を実施するのです。
さらにQoo10で開催されているタイムセールや共同購入などのイベントに参加する場合には、このプロモーションを行わなければならず、このプロモーションを行わないネットショップの商品は売れにくい可能性があるのです。
また、Qoo10自体が日本国内のショッピングモールではなく、海外から入ってきたショッピングモールでありますので、管理画面などが少し使いづらいという声もあり、よくも悪くも少しクセがあるショッピングモールなのです。
ですので、ネットショップ運営のためのノウハウが分かっていない場合は、最初の出店場所としてはあまりおすすめできないのです。
実際長くQoo10でネットショップを出店している方も、他のネットショップと比較するとリピーターが付きにくいことを挙げていることもありますので、しっかり検討してから出店するようにしましょう。
以上、ネットショップを「Qoo10」に出店する前に確認しておくべき3つのことについてお話しさせていただきました。
Qoo10へネットショップの出店を検討されている方は、まず自社商品がQoo10で売れる可能性があるのか、ということを考えてQoo10ならではの戦略を考案しなければ、どれだけ価格を下げたとしても大きな売り上げには繋がりにくい場合があるのです。
もちろんその販促活動が当たれば、大きな月商を狙うことができるショッピングモールではありますので、ターゲットをしっかり理解し、そのターゲットにマッチする商品なのであれば、出店を検討してみてくださいね。