単品リピート通販で売上を上げることが出来る「マーケティング・オートメーション」

通販サイトを運用していると、「マーケティング・オートメーション」という言葉を耳にすることがあると思います。

「マーケティング・オートメーション(MA)」と呼ばれるくらいなので、何となく「マーケティングを自動化することかな?」とぼんやりとしたイメージを抱くかと思います。

しかし、この「マーケティング・オートメーション」をしっかりと使いこなすことが出来れば、効率も利益も上げることが出来ます。

そこで今回は、「マーケティング・オートメーション」とはどのようなものなのかについてご紹介していきたいと思います。

なお、単品リピート通販についての基礎知識等はこちらの記事にまとめていますので、ぜひ読んでみて下さい。

「マーケティング・オートメーション」とは

アメリカの調査会社において、「マーケティング・オートメーション(MA)」とは以下のように定義されています。

“メール・Webサイトのアクセス分析・見込み客の見極め・キャンペーン管理・サイトレポートなどの機能を1つのソフトウェアで一括管理することで、マーケティング業務と営業・データの共有などを行うこと”

かなり長々と説明されている定義ですが、簡単に言うと「マーケティングにおける見込みユーザーの獲得を効率化しつつ、利益を上げるための有効手段をどんどん打ち出すことが出来るシステム」ということです。

ですので、「マーケティング・オートメーション(MA)」を整えることが出来れば、「営業部門のために商談を増やす」ことが可能になります。

この「マーケティング・オートメーション(MA)」を通販サイトに活用すると、

・見込み顧客が新規顧客になってくれる

・既存顧客がリピーターになってくれる

と言った、通販サイトを運営する際の課題の一つである「顧客の獲得」が可能になります。

「マーケティング・オートメーション(MA)」の注意点

上記の定義だけを見ると、顧客獲得に繋がる「マーケティング・オートメーション」は非常に魅力的なシステムですが、このシステムを整えるには「マーケティング・オートメーション」の注意点を理解しておく必要があります。

注意点①:「マーケティング・オートメーション(MA)」を実践したからと言って売上に直接反映されるわけではない

結果的に利益を上げることが可能な「マーケティング・オートメーション」ですが、「マーケティング・オートメーション」はあくまでも現時点での見込み客や既存客への最適化を図る施策になります。

ですので、あくまでも自身のサイトへのアクセス数や問い合わせ数の母数が限度になります。

なので、より「マーケティング・オートメーション」の効力を発揮させたい場合は、「マーケティング・オートメーション」を導入する前に

・リスティング広告の強化

・アクセス数やCV数を増やす

と言った対策を行う必要があります。

注意点②:ユーザー目線のオファリングが整っていなければ効力は発揮しない

注意点①で「マーケティング・オートメーション」は、見込み客や既存客などの母数が限度であるとご紹介しましたが、その他にもユーザーへのアプローチとして有効な「セミナー」や「メルマガ」と言った顧客へのアプローチ環境がしっかりと整っていなければ、「マーケティング・オートメーション」を行っても思うような結果は出ません。

ですので、魅力的な「マーケティング・オートメーション」ですが、事前の顧客に対するマーケティングやアプローチをしっかり行う事が出来ていなれば、意味のない施策ということです。

まとめ

今回は、「マーケティング・オートメーション」と呼ばれる施策についてご紹介してきました。

「マーケティング・オートメーション(MA)」とは、見込み客のリスト化を行い、そのリスト化した顧客に対してリスティング広告やメルマガなどを積極的に行った上で、見込み客を新規顧客に・既存客をリピーターにするための施策です。

ですので、

・見込み客が少ない
・自分のサイトへのアクセス数やCV数が少ない

と言ったサイトを運営している方は、まだ導入すべきではないと思います。

「マーケティング・オートメーション」はあくまでも、見込み客やアクセス数などの母数によって効果の出方が全然異なります。

そこでまず、行ってほしいのは基本的なことですが

・サイトへのアクセス数を増やすための施策
・顧客との距離を縮めるためのメルマガや顧客対応
・リスティング広告などの積極的な露出

などです。

これらの施策をしっかり行った上で、顧客のリスト化が出来て初めて「マーケティング・オートメーション」の効力が発揮されます。

売上を上げることが出来るからと言って、むやみやたらに「マーケティング・オートメーション」を導入しても、システム費用だけが負担になるので、必ず事前の準備やマーケティングをしっかり行うことをおすすめします。

しかし、「マーケティング・オートメーション」が効力を発揮すれば、間違いなく作業の効率化や結果的に利益を上げることに繋がるので、いずれ導入するべきシステムの一つではあると思います。